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ジャーナリスト投獄時代 中国はますます過酷に 【山田寛の国際レーダー】

 それを示す物差しが投獄されているジャーナリスト、報道関係者の数だ。NGO「国境なき記者団」(RSF=本部パリ)は毎年末、獄中の人数をまとめているが、世界では現在502人。断トツはもちろん中国で香港も含め121人、2位はロシア48人、ミャンマー47人と“順当な顔触れ”が並ぶ。

「封建寡頭制」のパキスタン エリート層が国家を私物化

 アメリカは元来、自由と民主主義を重んじ、特に戦後、世界最大の覇権国家としてこの思想および制度を啓蒙(けいもう)し、また時には武力まで使って推し進めてきた。しかし、トランプ氏が大統領となって、この方針は大きく変貌している気がしている。

山上被告報道の問題点 「復讐劇」の筋書きへと単純化

 奈良地裁で行われた安倍晋三元首相暗殺事件の裁判では、山上徹也被告の生い立ちを犯行の動機と結び付けて報道したメディアが多かった。

2025国際政治流行語大賞 印象付け、驚かせた言葉と語る【山田寛の国際レーダー】

 習近平・中国の反日大キャンペーン。この駐大阪総領事のSNSを皮切りに、「国連憲章の旧敵国条項」「サンフランシスコ講和条約無効」「琉球(沖縄)は日本領ではない」などの戦狼の挑発的言辞の乱射から、自衛隊機へのレーダー照射までと激化した。首斬り発信など、駐中国日本外交官がしたら大変だろう。

戦後80年は節目になったか アメリカ化の弊害随所に

 戦後80年の年が終わろうとしている。日本初の女性総理が実現したのは目新しいが、戦後80年は戦後体制の確認であり、新たなパラダイムへのシフトではなかった。高市早苗総理はアベノミクスの後継を明らかにしている一方、戦後レジームからの脱却を後継するとは明言していない。

理想的就業形態を目指す定年制度 健康年齢まで就業継続を

 今、わが国の経済は景気上昇傾向にある。グローバル化が進む中で、より高次な成熟経済社会へ転換しつつある。しかし、少子高齢化による人手不足によって経済・社会活動が制限されてきた。

米安保戦略の衝撃

トランプ米政権の国家安全保障戦略(NSS)報告書が韓国に投げ掛けた衝撃は、「米国第一(アメリカ・ファースト)」というスローガンを超えて、韓国の安全保障環境が根本的に再編されていることを知らせる警告状のようなものだ。

AIで最大の恩恵を得る日本 人口問題の危機を機会に

 最近、人工知能(AI)の現状と未来に関する3日間の国際会議に参加する機会を得た。非常に興味深いものだった。

ソルジェニーツィンと自由 西欧の道徳的退廃を厳しく批判

ソルジェニーツィンは現在、既にほぼ忘れられた存在となっている。少なくとも日本のジャーナリズムにおいて彼の名前を見ることは殆(ほとん)どないと言ってもよいだろう。

米中関係とレアアース問題 貿易戦争は一時休戦状態

今日、台湾問題に関する高市早苗首相の発言を巡り日中関係が険悪化しているが、台湾問題は米中間でも大きな課題である。米国は「アメリカ・ファースト」を掲げて関税戦略を展開する中で、トランプ大統領は米中過熱期には対中関税を145%まで引き上げると示唆したほどだが、中国はレアアース(希土類)の輸出規制を「切り札」に最後まで戦う姿勢を見せていた。

中国に対台湾武力不行使宣言を要求せよ 首相発言撤回の必要なし

 去る11月7日、衆議院予算委員会で立憲民主党の岡田克也委員からの質問に対し、高市早苗首相が、中国が台湾を海上封鎖すれば、存立危機事態を宣言する状況があり得ると発言した。

トランプ政権の内政と保守思想 行き過ぎた移民・多様化を是正

 昨年、米大統領選に勝利し、トランプ氏が政治の表舞台に復帰してまもなく1年を迎える。第2期政権の発足後、トランプ大統領が内政で力を入れたのが不法移民対策と「多様性・公平性・包括性(DEI)」政策の是正であった。

トランプ・ショック テロ対策進むかナイジェリア 【山田寛の国際レーダー】

 ナイジェリアでは先月、公立とカトリック系の寄宿学校2校が相次いで武装集団に襲撃され、女子小中高生ら計340人が拉致された(うち75人は同月末までに脱出)。ティヌブ大統領は国家緊急事態宣言を発し、兵士、警官の増員方針を発表した。

露朝連携は米外交の失敗 機能しなかった封じ込め

 韓国国防研究院(KIDA)は最近、北朝鮮の核兵器開発計画を過小評価していたと表明した。KIDAの分析によれば、北朝鮮が保有する核兵器は50~60発ではなく127~150発に上り、2030年までに200発、40年までに400発に達する。

台湾への圧力拡大する中国 アイデンティティー巡る戦い

 中国の台湾戦略は進化を続け、もはや軍事演習や経済的影響力だけにとどまらない。中国政府はプロパガンダ、グレーゾーンでの強制、日和見外交を融合させた多層的な計算された作戦を展開し、戦略環境を自国に有利につくり変えようとしている。

映画「宝島」を見て抱いた違和感 強過ぎる沖縄への思い入れ

 映画「宝島」を見た。戦後沖縄の歴史を描いた大作である。同じ時期から上映されている「国宝」と比べられて、あまり評判は良くないようであるが、私なりの感想を書いてみたい。

物語を作り上げる報道 「情報の単一栄養化」で疑問排除

 自民党本部で高市早苗新総裁を取材するため待機していたマスコミ各社の様子がユーチューブでライブ放映されていた時、「支持率下げてやる」という声がマイクに拾われて騒動になった。

筒井清忠著『昭和期の陸軍』を読む 開戦の決定「下から上へ」

 日本の近現代史は、1868(明治元)~2025(令和7)年。160年ほどの長さだ。筒井清忠(日本近現代史)『昭和期の陸軍』(筑摩選書/7月刊)を読むと、近代日本の前半分の時代について、「一貫して軍部の専横が続いていた」と考えている研究者が今でもいる、という記述がある。『昭和期の陸軍』は、この種の不正確な歴史認識を訂正することを目的の一つとしている。

中国空母「福建」就役とその影響 太平洋舞台に鬩ぎ合う米中

 去る10月5日に中国で3隻目の空母「福建」の就役が報道された。福建は中国にとっては3隻目の空母であるが、8万トンと巨大な船体であり、飛行甲板が平らで電磁カタパルト射出方式で発艦を助ける最新技術の新鋭艦である点が注目された。

早苗、絶好調! 内閣と党支持率の乖離に不安

ポピュリズム(大衆迎合主義)が横行する時代に、自民党が衆参両院で失っている「過半数」を奪回しようとすれば、カオの見えない大量の無党派層を味方に付けなければならない。結党70年を迎えた老舗政党にとってはこれが存外厳しい道なのである。憲政史上初めて誕生した女性宰相は、その悲願の半分を達成したと言える。

問題多い中国「北極シルクロード」計画 危険伴う航行、生態環境にも影響

 今までも読者の皆様へのご報告通り、中国はチベット高原をソーラーパネルで埋め尽くし、さらに、高地の強力な風力を使って牧畜民の生活を奪い、風力発電所開発を進めている。

手段も美学も気にせず 拉致問題国際キャンペーンを 【山田寛の国際レーダー】

 横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから48年の先週、母の早紀江さんは「もう精も根も尽き果てた感じ」と、悲痛な言葉を口にした。

ナイジェリアでキリスト教徒大量殺害 トランプ氏、軍事行動を示唆

 トランプ米大統領は「キリスト教がナイジェリアで存続の危機に直面している」とⅩ(旧ツイッター)で断言。「米国は、このような残虐行為がナイジェリアなど多くの国で起きているのを傍観することはできない。

「医の道」の人 原中勝征氏を偲ぶ 民主党政権樹立の立役者

先日、原中勝征(かつゆき)第18代日本医師会会長を偲(しの)ぶ会が都内でしめやかに行われた。頑固なまでに「医の道」を貫徹した先生は去る7月、85歳で逝去された。「

トランプ米大統領訪日を総括する 両国経済再建へ相互協力

 10月末、ドナルド・トランプ米大統領は6年ぶりの訪日を実現し、新しく首相になったばかりの高市早苗氏と大変良い関係を築いた。

党・軍対立で機能不全の中国軍 軍が習近平派軍人を粛清 党中央は補欠人事から軍排除 

 10月23日に閉幕した中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)は、何衛東政治局委員・中央軍事委員会副主席ら党・政府・軍高官14人に対し、党籍剥奪処分を行ったと発表した。

女性国会議員の比率と 世界の民主主義と自由の関連 【山田寛の国際レーダー】

 ガラスの天井を破り、左派からの高市たたきを乗り越え、やや予想外で誕生した新政権、まずは出足好調のようだ。

エネルギー支配強化する米国 台頭する中国に対抗 原発推進で電力供給確保を 

 国家安全保障にはエネルギー安全保障が不可欠だ。だが、独裁的な体制が自由国家を脅かすこの世界で米国が他国をしのぐ力を維持するには、それ以上のものが必要になる。それはエネルギーへの支配力だ。

開催から50年 海洋博を再評価 沖縄の観光業が本格始動

 1975(昭和50)年に沖縄国際海洋博覧会が行われた。沖縄が日本に復帰して3年後のことである。

バイデン政権、政敵を大規模捜査 共和党支持者の情報収集

 バイデン政権時、司法省は、トランプ陣営が大統領選の結果を覆そうとしたことを逆手にとって、法執行機関としての権限を使い、400人以上の共和党支持の個人と団体の通話に関する情報や銀行の取引記録などを収集していた。

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