皇室の最新記事

最新記事一覧

『宮内官僚 森鷗外』野口 武則著【書評】

森鷗外が陸軍省医務局長(軍医総監・中将相当官)を辞職したのは大正5年、54歳の時だった。その翌年の暮れ、宮内省帝室博物館(現東京国立博物館)総長兼図書頭(ずしょのかみ)に就任した

「よみがえる神仏習合/融合」 明治政府の「分離」政策から150年 宗教界の新潮流広まる 佛教史学会特別例会

明治初頭の神仏判然令による「神仏分離」と、それに伴う「廃仏毀釈(きしゃく)」から150年を経て、宗教界に「神仏融合」の動きが広まっている。去る3月1日、京都市の龍谷大学大宮キャンパスで佛教史学会(会長・原田正俊関西大学教授)の特別例会「よみがえる神仏習合/融合 ―近年における神前の講経・講式再興の動向をめぐって―」が開催された。

硫黄島御訪問 両陛下と共に「慰霊の旅」を【社説】

先の大戦終結から80年。天皇、皇后両陛下の「慰霊の旅」が始まった。

国旗国歌尊ぶ普通の国に 【羅針盤】

久し振りに春らしく暖かくなった3月20日「春分の日」、朝、国旗を玄関先に掲げて、歩いて近くにある氏神様に参拝した。

旧宮家男子 養子による皇籍復帰進めよ【社説】

安定的な皇位継承と皇族数の確保のための動きを加速させるべきである。男系継承の皇統を守りかつ皇族数を確保するために、旧宮家の男系男子が養子として皇籍復帰する道を早急に整える必要がある。

「御食国」若狭の古寺を巡る

福井県南西部の若狭地方は古来、奈良や京都への海産物の供給地「御食国(みけつくに)」として重要な位置を占めた。都から日本海側への最も近いルートに当たり大陸や朝鮮半島への玄関口でもあった

出産は死と隣り合わせ 女守るのが男の矜持にも 日本人の女性観 市谷亀岡八幡宮宮司 梶 謙治氏に聞く 【持論時論】

トランプ米大統領は就任演説で「常識の革命」を唱え、性は男性と女性の二つに限定すると述べた。背景には、民主党政権下でのジェンダー思想の行き過ぎに対する米国民の反発があったとされる。日本でもLGBTが政治問題化しつつある今、基本に立ち返って考えるため、縄文時代以来の日本人の女性観を市谷亀岡八幡宮の梶謙治宮司に聞いた。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

『霊性の日本思想』末木文美士著 宗教が発展させた霊性【書評】

NHKで再放送されたドラマ「坂の上の雲」を見ながら、短期間で国民国家を形成した日本人の霊性について考えた。歴史学者の所功氏によると、その始まりは崇神(すじん)天皇時代の天津神(あまつかみ)と国津神(くにつかみ)の習合で、家族国家としての国の形が作られたという。「天皇の赤子」という素朴な感情が急速な国軍の編成を可能にし、それが多大な血を満州などで流すことにもなった。

鎌倉アルプスー神奈川県鎌倉市

鎌倉の市街地を囲むように山々が包んでいる。その北東側に大平山(おおひろやま)や天台山があり、この尾根をたどるルートが天園ハイキングコースだ。家族連れに人気がある。多くの人たちは北鎌倉駅の南東にある建長寺から登っていくが、今回は尾根の南麓にある鎌倉宮から登り始めた

悠仁殿下御会見 成年皇族としての御決意 【社説】

秋篠宮家の長男の悠仁殿下が成年に当たり初の記者会見に臨まれ、成年皇族としての決意や象徴天皇の在り方について語られた。その頼もしいお姿に、日本の明るい未来が重なる。

ゆったりと流れる島時間 香川県・小豆島

瀬戸内海にポツポツと浮かぶ島々の一つに小豆島がある。島の南側の小高い丘には白いギリシャ風車、丘の下の風にそよぐオリーブの木々、そして道の駅「小豆島オリーブ公園」は多くの観光客を惹(ひ)き付けている。

五穀豊穣祈り田打舞を奉納、神奈川・寒川神社

一年の五穀豊穣を祈る伝統神事「田打舞」が17日、寒川神社(神奈川県寒川町)で斎行された。例年、春の耕作が始まるこの時期の祈年祭に併せて行われ、今年は地元の関係者ら100人超が参拝した。

マザー・テレサの名言【上昇気流】

「愛の反対は憎しみではなく、無関心です」――。この言葉はノーベル平和賞を受賞したカトリック教会の修道女マザー・テレサの名言として知られる。きのうの建国記念の日に思い浮かんだ。

節目の年80年をどうする【羅針盤】

「来年は大東亜戦争終結から80年という節目の年」と、昨年は政治もメディアも国民を煽(あお)っていた。年が明けて1カ月が過ぎたが、あの勢いはどこに行ったのか。

建国記念の日 国柄の基礎に万世一系の皇統 【社説】

きょうは建国記念の日。神武天皇が橿原の宮で初代天皇に即位された日である。国の成り立ち、先人たちの歩みに思いを馳(は)せ、今に続くわが国柄の核心について考える日としたい。

『ことばの番人』髙橋秀実著 漢字があるから校正もある 【書評】

ノンフィクション作家の著者がベテラン校正者を取材し、校正とは何か、日本語とは何かを解き明かしている。『古事記』編纂(へんさん)の太安万侶(おおのやすまろ)も、上巻の序に「(以前に書かれた)『旧辞』と『先紀』の誤りを正す」とあるように、天皇の命で過去の文献を校正したのが真相だという。

解決されていない韓日の歴史問題は暗礁に

今年、韓日両国の国交正常化60周年を記念するスローガンだ。記念ロゴではおのおの韓国と日本を象徴する太極模様と赤い円が触れ合っている形を表現した。韓国外交部は「韓日が一つになっていく中で互いに尊重し協力し合い、力を合わせて未来志向的な関係に進もうという意味」と説明した。

万葉集で詠われた梅の花 梅の香に誘われ初春の奈良へ 万葉の花研究家 片岡 寧豊さんに聞く【持論時論】

冬になると春を告げる梅の花の便りを心待ちにするようになる。万葉人が歌に詠んだ花で一番多いのは萩、次いで梅で、桜よりも梅が愛されていた。奈良市在住の万葉の花研究家・片岡寧豊(ねいほう)さんに、代表的な梅の万葉歌を取り上げ、梅に託した万葉人の思いや、薬としても使われてきた梅の効用をうかがった。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

子抱き富士と日本人

自宅から徒歩20分、富士を模した山田富士という丘がある。子供が小学生の頃、元旦に初日の出を拝みによく登った。わずか標高46㍍だが、空気が澄む冬場は冠雪富士がよく見える。

『「謎」で巡る神社の歩き方』神社に秘められた日本の歴史【書評】

1月2日、奈良の春日大社で、朝夕の神前への供えが奉仕できるよう祈願する「日供始式(にっくはじめしき)」が行われ、中門下で興福寺の貫首らが唯識論を奉唱し、春日大社の摂社・若宮神社で般若心経を読経した

今年の干支「ヘビ」と大神神社

巳(み)年の今年、境内にヘビを祀(まつ)る「巳の神杉(かみすぎ)」がある奈良県桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)は初詣客で賑(にぎ)わった。筆者は学生時代、近鉄天理駅から桜井駅までの「山の辺の道」を友達と歩いた時、神杉に白い青大将がいるのを見る幸運に恵まれた。

敏達天皇手彫りの八幡神祀る 浪打八幡宮創建の不思議 浪打八幡宮宮司 吉田成隆氏に聞く【持論時論】

八幡宮が全国に約4万社もあるのは、源氏の氏神となり各地の武士が地元に建立したからで、古代では渡来の八幡神が応神天皇と習合し、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に次ぐ皇祖神として位置付けられたことが大きい。香川県三豊(みとよ)市詫間町にある浪打(なみうち)八幡宮に伝わる不思議な創建話を吉田成隆(しげたか)宮司に伺った。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

TV業界の「罪深き伝統」追及する文春、秋篠宮家の内情伝える新潮

年末に大きな“文春砲”が炸裂(さくれつ)した。「中居正広9000万円SEXスキャンダルの全貌」(1月2・9日号)だ。中居氏といえば数多くのバラエティーの司会、CMに出ている“トップタレント”の一人である。テレビ局もスポンサーも彼を起用するために躍起となる。持ち上げられている彼が「何でもできる」と勘違いし、業界がその要望に応えようとするのも、あちらの世界では常識となっているのかもしれない。それを同誌は「テレビ界に横たわる罪深き伝統の連鎖」だとしている。

『女たちの平安後期』榎村寛之著 女性上位が安寧と文化を育む【書評】

大河ドラマ「光る君へ」で面白かったのは、娘の頃はか細く「仰せのままに」としか言えなかった彰子が、女院(にょいん)としての地位を得ると次第に父藤原道長に反発するようになり、ついには自分の意志を通すまでに成長したこと。平安後期は古代から中世への過渡期で、縄文時代からの女性のシャーマン性を残す古代は、女性上位の時代だったように思える。その典型が一条天皇の皇后定子や中宮彰子のサロンで、それぞれ教養のある女性たちを集め、飛鳥・奈良時代からの学びの文化を花開かせた。『枕草子』や『源氏物語』もそこから生まれたのである。

日本の外交・対外関係で 今年印象に残ったこと

「言うべきことは言う」は、特に対中外交方針に関し首相や外相の決まり文句となって来た。

紅白歌合戦と国民的一体感【上昇気流】

NHKが来年で放送開始100年となるのを記念し、1971年の第22回紅白歌合戦のリマスター版を放送した。それを観(み)て、懐かしさと共に世の中の様変わりを痛感させられた。

『水と人の列島史』松木武彦・関沢まゆみ編 生活を守る治水と信仰の融合【書評】

評者が農業を営む香川県では毎年6月15日、空海の誕生日に合わせて満濃池(まんのういけ)のゆる抜きが行われる。8世紀に讃岐国司が築造したが、たびたび決壊し、「百姓、恋慕スルコト父母ノ如シ」(『日本紀略』)の空海が朝廷から築池別当に任命され、修築した。当日、堤にある神野神社で、県知事や農業関係者が参加して神事を営み、水門を開ける。合わせて真言宗の神野寺(かんのじ)では護摩法要が行われ、神仏習合の行事となっている。

社会に潜む内通者見分けよ 台湾野党は中国の代理人 総統府国策顧問 趙中正氏単独インタビュー

台湾の頼清徳総統が5月20日に就任してから半年が経過した。総統府の国策顧問・趙中正氏は世界日報の単独インタビューに応じ、混乱する台湾議会や「国内に潜む内通者」に警戒する必要があると強調した。次期米トランプ政権についてはチャンスとする一方で、「中国に接近し過ぎている」との理由で石破茂政権を不安視した。

兵庫・神戸六甲山山麓の諏訪神社

兵庫県の神戸市街を望む六甲山系山麓の諏訪山に鎮座する諏訪神社(安部初男宮司)は、仁徳天皇の皇后・八田皇女(やたのひめみこ)の離宮鎮護神として鎮斎(ちんさい)されたという。祭神は建御名方大神(たけみなかたのおおかみ)と比売(ひめ)神(がみ)で、1182年頃の治承・寿永の乱(源平合戦)の折、源義経が武運を祈ったとの言い伝えがある。興味深いのは、明治に長崎から移住してきた華僑の人たちに崇拝されるようになったことである。

指揮官としての分と立ち位置【羅針盤】

若い時に、古参の新聞記者から質問された。「毎日、新聞はどこから読んでいるか?」と。私は、「まず1面のタイトルを見て、社説を読む。その後は川柳欄、マンガですかね」と答えた。すると、「川柳は良いが、まず『首相の1日』を読む。

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