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【連載】―命守る―災害時のトイレ対策(下)日常使いで〝備えない防災〟踏み台や収納箱が早変わり

優れた品質の防災グッズを表彰する「防災グッズ大賞」(主催・災害防止研究所)の表彰式が3日、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた。今年で7回目となる開催で、防災商品の普及を通じ、災害時の自助意識啓発につなげることが狙いだ。

【連載】―命守る―災害時のトイレ対策(上)紙製で軽量、組み立て容易 女性に配慮、衛生で安全

大規模災害のリスクを抱える日本において、避難場所の確認や非常食の備蓄などへの関心は高いが、トイレ対策は見落とされがちだ。トイレを我慢するために水分摂取を控え、脱水や体調不良で命を落とした被災者もいる。声を上げづらい問題だからこそ、関連死を防ぐ知恵と備えが必要だ。

「日本で一番偉え人やなあ」 雨しぶく北陸路へ ~福井編~ 【復刻 昭和天皇巡幸】

福井平野をうるおす九頭竜(くずりゅう)川は、岐阜県境の油坂(あぶらさか)峠付近に源を発し、坂井郡三国町で日本海に注いでいる。全長110キロ。九頭竜という名は「崩れ川」の転訛(てんか)したもの、と『大日本地名辞書』は記している。「崩れ川」の名の通り、九頭竜川はその昔ひと雨降るとたちまち氾濫した。それを治水した立役者として、1400年前の継体天皇の名が今に伝えられている。

陛下ご巡幸の地を取材して ~プロローグ~ 【復刻 昭和天皇巡幸】

昭和20年8月15日。約300万人に及ぶ尊い犠牲を払った大東亜戦争終結の日、わが日本民族は初めての敗戦を味わった。焦土と化した国土。疲弊と飢え、筆舌に尽くし難い虚脱感に襲われずに済んだ国民は、だれ一人としていなかった。

戦後80年と政党機関紙 被爆者と対話した「立憲民主」 平和安全法制扱う「公明新聞」

毎年8月になると、先の戦争についての報道が盛んになる。特に今年は戦後80年ということで、各党機関紙もさまざまな形で平和を守る方策を論じている。

戦後80年「英霊の姿から歴史学べ」 1985年本紙連載が「戦後資料」 元陸軍飛行第110戦隊付整備隊長 牧 勝美さん

80年前、沖縄戦で出撃した陸軍飛行第110戦隊付の整備兵として熊本県で終戦を迎えた元陸軍少佐の牧勝美さんは、戦前から戦後という変化の目まぐるしい1世紀を生き抜いて現在105歳。「個人を重視する価値観に変貌した現代こそ、英霊の姿から日本の歴史を学ばなければならない」と語った。

【連載】米露ウが描くウクライナ「戦後」(下)欧米は「力の外交」回復すべし プーチン氏に停戦の考えなし

ロシアのプーチン大統領は2022年3月18日、モスクワで実施されたクリミア半島併合8年目の関連イベントで、ウクライナに侵攻した「特別軍事作戦」について「ウクライナ内の親ロシア系住民をジェノサイド(集団虐殺)から解放するため」と説明した。

【連載】米露ウが描くウクライナ「戦後」(中)軍備増強に舵を切った欧州 トランプ氏交渉手腕に期待も

米国と異なり、ロシアと陸続きで長い歴史を持つ欧州の露・ウクライナ和平への考えは、米国とは決定的に異なる。基本的に今回の米露首脳会談について、ポジティブな報道は少ない。ただ、1200日を超えるロシアのウクライナ攻撃に対して、解決策を見いだせない欧州首脳は、トランプ米大統領の交渉手腕に期待も寄せている。

【連載】米露ウが描くウクライナ「戦後」(上)直接会談を打開の糸口に 露ウには依然大きな隔たり

15日の米露首脳会談を経て、18日にホワイトハウスでトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領のほか6人の欧州首脳が一堂に集い会談が行われたことで、ウクライナにおける戦争終結への機運が高まった。「戦後」を見据えた駆け引きが本格化する中、米国、ロシア、ウクライナそれぞれの思惑を探る。

インタビュー 映画「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」 原作者 漫画家 武田一義さん

今年は戦後80年ということから、それを記念するイベントなどが企画されている。その中の一つに、「忘れられた戦場」と言われた戦いを描いた戦争漫画作品の映画化が決定した。12月5日公開予定の「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」だ

薩摩隼人が生きた城下町ー司馬遼太郎『翔ぶが如く』

「濃い群青の錦江湾に浮かぶ桜島の山容とその色彩が、どの名陶をも見すぼらしくさせてしまうほどの凄みをもって迫ってくる」と、司馬遼太郎は桜島の感想を残した

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(50)トラック大空襲(下)驚くべき緊張感の欠如

トラック壊滅の原因は、偵察の不徹底や安易な警戒解除、劣弱な防御体制だけではなかった。最前線に近いトラックだが、島全体が平時の意識に囚(とら)われ緊張感の欠如は深刻だった。

【連載】自公過半数割れ 2025参院選から探る(下)「石破降ろし」で党内攻防か

参院選で歴史的大敗をした石破茂首相の続投表明に世論は厳しい。22日付各紙社説は「首相続投は民意軽視だ」(東京)、「理解得られぬ首相続投」(毎日小見出し)、「居座りで混乱を長引かせるな」(読売)、「即時退陣を改めて求める」(産経)など首相の続投に反対する論調を掲げた。

【連載】自公過半数割れ 2025参院選から探る(中)参政が反自民票の受け皿に

昨年の衆院選で与党が過半数割れを起こし、迎えた参院選。従来、「政権の信任投票」の性格を持つが、自民党に対して逆風があるときには「政権選択選挙」の性格が色濃くなり、野党第1党(立憲民主党)に得票が集まる傾向があった。

【連載】自公過半数割れ 2025参院選から探る(上)首相続投で進んだ自民離れ

今回の参院選で自民党は改選52議席から39議席に落ち込んだ。連立を組む公明党も改選14議席から8議席に後退し、自公合わせて与党は47議席。石破茂首相が勝敗ラインとした「50議席」に達しなかった。与党は非改選75議席の“貯金”を食い潰(つぶ)して過半数に届かない122議席となり、参院でも少数になった。自民中心の政権が衆参とも少数になるのは1955年の自民党結党以来初めてのことだ。与野党の戦いを振り返るとともに、今後の政局を展望する。

【連載】2025参院選 注目区を行く 既成政党不信で自公維苦戦 兵庫選挙区

参院選兵庫県選挙区は改選3議席のところ13人が名乗りを上げ、熾烈(しれつ)な争いを繰り広げる。直近3回の参院選では自民党、公明党、日本維新の会が議席を分け合ってきた。今回は、保守系候補者が乱立し票を奪い合う中、前兵庫県明石市長の泉房穂が立憲民主党県連の推薦を得て革新票を固めている。残る2議席を他の候補で競い合う構図だが、既成政党への根強い不信が目立った昨秋の県知事選の余波もあり、自公維は厳しい戦いを強いられている。

【連載】2025参院選 注目区を行く 立共一本化、裏金で自民逆風 福島選挙区

5人が立候補した福島県選挙区(改選1議席)では、自民党現職の森雅子と立憲民主党新人の石原洋三郎が激しく競り合い、参政党新人の大山里幸子がこれを追う構図となっている。

【連載】2025参院選 注目区を行く 維新台頭、共産“牙城”の陥落も 京都選挙区

京都選挙区では今回改選期を迎える2013年、19年で、自民党と共産党が勝利した。前回22年には自民と立憲民主党が議席を獲得。長年、3党で議席を分け合っている。今回は実質、自民、共産に立民と維新を加えた「四つどもえ」の戦い。勢力図が変わるかどうかが注目される。

【連載】2025参院選 注目区を行く 都民ファ票に熱い視線 東京選挙区

東京選挙区は、7議席を巡り32人が熾烈(しれつ)な争いを繰り広げている。そのうち、1議席は非改選の欠員分の補欠選となる。「7位当選」がそれに該当し、3年後に改選を迎える。そのため、今後の候補者調整を理由に公明党や共産党など一部政党は、当選するとしても6位以内の当選を目指している。

保守はどのように生きるか 届くのか小栗上野介の言葉

再来年のNHK大河ドラマは幕末の幕臣で日本の近代化に尽くした小栗上野介(忠順(ただまさ))が主人公だ。月刊朝鮮編集長の裵振栄(ペジニョン)氏が連載コラム「編集長の手紙」(7月号)で小栗忠順を取り上げた。わざわざ日本の大河ドラマを紹介しようというのではない。大統領選で壊滅状態になった韓国保守はどうすべきかを問うている。

青年たちの結婚巡る悲劇ー遠藤周作『さらば、夏の光よ』

<お茶の水駅で下車して、改札口に近い構内の電気時計を見る時は、必ずといっていいほど、針は十時を十分ほどすぎていた>小説の登場人物の一人、遠藤周作先生はB学院の講師で、フランス文学の授業を担当している。「また遅刻をしたな」と思いながらも、足を早めることはせず、静かな屋敷町に向かって歩いていく。

【連載】2025参院選 注目区を行く 自民「2議席死守」も正念場の岩本 北海道選挙区

「全国の食糧基地である北海道は今、重要な位置にある。コメ不足を解消するためにも〝米どころ〟北海道にかけられる期待はとても大きい。これからも力強い農業を実現しなければならず、加えて、トランプ関税といった外圧に負けない北海道経済を確立しなければならない。そのために私をもう一度国政の場に行かせてください」

【連載】2025参院選注目区を行く 15年ぶりの保守奪還なるか 沖縄選挙区

「政治は結果だ。15年ぶりに参議院の1議席を奪還しなければ」 公示日の3日、宮古島市で開かれた自民党候補・奥間亮の出陣式で、県連会長の島袋大は支持者らに力強く訴えた。

【連載】2025参院選 注目区を行く 無風一転、過去最多の乱戦へ 千葉選挙区

「与党が『2』を取るか、野党が『2』を取るか、大変厳しい選挙だ」

【連載】2025参院選 注目区を行く 新勢力伸長で公明埋没 大阪選挙区

全国屈指の激戦区である大阪選挙区は、現職1人と新人18人が4議席を争う。

【連載】ゴールデンドーム 現代の「スターウォーズ計画」(下)日米抑止力、飛躍的に向上

トランプ米大統領が打ち出した大規模ミサイル防衛構想「ゴールデンドーム」が、日米同盟の戦略に大きな変化を与えようとしている。宇宙空間に多数の監視・迎撃衛星を配備し、極超音速兵器などの新たな脅威に対応するという同構想は、アジア太平洋の安全保障で米国と連携する日本にとって、戦略的転換点となり得る。

【連載】ゴールデンドーム 現代の「スターウォーズ計画」(中)わずか数分の“好機”を狙う

「われわれが求めているのは単なる宇宙配備型迎撃ミサイルではない。打ち上げ直後のブースト段階で迎撃できるものだ」

【連載】ゴールデンドーム 現代の「スターウォーズ計画」(上) 米、「レーガンの夢」実現へ

トランプ米大統領が次世代のミサイル防衛構想「ゴールデンドーム」を発表した。これまでのシステムでは対抗できなかった中国やロシアのミサイル戦力も、最先端技術を駆使して宇宙などから迎撃する野心的な構想だ。実現すれば、世界の戦略環境に広範囲の影響を及ぼすことは間違いない。

【連載】信者の拠り所はどこへ 家庭連合解散問題と法人施設(4)

世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)杉並教会は年に2~3回、チャリティーバザーを開催している。通行人から見える教会施設の駐車場も会場の一部となり、毎回、近隣住民が参加。賑(にぎ)やかなお祭りのようになる。

【連載】信者の拠り所はどこへ 家庭連合解散問題と法人施設(3)

神奈川県の中央に位置する伊勢原市。伊勢原駅の北口を出ると裾野が広い丹沢山の大山が目に入る。「大山詣(い)り」という参拝など江戸時代から庶民信仰が根強い特徴がある地域だ。大山方面に徒歩10分の所に、白い石造りの門構えと世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)「伊勢原教会」の文字が見える。この建物は家庭連合の法人名義の施設の一つだ。

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