上昇気流

【上昇気流】(2022年3月26日)

「無用の我をすてて、おのが船になれ、風になれ、潮になれ」――。作家の司馬遼太郎は江戸期の廻船商人、高田屋嘉兵衛の生涯を『菜の花の沖』で描く。司馬作品でも数少ない江戸中期の物語だ。

【上昇気流】(2022年3月25日)

ロシアのウクライナ侵攻から1カ月が経過した。当初ロシア軍が首都キエフを制圧するのは時間の問題とみられていたが、ウクライナ軍の反撃も始まっている。ウクライナ国防省はキエフの西約50㌔にあるマカリフを奪還したと発表した。

【上昇気流】(2022年3月24日)

クリミア半島併合から8年の関連行事で、観衆に手を振るロシアのプーチン大統領=18日、モスクワ(AFP時事)

【上昇気流】(2022年3月23日)

建築事務所トップと若手スタッフの対話。若手は「もっと住民の声を聞くべき」として事務所トップを批判する。NHKテレビで放送されたものだが、若手の言い分は「建築家に個性は不要」ということのようだ。

【上昇気流】(2022年3月22日)

87歳で亡くなった俳優の宝田明さんの若い頃の代表作といえば、東宝映画のゴジラ・シリーズを挙げる人が多いだろう。しかし気流子は、昭和36年公開の「世界大戦争」(松林宗恵監督)を思い出す。

【上昇気流】(2022年3月21日)

宮城県や福島県で震度6強の揺れを観測した地震は、都内でも震度4を観測。この地震の2分ほど前にも大きな揺れがあった。私事で恐縮だが、気流子は最初の揺れに夢うつつだった。だが、2度目のは床に広がるような振動で飛び起き、立ちすくんだ。

【上昇気流】(2022年3月20日)

春は出会いと別れの季節だという。この時期、卒業式と入学式(入社式)、人事異動などが行われることがあるだろう。時系列的に言えば「別れと出会い」だが、語順としては収まりが付かない。「出会いと別れ」の方が慣れ親しんでいる。

【上昇気流】(2022年3月19日)

「ウクライナ」が報じられるたびにこの人の顔が浮かぶ。アレクサンドル・ソルジェニーツィン氏(1918~2008年)。旧ソ連の反体制作家で、過酷な収容所生活を描いた『イワン・デニーソヴィチの一日』や『ガン病棟』でノーベル文学賞を受賞した。

【上昇気流】(2022年3月18日)

一昨日の深夜は、緊急地震速報の後の激しい揺れで、11年前の東日本大震災を思い出した。神奈川県の自宅にいた気流子ですらそう感じたのだから、震度6強の宮城県や福島県ではなおのことと思われる。

【上昇気流】(2022年3月17日)

取材でカメラを使う機会が多かった。かつては白黒フィルムを使用し、暗室で現像のやり方を教わったこともあった。その後カラーフィルムとなったが、今はネガフィルムを用いないデジカメだ。

【上昇気流】(2022年3月15日)

ウクライナに侵攻したロシア軍が、シリアで傭兵(ようへい)を募集している。ロシア側は1万6000人の応募があったと発表した。ウクライナ軍の激しい抵抗でロシア軍に想定を超える戦死者が出ていることが背景にあるようだ。

【上昇気流】(2022年3月13日)

小中学校の国語の教科書で文学作品の魅力に開眼した。と書くと気恥ずかしいが、気流子が読書をするきっかけは、そうだった。学校の授業は、その意味で多くの作家と作品を教えてくれた。

【上昇気流】(2022年3月12日)

「備えなき者は滅びるしかなくなる」―― 。ルネサンス期の政治思想家マキャベリはそう言っている。ロシアのウクライナ軍事侵攻で浮上した「核危機」にも該当しよう。

【上昇気流】(2022年3月11日)

「21世紀になってこんな酷(ひど)いことが起きていることが信じられない」――。ロシアの激しい攻撃を避け、地下に避難したウクライナ人妊婦の言葉だ。いまウクライナで起きていることを見ながら、同じような感想を持つ人は多いだろう。

【上昇気流】(2022年3月10日)

新型コロナウイルス蔓延(まんえん)の影響で、さまざまな催しが延期になったり、中止になったりしてきた。音楽演奏の世界は危機的状況にあるが、ピアニスト大井美佳さんのミニトークコンサートを聴く機会があった。

【上昇気流】(2022年3月9日)

NHKの大河ドラマも歴史学の成果を反映する。人物評価の変化もその一例だ。一昨年は明智光秀、今年は北条義時。いずれも、悪人か不人気者だ。主君を殺害した光秀、上皇を島流しにした義時。従来の基準では大河ドラマの主人公にふさわしくない人物が、堂々と主役となっている。

【上昇気流】(2022年3月8日)

ロシア軍の攻撃が激しさを増す中、義勇兵約2万人が既にウクライナ入りしている。ウクライナのクレバ外相が米CNNに語った。多くは欧州からという。日本にも元自衛官を中心に志願者が約70人いるとの報道もある。

【上昇気流】(2022年3月7日)

ホンダが車両製造を担い、ソニーは車内を快適な移動空間にするエンターテインメント環境などのサービス基盤を提供して2025年に電気自動車(EV)第1弾モデルの販売を目指す。

【上昇気流】(2022年3月6日)

俳人の稲畑汀子さんが亡くなった。俳句雑誌「ホトトギス」の主宰を長く務めていたことで知られている。祖父は高浜虚子、父が高浜年尾という俳句の名門一家の出。

【上昇気流】(2022年3月5日)

第1次大戦末期の1918年10月、ドイツの若き学徒兵が戦死した。その日は全戦線にわたって穏やかで、司令部報告にはこうあった。「西部戦線異状なし、報告すべき件なし」(レマルク著『西部戦線異状なし』新潮文庫)。

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