上昇気流

【上昇気流】(2022年8月31日)

文部科学省は、デジタルや脱炭素など、成長分野を担う理工系人材の育成強化に取り組む大学や高等専門学校を支援し、学部や学科を再編する時の初期費用などを援助するという。数千億円規模の基金創設の方向で、壮大なプランだ。

【上昇気流】(2022年8月30日)

来月27日に行われる安倍晋三元首相の国葬に際し、政府は各省庁に弔旗掲揚や黙祷(もくとう)による弔意表明を求める閣議了解を見送る方針を固めたという。哀悼の意を示す閣議了解は、2020年の中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬などでも行われてきた。国葬で行わないというのは筋が通らない。

【上昇気流】(2022年8月29日)

現役で芸歴最長の落語家だった三遊亭金翁さんが93歳で亡くなった。昨年11月には川柳川柳さんが90歳で亡くなった。お二人とも晩年まで高座に上がって笑いを取っていたので、急に寂しくなった。

【上昇気流】(2022年8月28日)

仰向けになったセミの姿をよく見掛けるようになった。土に還(かえ)る瞬間を待つ姿だが、それにしても虫の死体で目立つのはセミが多いようだ。

【上昇気流】(2022年8月27日)

「白河の関越え」が今週、話題になった。夏の高校野球で宮城県の仙台育英が覇者となり、優勝旗が初めて東北にもたらされたからだ。新聞紙上には能因や西行ら名だたる歌人の関にまつわる和歌が紹介されていたが、この人の名がなぜかなかった。

【上昇気流】(2022年8月26日)

原子力潜水艦の保有について議論が盛んになってきている。現在の保有国は米英仏中露印の6カ国だが、オーストラリアが昨年、米英との新たな安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」を通じて原潜を導入することを決めた。韓国や北朝鮮も保有を目指している。

【上昇気流】(2022年8月25日)

福島県のJR郡山駅から磐越西線に乗って猪苗代駅へとたどった。この地方へはよくドライブで出掛けるのだが、今回は列車2両のローカル線で。磐越自動車道ができる前はこの列車によく乗ったものだ。

【上昇気流】(2022年8月24日)

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、北条政子が「こんなことがいつまで続くんです?」と6歳年少の弟北条義時に言う。義時は「私に言わないでください」と答える。「私だって分からない」という意味だろう。

【上昇気流】(2022年8月23日)

<都をば霞とともに立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関>。三十六歌仙の一人、能因法師の有名な歌である。奥州の三関の一つ、白河の関は、この歌によって歌枕として脚光を浴びることになる。後に諸国を行脚した西行も<白河の関路の桜咲きにけりあづまよりくる人のまれなり>と詠んだ。

【上昇気流】(2022年8月22日)

このほど73歳で亡くなった医学博士の近藤誠氏は1980年代半ば、乳がんに対する「温存療法」を積極的に進めて「乳ガンは切らずに治る」という論文で知られた。当時の学界では、乳がんも含めがんは切除がいわば常識だったが、真っ向から異議を唱え、切らない治療を実践した。

【上昇気流】(2022年8月21日)

都会ではアリ以外に昆虫を見掛ける機会は少ない。チョウもトンボも、自然の少ない環境のせいか、姿を見る機会はめったにない。一匹でも見た時はほっとするものがある。

【上昇気流】(2022年8月20日)

きょうは、樺太・真岡郵便電信局の電話交換手9人の乙女たちの命日である。終戦直後の1945年8月20日、ソ連軍の侵攻が迫る中、最期まで電話交換の業務を続け、凌辱から身を守るため自決した。

【上昇気流】(2022年8月19日)

3年ぶりの行動制限のないお盆休みということで、郷里で旧友たちと久しぶりに語り合う機会があった。中学時代の友人とは実に卒業以来で話が弾み、特に先生たちの思い出で盛り上がった。

【上昇気流】(2022年8月18日)

東京都八王子市にある高尾山に登った際、1号路のあちこちでヤマユリを見掛けた。風格があって見とれたが、高尾登山電鉄の「やまゆり再生プロジェクト」が2年前から球根を植え始めたそうだ。

【上昇気流】(2022年8月17日)

今月初めの大雨による土石流で、住宅などに大きな被害が出た新潟県村上市。市内の小岩内地区では、過去の水害の教訓を生かし、区長が公民館に避難していた住民を高台の民家へ移して難を逃れた。

【上昇気流】(2022年8月16日)

台風8号通過後の雨もよいの空の下、帰省先で先祖の墓参りをした。墓は里山の一画にあるので、久しぶりに田舎の自然に触れるいい機会でもある。墓所に着くころには幸い晴れ間も出てきた。

【上昇気流】(2022年8月15日)

終戦の日を迎え、今年2022年は終戦から77年。77年というのは明治維新から太平洋戦争終結までの期間と同じ長さだ。日本社会は敗戦により急激な変化が生じたが、伝統産業の中には急激な落ち込みを見せたものも少なくない。

【上昇気流】(2022年8月14日)

かつて故郷の墓参りに行った時、ずいぶん街の雰囲気が変わっていたことに驚いた。駅前の商店街は再開発で広々とした空間になり、無機質なビル街となっていた。

【上昇気流】(2022年8月13日)

19世紀半ば、南北戦争最中の米国に貧しい少年がいた。ミシガン州デトロイト近郊を走る列車内で新聞やキャンデーを売ったり、駅で働いたりしていた。ある日、列車に轢(ひ)かれそうになった幼い男の子を危険も顧みずに助けた。

【上昇気流】(2022年8月12日)

3年ぶりの行動制限のないお盆休みで、帰省ラッシュがピークを迎えている。子供などは3年も見ないと、見違えるように成長するものだ。故郷のおじいちゃんやおばあちゃんは、さぞかし目を見張ることだろう。

他のオススメ記事

Google Translate »