上昇気流の最新記事

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【上昇気流】日本人はそばが好き

全国各地で新そば祭りが開かれている。長野県の松本市ではこの連休に行われ、大勢の観光客がやって来て市内の店舗には長い行列ができたという。このほか、山形県、福島県はじめ産地でイベントが相次ぐ。

【上昇気流】歌を忘れたカナリア

金糸雀。漢字ではこう書く。カナリアである。随分と昔、とある場所で見掛けたことがある。そこはトンネル、いや地底と言うべきか。北朝鮮が韓国に向けて掘った「南侵トンネル」の中である。

【上昇気流】体力低下を招く生活習慣

スポーツの日は1964年の東京五輪を記念し、その2年後に「体育の日」として制定された。五輪が開かれた60年前と比べて日本人の体格は遥(はる)かに向上したが、体力の方は必ずしもそうではない。

【上昇気流】IOC会長選挙に日本人

国際オリンピック委員会(IOC)の会長選に、国際体操連盟(FIG)会長の渡辺守成氏が名乗りを上げた。会見で「欧州中心のIOCから、本当の意味での国際機関に変革すべきだ」と訴えた。

【上昇気流】憎しみと復讐を越えて

パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスの軍事攻撃に伴うイスラエルとの武力衝突が始まって1年が経つ。人質解放と停戦を呼びかける交渉は難航を極め出口を見いだせないが、この中であるパレスチナ人医師の動向が注目されている。

【上昇気流】真田広之さんの冒険

秋になって肌寒い風が吹くようになった。街路のケヤキの木も路上に少しずつ枯れ葉を落としている。実りの秋はまた物思いを誘う。こんな時には、どこかへ旅に出掛けたくなるかもしれない。

【上昇気流】映画好きだった安倍氏の選挙

6戦6勝。2012年に安倍晋三元首相が自民党総裁に返り咲いて以降、首相退陣までの約8年間に行われた国政選挙の成績だ。安倍氏は選挙にめっぽう強かった。なぜだろうと改めて考えてみた。

【上昇気流】北極の環境変化

「世界で最も速く温暖化が進む北極では、既に生態系や人々の生活に変化が起き始めた。それは、日本がそう遠くない未来に直面する現実でもある」(小紙10月8日付「66°33’N 北極が教えるみらい」)。

【上昇気流】ホームレスの「5則」と政治家

ホームレス(路上生活者)には「負の5則」というのがある。5則といっても決まりでも定めでもない。学者が唱えたものでもない。ざっくり言えば、五つのマイナスの共通項で、気流子が東京都内でホームレス支援に関わっていた時に勝手に名付けた。

【上昇気流】「砂山」の向こうに

海は荒海 向こうは佐渡よ――。誰もが知る童謡「砂山」の出だしである。美しい旋律とともに砂山とその向こうに広がる日本海が、絵のように浮かんでくる名曲である。第1節の終わり「お星さま出たぞ」から、一番星が光る海の夕景を思い描く人もいるだろう。

【上昇気流】英国が石炭火力を全廃

一昔前、小学校の教室に暖房器具としてあった石炭ストーブ。石のような黒い塊が燃え盛るのを不思議な心持ちで見ていたのを思い出す。

【上昇気流】黒松内町のブナ林

日本列島を「水の回廊」と呼んだのは写真家の水越武さんだった。豊かな水に恵まれ、その水の美しいことが特徴だからだ。日本各地でブナの森を撮影してきた経験に基づいていた。

【上昇気流】アナウンサーと解説者

テレビで相撲を見ることが多い。スポーツ中継だからアナウンサーが必ずいる。彼らは力士の昇進に関心を持つことが多い。特に相撲の場合、場所ごとに力士の番付が変化するのは当然だ。

【上昇気流】中国の禁輸緩和の余波

中国の日本水産物の禁輸緩和を、水産業者が歓迎するのは当然の話だ。しかし一方で、中国で人気のウニやノドグロなど高級食材の値段が上昇し、国内の消費離れを懸念する声も少なくないようだ。

【上昇気流】石破茂という「孤高」

石破茂首相が「アジア版NATO」構想を説いている。自民党総裁選の論議の中でも述べており、思い付きの問題提起ではないだろう。迫り来る「核脅威」から国民の安全を確保するため「核共有」を検討すべきとの思いがその背景にあるようだ。

【上昇気流】大リーグ観客席の「伝統」

赤ちゃんを抱っこしているパパ。ビッグサイズのバーガーをかじっているママ。その間に座った坊やが、ニコニコ顔で両親に話し掛けている――。米大リーグのテレビ中継で映し出された一場面である。

【上昇気流】10月は食品ロス削減月間

10月は「食品ロス削減月間」である。令和元年の10月1日に施行された「食品ロス削減推進法」で定められた。食品ロスへの認識は、少しずつ浸透しているように見える一方、まだまだという感じもする。

【上昇気流】子供は宇宙の宝

「子供は風の子」と言われ、真冬の時期に外から子供の声がよく聞こえてきたものだが、近年あまり聞かない。その一方で、今夏、強い陽光の下、幼児が親を引き連れるように公園などに行き、水浴びを飽かずにしているのを見て、子供は光の子だとつくづく思ったりした。

【上昇気流】大分市の中にある「熊本」

大分県の鶴崎という町を訪れた。大分市内の約1300人の小さな町だが、江戸時代は瀬戸内海を繋ぐ東九州の表玄関だった。近隣の諸大名は港湾の小島にそれぞれの船場を設け参勤交代をしたというから要衝の地だ。

【上昇気流】実りの秋とは言うけれど

朝晩はクーラーを点(つ)けていないと眠れないくらいの暑さが収まり、少し肌寒くなっているほど。体感と季節感のずれが、ようやくなくなったということだろうか。

【上昇気流】能登復興へ強くアクセルを

「空の神様を恨みたくなる」「どうして能登ばかり」――。元日の地震からようやく本格的な復興に歩みだした能登を襲った大雨被害。地元の人たちからこんな言葉が出てきても無理はない。

【上昇気流】「魔女の故郷」のハロウィーン

長野県塩尻市で巨大なカボチャの収穫が行われた。市内で開催されるハロウィーンイベント用で、トラックに積んだのは150個ほど。大きいものは70㌔にもなるという。

【上昇気流】「再起動」福田和也氏逝く

「なぜ日本人はかくも幼稚になったのか」――。文芸評論家の福田和也氏の代表的な書籍のタイトルである。氏の訃報が届き、真っ先に思い浮かんだ。

【上昇気流】成長する大の里への期待

大相撲秋場所は、関脇大の里が14日目に優勝を決め、大関昇進を確実にした。照ノ富士の休場で横綱不在の場所だったが、連日の満員御礼で盛り上がった。人気力士は多いが、やはり大の里の存在が大きかった。

【上昇気流】デブリ取り出しを中断

東京電力福島第1原発事故で格納容器まで溶け落ちた2号機の核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業。30~40年かかるとみられる廃炉のための第一歩だが、再び中断された。事故があった3基からデブリを取り出すのは世界でも初めてのこと。

【上昇気流】もう一つの「冷戦」終結

自民党総裁選も佳境に入り、すでに終盤を迎えている中、派閥解消という異例の状況下で、今回の総裁選はなかなか読めないという声を、政治評論を生業にする人たちから聞いた

【上昇気流】異常気象とセミ

9月になっても異常な暑さが続いている。今は異常で済んでいるが、いずれはそれが通常になったらたまらない。その可能性も高い。異常気象下でも、セミは鳴く。ニイニイゼミは10年ぐらい前から声が聞こえなくなった。セミが減ったのではなく、耳の事情だ。

【上昇気流】ロンドンの漱石と焼き栗

取材で訪ねた長野県軽井沢。ススキの穂が風に揺れ秋の到来を告げていた。旧近衛文麿(このえふみまろ)別荘へ通じる林の中の小道には栗の実が落ちていた。ぱっくりと開いたイガの中に文字通り栗色の実が覗(のぞ)いている。

【上昇気流】サイトウ良さんの遺作展

版画家サイトウ良さんの遺作展が東京・銀座のギャラリーGK(中央区銀座6の7の16)で開催中だ。サイトウさんは第2回ストックホルム国際版画展(1995年)で金賞を受賞し、その作品は欧米でも高く評価されてきた。

【上昇気流】五穀豊穣「黄金の国」

「黄金の国ジパング」とは、マルコ・ポーロの『東方見聞録』にある日本のことだ。黄金とは文字通り、金銀の黄金を指すそうだが、それがなくても「黄金の国」を実感できる。それが今。稲穂がたわわに実った田園風景に、である。

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