上昇気流の最新記事

最新記事一覧

【上昇気流】(2022年5月8日)

ゴールデンウイークでは、日本各地の観光地が人であふれていたことが報道された。そのせいなのか、東京郊外の気流子が通勤に使っている道がかなり空(す)いていた。人の流れも少なく、車の往来もそれほどなかった。

【上昇気流】(2022年5月7日)

憲法記念日の新聞社説の中に鈴木義男氏の名を見つけ、憲法の制定論議がなされた第90回帝国議会(1946年)のやりとりが脳裏に浮かんだ。鈴木氏は日本社会党の結成に関わり、片山・芦田内閣で司法相などを務め、憲法制定にも関与した▼社説は鈴木氏が憲法に「生存権」を盛り込むように訴え実現させたとし、これをもって「米国側の『押しつけ』ではなかった」と論じていた。脳裏に浮かんだのはそのことではない。憲法前文をめぐる鈴木氏の嘆き節だ。

【上昇気流】(2022年5月6日)

京都の祇園祭、岐阜県高山市の高山祭などユネスコ無形文化遺産に登録されている「山・鉾・屋台行事」33件の一つ、石川県七尾市の青柏祭の曳山行事が3年ぶりに行われた。高さ12㍍、重さ20㌧もあり、日本一の大きさを誇る3基の山車は「でか山」の愛称で親しまれている。

【上昇気流】(2022年5月5日)

ウクライナ東部のドンバス地方では、支配拡大を目指すロシア軍とウクライナ軍との激しい攻防が続いて膠着(こうちゃく)状態にある。ロシア軍の作戦に遅れが生じているとの分析もある。

【上昇気流】(2022年5月4日)

米電気自動車大手テスラの最高経営責任者であるイーロン・マスク氏が米ツイッター社買収に成功した。買収の目的はさまざまだろうが、ツイッター社が投稿者を監視しながら、その評価を自在に上げ下げしている点に疑問を持ったことも一因だ。「評価の根拠が分からない。恣意(しい)的なのではないか」との疑念はあったようだ。

【上昇気流】(2022年5月3日)

大型連休で金沢市を訪れた。今年は3年ぶりに新型コロナウイルス感染対策での行動規制がなく、人出は戻ってはきているが、ひと頃に比べるとまだまだという感じだ。新幹線の自由席も十分余裕があった。

【上昇気流】(2022年5月2日)

知床遊覧船遭難事故を起こした運航会社「知床遊覧船」のずさんな安全管理の実態が次々と明らかになっている。事故当日、出航を決めたいきさつはその最たるもの。

【上昇気流】(2022年4月5日1)

ゴールデンウイークはきょうで3日目。初日の4月29日はあいにくの雨で肌寒かった。東京・吉祥寺に出掛け、雨で人出は少ないだろうと思っていたら、家族連れや若いカップルなどで混雑していた。

【上昇気流】(2022年4月30日)

かつて「ゆとり教育」で日本の子供たちの学力が著しく低下したことがある。2006年の国際的な学習到達度調査(PISA)は散々な成績で、これを契機に「脱ゆとり」へと舵が切られた。

【上昇気流】(2022年4月29日)

きょうは「昭和の日」。昭和天皇の誕生日である。ウクライナ政府の公式とされるツイッターに、昭和天皇の顔写真をヒトラー、ムソリーニと並べた動画が投稿され、SNS上で批判が相次いだ。日本政府も駐日ウクライナ大使館とウクライナ大統領府に抗議したため、すぐに写真は削除された。

【上昇気流】(2022年4月28日)

冷戦時代末期にソ連を旅したことがあった。1990年4月、モスクワのホテルで荷を解いてテレビのスイッチを入れると、ドキュメンタリーフィルムが放映されていた。救世主キリスト大聖堂の爆破場面だ。

【上昇気流】(2022年4月27日)

ロシアのウクライナ侵攻が続いており、天然ガスや石油の供給不安から各国のエネルギー事情に大きな変化が生まれている。欧州連合(EU)の石炭火力の比率は侵攻前の10%から13%に、特にドイツでは25%から37%に急上昇。中国も石炭を増産するという。

【上昇気流】(2022年4月26日)

新型コロナウイルスの感染拡大で、リスクの高い首都圏から地方へ移住する動きが若い世代を中心に続いている。これが確かなトレンドになるのかどうか注目されるが、NHK・BSでこの4月から「いいいじゅー!!」という新番組が始まった。

【上昇気流】(2022年4月25日)

北海道・知床沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ」が浸水し、多くの死者が出ている。捜索が続いているが、残りの乗客乗員の無事を願うばかりだ。

【上昇気流】(2022年4月24日)

「行き行けど菜の花の黄の地平線」(藤丹青)。菜の花は黄色という色彩だけでインパクトがある。種からとろりとした油が取れるというのは、花を見ただけではなかなか結び付かない。

【上昇気流】(2022年4月23日)

令和になって、もうすぐ丸3年。早くも政権は安倍―菅―岸田の3代目へと移ろい、世界はウクライナ戦争でついに暴風圏に突入した。長かったような短かったような。妙な感覚の3年である。

【上昇気流】(2022年4月22日)

青と黄の2色から成るウクライナ国旗は、今や日本人にもよく知られるようになった。青は空、黄は麦畑を表すというが、ウクライナのひまわり畑を想像する人もいるだろう。

【上昇気流】(2022年4月21日)

東京でサクラの花が終わる頃、栃木県日光市の霧降高原に出掛けた。標高1000㍍の樹林帯の山道を歩いてみると、まだ春には遠く、草木も花開かず、目にしたのはたった1本、マンサクの黄色の花だけ。

【上昇気流】(2022年4月20日)

W・アイザックソン著『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(上下/文春文庫/近刊)を読むと、万能の天才のさまざまな興味深い一面がよく描かれていて面白い。例えば芸術のジャンルの優劣。芸術のジャンルは多様だが、「ジャンルなんかどうでもいい」ではなく、「絵画と彫刻を比べれば、絵画が勝っている」と言い切ったのがダビンチ(1519年没)だ。

【上昇気流】(2022年4月19日)

ウクライナには30年ほど前に1度訪ねたことがある。ソ連のゴルバチョフ大統領(当時)によるペレストロイカ(改革)の時代で、ちょうど今頃の季節だった。雪が散らつくモスクワの飛行場を飛び立ち、機上から見下ろしたウクライナの大地は緑が濃く、豊かだった。

【上昇気流】(2022年4月18日)

母親の骨盤と胎児の肩幅は対応関係にあることが分かったと、京都大の森本直記准教授らのグループが学術誌「米国科学アカデミー紀要」に発表した。

【上昇気流】(2022年4月17日)

「春愁や草を歩けば草青く」(青木月斗)。春の草花は情緒にあふれている。凍った大地から芽生える草の青さもそうだが、梅にしても、桜にしても、そして菜の花やタンポポでも、心に明るい微妙なさざ波を起こさせる。

【上昇気流】(2022年4月16日)

樹齢1000年を誇る福島県の三春滝桜は、国の天然記念物に指定されて今年で100年になる。今週前半は初夏を思わせる陽気で、一挙に満開になったというので訪ねた。

【上昇気流】(2022年4月15日)

ウクライナに侵攻したロシア軍の民間人虐殺や残虐な攻撃が次々と明らかになる中、「戦争犯罪」を追及する動きが強まっている。国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は首都キーウ近郊ブチャを訪問。「犯罪が行われていると信じるに足る合理的な根拠がある」と語った。

【上昇気流】(2022年4月14日)

ある歴史学者の著作の数々について、学生時代以来、長い間付き合ってきた。振り返ってみると、その仕事ぶりから学者としての篤実な生き方まで感じられる。

【上昇気流】(2022年4月13日)

京都大学の研究用原子炉KUR(大阪府熊取町)の運転が2026年5月で終了し、廃炉になることが分かった。「えっ、大学にも原子炉があるんですか?」と聞き返されそうだが、日本では商業用原子炉のほか研究・実験炉が1971年までに5大学に設置された。

【上昇気流】(2022年4月12日)

ウクライナの首都キーウ制圧に失敗したロシア軍が、東部制圧への動きを加速している。米メディアによると、13㌔に及ぶロシア軍の車列が東部に向かっており、プーチン大統領は侵攻作戦を統括する司令官にアレクサンドル・ドボルニコフ上級大将を任命した。

【上昇気流】(2022年4月10日)

「風光るとき海遥か山かすか」(稲畑汀子)。先日、桜が散った川端の遊歩道を歩いていたら、春らしい日差しがあふれていた。このところ、数日、雨や風を交えた寒い日が多かったのがウソのようだ。

【上昇気流】(2022年4月9日)

国連とは何ぞや。ハマーショルド第2代国連事務総長は「国連が創られたのは人類を地獄に落とさないようにするためであって、天国に連れて行くためではない」と言った。それを「最低限の仕事」とした。

【上昇気流】(2022年4月8日)

ウクライナに侵攻したロシア軍の戦争犯罪が次々と明らかになっているが、その証拠隠滅のため、虐殺した住民の遺体を移動式焼却炉で焼却していた疑惑が深まっている。何という冷酷さ、残虐さだろう。

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