上昇気流の最新記事

最新記事一覧

やっかいな「平和」【上昇気流】

「平和」という言葉がある。「平和とは何か?」という十分な説明もないまま、メディアはただ「平和」を叫ぶことが多い。

安土城を手本にした犬山城【上昇気流】

戦国時代、国内に数万もあった城郭は、江戸時代の一国一城令で約170~300に激減した。その後も明治維新、先の大戦での空襲で破壊され、創建当時の天守閣は12城にまで減ってしまった。

佐賀の名物ワラスボ【上昇気流】

九州佐賀国際空港に降り立つと、便数が少ないせいか、意外に静かだった。ランチを取るために「さがんれすとらん志乃」へ。レストランはこの1軒だけだった。窓から眺める有明海が絶景で、しばらく見とれた。

月の女神の激しい競争【上昇気流】

「努力を怠ればわれわれは置き去りになる。そして『赤い月』が出現する」――。ケネディ第35代米大統領は1961年5月、人類を月面に着陸させると宣言し、アポロ計画を発表した▼それから65年。人類の月面再訪を目指す国際月探査「アルテミス計画」の宇宙船「オリオン」が4人の宇宙飛行士を乗せて月周回に挑んだ。

独裁者に翻弄される聖像画【上昇気流】

ソ連時代末期にモスクワのトレチャコフ美術館を訪れたことがある。レーピンなど主にロシア近代画家の作品を収蔵する美術館だが、15世紀の伝説的画家アンドレイ・ルブリョフの「至聖三者」をはじめとした古いイコン(聖像画)も有名だった。

広がるAI面接【上昇気流】

生成AI(人工知能)が面接官となってオンライン上で人物査定を行う「AI面接」。時事通信社が昨年、主要100社を対象に実施した調査では約3割の企業が導入している。

ランドセルの記憶【上昇気流】

 4月といえば入学式。特に小学校の新1年生は、そのデビューを象徴するランドセルを背負って登校する。真新しい教科書の匂いを嗅ぎ、これからの学校生活への期待に胸を膨らませる。

締め切りの延期【上昇気流】

3月から4月は変化の時期だ。変化とは「それまでとは違う」という意味だ。日本の会計年度の初めや進級、進学もこの時期だ。歴史的事情があって、明治時代ごろにその種の制度が生まれたのだろう。

桜の国に生まれた幸せ【上昇気流】

「世の中は三日見ぬ間に桜かな」――。江戸中期の俳人、大島蓼太(りょうた)のよく知られた句である。3日ほど忙しくしているうちに桜が咲いていたというものだ。そんな経験をした人は少なくないだろう。

太宰府天満宮で御本殿大改修中【上昇気流】

福岡県太宰府市にある太宰府天満宮を参拝した。先月下旬のことで、まだウメの花が咲き残っていて、開花期が長いことを知った。学問の神様・菅原道真公を祭っていることで有名だが、御本殿は今、大改修中。

時代錯誤の「宮沢答弁」【上昇気流】

宮沢喜一元首相は草葉の陰で渋い顔をされているに違いない。半世紀も前の外相時代の答弁が今日の防衛装備品の輸出拡大反対論でしばしば利用されているからだ。

緊急地震速報技術の向上を期待【上昇気流】

本紙連載「未来を守る命の教訓」の中で、東日本大震災の津波災害を免れた当時中学2年だった女性が「災害は必ず起きるという『自分事』として考えておく」こと、と防災心得を語っている。

吉田松陰の歩く遊学

 全国で桜が開花し、春本番の到来に気分も身体も外に向かう。インバウンドの勢いも衰えず、地方でも複数の外国人グループにお目にかかる。今のところ、ペルシャ湾の危機はどこ吹く風か。

淡々としていた入学・卒業【上昇気流】

卒業式の光景は、小学校の時のことが一番印象に残っている。式後、担任の先生(女性のベテラン)が大泣きしていた。怖い先生だったので「あんなに怒っていた先生が泣くのか?」と思った記憶がある。

北陸新幹線延伸ルート8案【上昇気流】

金沢から京都まで北陸新幹線と在来線を乗り継いで行った。福井県の敦賀で特急サンダーバードに乗り換えるのが相変わらず面倒だった。以前は金沢から大阪まで特急が1時間に1本くらい出ていたので、少し時間はかかるが便利だった。

神代植物公園の「椿ウィーク」【上昇気流】

中山義秀の時代小説「春日」は、文政の末年、江戸に来て隅田堤の名所を巡り歩いた南部藩の侍たちの話だ。桜が終わった頃、のどかな気持ちで古跡を訪ね、植木職人の花作りの家にも入る。

西堀榮三郎の「名言」【上昇気流】

 「問題のなきところに進歩なし」――。唱歌「雪山讃歌」の作詞で知られる西堀榮三郎(1903~89年)の名言である。その西堀にはどんな肩書が相応(ふさわ)しいのか、迷ってしまう。多方面で活躍したからだ。

ゆるキャラ恐るべし【上昇気流】

ゆるキャラブームの火付け役となった滋賀県彦根市の「ひこにゃん」が4月で誕生20年を迎える。今や全国各地の自治体にご当地キャラクターが生まれているが、日本の地方色の豊かさと「かわいい」文化の産物だ。

楽しめた“荒れる春場所”【上昇気流】

“荒れる春場所”と言われる通り、昨日まで開かれた大阪場所は、横綱大の里が序盤から休場、大関安青錦は不調で優勝戦線から早々の離脱。8日目が終わった時点で先頭は1敗で関脇霧島と平幕3人だけとなったが、最後は霧島が力を発揮し14場所ぶりの優勝が決まった。

「海峡」の死活的役割【上昇気流】

 海峡とは二つの陸地に挟まれた狭い水域で、二つの海域をつなぐ水路を指す。海上交通路(シーレーン)など安全保障上の焦点である「チョークポイント」でもある。今やホルムズ海峡は世界のエネルギー事情を左右する一大ホットスポットだ。

さまざまな桜【上昇気流】

「桜の開花がトップニュースになるのは日本だけ」と気象予報士が新聞に書いていた。言われてみればその通りだ。『百人一首』にも収録されている小野小町の歌には「花のいろはうつりにけりな」とある。「せっかくの桜の花も、すっかり色あせてしまった」という意味だ。

地方を回れば廃校だらけ【上昇気流】

卒業式シーズンである。神奈川県の清川村立宮ケ瀬中学校では、たった一人の生徒の卒業式が行われた。同校は来年度で休校となる。少子化、過疎化が進む中、全国で毎年450~500の公立小中学校が廃校になっている。

被害者史観による中国史【上昇気流】

ある風景も位置を変えると違った景色に見える。生物学者で登山家の今西錦司は晩年、「風景派」を自認していた。登山の最高の喜びは風景を見ることにある、と。登山家が移動することで山々も姿を変える。

「産めよ」を咎める妖怪【上昇気流】

『古事記』では、イザナギとイザナミが最初に産み出した神を「大事忍男神(おおことおしおのかみ)」と名付けている。

馬と人間の宿命的関係【上昇気流】

畜産学者で日本中央競馬会参与などを務めた沢崎坦(ひろし)が1987年に岩波新書で出した『馬は語る』という本を読んだ。もっと早く読んでおけばと思うくらい裨益するところが多く、何より馬という動物がますます好きになった。

欠かせないソーシャルワーカー【上昇気流】

病気や経済的困窮などで困難を抱える人々に対し、相談援助や法的支援を通じ生活をサポートする専門職に「ソーシャルワーク」がある。

「城」明け渡しの作法【上昇気流】

 播州赤穂藩主の浅野内匠頭が江戸城内で吉良上野介に刃傷に及びお家断絶となったことを描いた「忠臣蔵」では、赤穂城の明け渡しを巡る幕府側と城の最高責任者である大石内蔵助とのやりとりが見どころの一つだ。日本人の所作の模範ともされる。

主語が明確かどうか【上昇気流】

自国の言語は「主語」が明確であるかどうか? 日本語は主語が明確ではない言語だ。子供が学校へ行く時、「行ってきます」と言うのが日本では普通。「私は学校へ行ってきます」とあいさつするケースはあまり聞かない。

危機で問われる政治家の真価【上昇気流】

石川県知事選で前金沢市長の山野之義氏が、現職の馳浩氏を破って初当選した。得票数は24万5674票で、馳氏とは6110票の僅差だった。高市早苗首相も応援に駆け付けたが、劣勢を跳ね返すことはできなかった。

永続的な階級闘争【上昇気流】

中国の習近平国家主席が全国人民代表大会(国会に相当)の軍代表団会議に参加し、「軍には共産党に二心を抱く者がいてはならない」と述べ、綱紀粛正を指示したという。

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