上昇気流の最新記事

最新記事一覧

地方を回れば廃校だらけ【上昇気流】

卒業式シーズンである。神奈川県の清川村立宮ケ瀬中学校では、たった一人の生徒の卒業式が行われた。同校は来年度で休校となる。少子化、過疎化が進む中、全国で毎年450~500の公立小中学校が廃校になっている。

被害者史観による中国史【上昇気流】

ある風景も位置を変えると違った景色に見える。生物学者で登山家の今西錦司は晩年、「風景派」を自認していた。登山の最高の喜びは風景を見ることにある、と。登山家が移動することで山々も姿を変える。

「産めよ」を咎める妖怪【上昇気流】

『古事記』では、イザナギとイザナミが最初に産み出した神を「大事忍男神(おおことおしおのかみ)」と名付けている。

馬と人間の宿命的関係【上昇気流】

畜産学者で日本中央競馬会参与などを務めた沢崎坦(ひろし)が1987年に岩波新書で出した『馬は語る』という本を読んだ。もっと早く読んでおけばと思うくらい裨益するところが多く、何より馬という動物がますます好きになった。

欠かせないソーシャルワーカー【上昇気流】

病気や経済的困窮などで困難を抱える人々に対し、相談援助や法的支援を通じ生活をサポートする専門職に「ソーシャルワーク」がある。

「城」明け渡しの作法【上昇気流】

 播州赤穂藩主の浅野内匠頭が江戸城内で吉良上野介に刃傷に及びお家断絶となったことを描いた「忠臣蔵」では、赤穂城の明け渡しを巡る幕府側と城の最高責任者である大石内蔵助とのやりとりが見どころの一つだ。日本人の所作の模範ともされる。

主語が明確かどうか【上昇気流】

自国の言語は「主語」が明確であるかどうか? 日本語は主語が明確ではない言語だ。子供が学校へ行く時、「行ってきます」と言うのが日本では普通。「私は学校へ行ってきます」とあいさつするケースはあまり聞かない。

危機で問われる政治家の真価【上昇気流】

石川県知事選で前金沢市長の山野之義氏が、現職の馳浩氏を破って初当選した。得票数は24万5674票で、馳氏とは6110票の僅差だった。高市早苗首相も応援に駆け付けたが、劣勢を跳ね返すことはできなかった。

永続的な階級闘争【上昇気流】

中国の習近平国家主席が全国人民代表大会(国会に相当)の軍代表団会議に参加し、「軍には共産党に二心を抱く者がいてはならない」と述べ、綱紀粛正を指示したという。

「いのち」への追悼と鎮魂【上昇気流】

東北の詩人、宮沢賢治の「よだかの星」では、死に往(ゆ)く鳥のよだかは、にっこりほほ笑んでいた。アンデルセンの「マッチ売りの少女」も、ほっぺを真っ赤にしてほほ笑んでいた――。

防空壕の中の一体感【上昇気流】

「あたしねぇ、時々そう思うんだけど、戦争中敵の飛行機が来ると、みんなで急いで防空壕に駆け込んだわね。

生殖医療と生命倫理【上昇気流】

今年2026年は、世界初の哺乳類の体細胞クローンである雌羊・ドリーが誕生して30年になる。この間、DNA合成やその組み換え技術が格段に進歩し、生殖医療の発展は目覚ましい。ただし、科学者は生命を育むことはできても生命自体を創ることはできない。

水源の尊さとダム【上昇気流】

 気象庁の長期予報によると、今後5月にかけて全国的に気温が高く、降水量も平年より少ない。関東でも東京の水がめである利根川水系の矢木沢ダムの貯水率が3割を切っている状態で、水不足が深刻化する懸念がある。

「あの戦争」をどう見るか【上昇気流】

最近の歴史学は「歴史とは現在からの解釈」とする傾向が強い。「解釈だからそれぞれ」という相対的な見方だ。が、かつては、歴史が「必然性・方向性・主体・目的」を持つとの考えが主流だった。

東日本大震災と愛の記憶【上昇気流】

家の近くの緑道に植えられている大きなハクモクレンの木が一斉に花を咲かせた。この花が咲くと、2011年の東日本大震災を思い出す。15年前、花が満開だった頃、津波による甚大な被害が伝えられ、東京電力福島第1原発がどうなるかで日本中が緊張の中にあった。

太宰治の弟子、小山清【上昇気流】

 「太宰治は人なつっこく、ふしぎな魅力があって、多くの若い崇拝者や弟子にとりかこまれていたが、小山清と田中英光とは、弟子の中の弟子といっていいだろう」と作家の臼井吉見が「作家と作品」で書いていた。

五輪が導いた「国旗・国歌」【上昇気流】

 表彰台の中央に「日の丸」がはためき、「君が代」が演奏される。その感動の余韻が今も残る。ミラノ・コルティナ冬季五輪で「りくりゅう」こと三浦璃来さんと木原龍一さんがフィギュアスケート・ペアで日本初の金メダルの偉業を達成した。

廃虚から立ち上がった世界遺産【上昇気流】

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産の保存などに携わる人々にスポットを当てたNHKBSの「世界遺産(レガシー)ワーカー」で、ポーランドの「ワルシャワ歴史地区」が取り上げられた。復元された市街地が登録された唯一無二の文化遺産という。

相次ぐ教師の性犯罪【上昇気流】

2024年度に性犯罪や性暴力で懲戒処分などを受けた公立学校の教職員は281人に上る(文部科学省の調査)。過去最多の23年度から39人減ってはいるが、200人超は12年連続だ。教職員によるわいせつ事件は各地で相次ぎ発覚している。

故国そして故郷を知る【上昇気流】

 第26代海上幕僚長である古庄幸一さんの講演を聴く機会があった。現在は靖国神社内に事務所を置く「英霊にこたえる会」の会長をボランティアで務められている。その38年に及ぶ“防人”としての経験からも国家の要諦は「教育」であるという。

淀殿と「平和主義者」【上昇気流】

日本には少なからず「平和主義者」がいる。「平和」の中身は不明だが、平和主義者は平和そのものについて決して語らない。「平和は尊い」を繰り返すだけだ。

パナマ運河、波高し【上昇気流】

パナマ政府が、パナマ運河の両端に位置するバルボア港とクリストバル港を強制接収した。

台湾で中国のスパイ摘発【上昇気流】

 「ヴェノナ文書」が米政府によって公開されたのは1995年のこと。これは在米のソ連スパイによる、40年から44年までの本国との交信記録を解読した文書で、これを契機に近現代史の見直しが進められた。

未来への早春の「バイブ」【上昇気流】

 「未来は与えられるものではなく、自らの手で切り拓(ひら)くもの」――。先の総選挙での高市早苗首相のメッセージだ。閉幕したミラノ・コルティナ冬季五輪のモットーは「It’s Your Vibe(あなたらしさ)」だった。

楽しめた冬季五輪【上昇気流】

ミラノ・コルティナ冬季五輪では日本選手らの成長や頑張りに目を見張らされ、希望の五輪となった。

二・二六事件と陸海軍【上昇気流】

 昭和史の一大転機とも言える二・二六事件から2月26日で90年。昭和天皇の弟君である高松宮殿下は当日の日記(『高松宮日記』)で、皇居周辺は通行止めになり、やっと午後3時になって参内でき「(陛下が)御元気にて安心せり」と記されている。

マンションの管理組合【上昇気流】

昭和の終わりにマンションの管理組合の理事長を1年間やったことがある。抽選で選ばれたので意気込みも何もない。「1年が過ぎればいい」の感覚だった。総会で正式に理事長に選出されて、質疑に臨んだ。

海水温上昇がもたらす災害【上昇気流】

カキの旬もそろそろ終わるが、この冬はあまり食べることがなかった。スーパーでは例年よりも高めで数も少なかった。広島県、宮城県など主要な産地での養殖カキ大量死が影響した。

「倒すべきは岸信介」【上昇気流】

日本画壇の巨匠、前田青邨の作品に中国で描いたスケッチの数々がある。「漢俑・馬」「広州の蚤民」など。1960年に中国から招待されて、日本画家代表団の代表として訪中した時のもの。

冬季五輪・日本女子の先駆者【上昇気流】

先の衆院選での女性当選者は68人で全体に占める割合は14.6%だった。これをどう見るか、男女の比率が話題になっていたので競技たけなわのミラノ・コルティナ冬季五輪を思い浮かべた。

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