韓国の選択
脱「文在寅路線」 「非常識」な革新政治に歯止め
上田 勇実 -
「文政権の5年間は、われわれが半世紀以上、常識と考えてきた自由民主主義と市場経済が覆されそうになった時期。だが、尹氏当選でようやくそれにも歯止めが掛かる」
韓国大手政策研究所の元所長は、尹氏当選の意義をこう語った。
対日改善に意欲 「徴用工」「慰安婦」の棘抜くか
上田 勇実 -
「お互いできるだけ早く対面でもお会いし、対話を行いたいということは、私からも先方(尹錫悦氏)からもあった」
当選した尹氏と電話会談した岸田文雄首相は、記者団に会談内容をこう明らかにした。
「日米韓」復元へ 中朝の脅威に断固対応
上田 勇実 -
今回の韓国大統領選は、得票率0・73ポイントという僅差で尹錫悦氏が勝利した、稀(まれ)に見る大接戦だった。投票終了時刻と同時に発表された地上波放送局3社による共同の出口調査でも、与党候補の李在明氏との差は極(ご)くわずか。直前の世論調査などから敗北を覚悟していた李氏陣営には一時、「十分に逆転可能」という期待が芽生え、高揚感に包まれた。
政権交代の申し子 権力に媚びぬ「公正」の人
上田 勇実 -
尹氏の当選が決まった翌日、民放が尹氏をゲストに招いて昨年9月に放送した芸能番組が再放送された。番組収録時、すでに大統領選出馬を宣言していた尹氏は、あるエピソードを紹介した。