文化の最新記事

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文楽『菅原伝授手習鑑』通し狂言を観る

東京都千代田区の国立劇場が建て替えのため10月末に閉場になるのに伴い、昨年9月から「初代国立劇場さよなら公演」が始まっている。小劇場での人形浄瑠璃・文楽公演では、5月そして9月と、通し狂言「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」が上演されている。

フランス美術事情 「ルイ・ジャンモ、魂の詩」展/オルセー美術館

19世紀は西洋美術史に残る大転換期だった。フランスは産業革命の完成期、1860年代、権威帝政から自由帝政に移行し、過去にない自由が社会を覆っていた。美術界も帝国展のサロンの権威が衰退し、1870年代には印象派が登場し、伝統的西洋絵画は終焉(しゅうえん)を迎えた。

「北陸文化ノ百花繚乱」能登演劇堂

9月10日、舞台背後の大扉が開くと、それを合図に地元の「お熊甲(くまかぶと)祭」が始まった。甲高い鉦(かね)の音に笛、太鼓が会場いっぱいに響き、場内は祭りの雰囲気一色になった。

定禅寺ストリートジャズフェスティバル 416組3000人集結

仙台市の秋の風物詩で日本最大級の音楽祭「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」が9日と10日開かれた。昨年は新型コロナの規制下だったが、今回は通常開催となり街全体が音楽に包まれた。

マロリーの名台詞「そこに山があるから」 エベレストに挑んだ登山家

「そこに山があるから」という名台詞(せりふ)は、テレビの登山番組でよく使われている。「なぜ山に登るのか」という問いへの返答だが、実際のところ、何も答えていないに等しい。

AI楽曲を自動ピアノと人間が共演すると… 展覧会・コンサート「AI芸術の先駆と拡張~自動ピアノ・四部音・生成AI~」

AI愛護団体と人工知能美学芸術研究会が主催する「AI芸術の先駆と拡張~自動ピアノ・四部音・生成AI~」と題する展覧会・コンサートが2日、東京・上野の旧東京音楽学校奏楽堂で開かれた。

謙信唯一「九月十三夜陣中の作」 七尾城まつり/石川県七尾市

日本5大山城に数えられる石川県七尾市の七尾城で、恒例の「七尾城まつり」が9月17日(日)に開かれる。標高300㍍の本丸跡を主会場に、剣舞、太鼓、ちびっこ演技などの奉納演舞などが行われ、七尾城址ウォークも開催され、萩や尾花など秋の七草が彩りを添える城山を散策する。また、山麓の懐古館「飯田家」ではお茶会など多彩な行事も催される。

鳥海山麓で獅子舞や番楽 第50回「鳥海獅子まつり」

雄大で美しい姿を見せる霊峰鳥海山の麓に、「本海(ほんかい)獅子舞番楽(ばんがく)」が400年ほど前から伝承されている。

『平家物語』が伝える活躍 「坂東武者」平山季重の居館

東京の西郊にある多摩丘陵を散策していると、遠く、鎌倉時代の武蔵武士たちの事績に出合うことが多い。先日、京王線の平山城址公園駅で下車した。

多峯主山の雨乞池/埼玉県飯能市

埼玉県飯能市にある多峯主山(とうのすやま)(271㍍)は、隣の天覧山(てんらんざん)(195㍍)と共に、家族のハイキングにちょうどいい山。多峯主山からは360度の眺望が開け、麓の高麗駅方面も富士山もよく見える。

『善の研究』の成立過程辿る 石川県西田幾多郎記念哲学館で企画展

石川県かほく市にある、石川県西田幾多郎記念哲学館は、日本を代表する哲学者、西田幾多郎の思想と業績を紹介するとともに、哲学的思索へと誘う、哲学をテーマにした博物館だ。現代日本を代表する建築家、安藤忠雄氏の設計による建物は、建築と哲学のコラボとして注目されている。

第27回サンドクラフト/秋田県三種町

地域起こしのため平成9(1997)年から始まった秋田県北部、三種町(みたねちょう)の砂像イベント、第27回「サンドクラフトinみたね」が7月29日、「日本の快水浴場百選」認定の釜(かま)谷浜(やはま)海水浴場で開かれた(写真)。大小約30基の砂像が並ぶ。

平山周吉著『昭和史百冊』を読む

昭和史については、実に夥(おびただ)しい本が書かれ、なお出版が続いている。未曽有の大戦を経験した激動の時代であり、幾つもの重要テーマがある。それだけに、どんな本を読んだらいいのか、迷う人も多いだろう。

【フランス美術事情】ロバート・ガイナンの回顧展/リヨン美術館

富豪の多いアメリカのコレクターによって世界的に有名になったフランス人画家は少なくない。その代表格、ピエール=オーギュスト・ルノワールはアメリカのコレクターや美術愛好家の間で高く評価され、高額で取引された。クロード・モネも同様な評価を得た画家だった。

企画展「お殿様 六郷家を探る」/秋田

秋田県南部の日本海側には江戸時代、四つの小藩が存在した。その一つが2万石の本荘藩だ。お殿様の六郷家について、本荘郷土資料館で企画展「近世本荘の歴史物語~本荘のお殿様 六郷家を探る~」が開かれている

冒険と危険を峻別/ジョージ・マロリー登頂を巡る謎

世界最高峰のエベレスト(8848㍍)が、英国隊によって初登頂されて70周年。これを記念する式典が今年5月、麓の村で開催された。初登頂を巡っては謎が残されている。1924年英国のジョージ・マロリー(1886~1924年)とアンドリュー・アーヴィンが北東稜(りょう)から登り、頂上にアタックし、戻らなかった

動物たちの浮世絵展/石川県七尾美術館

石川県七尾市の県七尾美術館では「絵師も動物も、人気モノ勢揃い 動物たちの浮世絵展」が開催中だ。江戸の人々に親しまれた浮世絵には、しばしば動物たちが登場する。江戸時代の3大ペットの猫、犬、金魚をはじめ、人と共に働く馬や猿から、舶来(はくらい)の象、孔雀(くじゃく)、オウム、そして空想の珍獣まで、約140点が並び、来館者を楽しませてくれる

みたか井心亭のサルスベリ/東京都三鷹市

東京都三鷹市は作家の太宰治が暮らした街で、JR三鷹駅近くには「太宰治文学サロン」があり、駅南口の三鷹市美術ギャラリーには、作家の家を再現した「太宰治展示室」もある

佐々木徹編訳『英国古典推理小説集』を読む

岩波文庫の新刊、佐々木徹編訳『英国古典推理小説集』を読んだ。基本的に推理小説はラインナップに入れていない岩波文庫だが、「読み進むにつれて推理小説という形式の洗練されていく過程が浮かび上がる、画期的選集」といううたい文句に引かれ手に取った

国立新美術館「光 テート美術館展」

東京・六本木の国立新美術館で、「テート美術館展 光 ―ターナー、印象派から現代へ」が開かれている(10月2日まで)。ロンドンのテート美術館といえば、ロマン主義の画家ウィリアム・ターナーのコレクションで有名だ

【フランス美術事情】「ヴュイヤールとジャポニスム」展/スイスの財団開催

フランス人のみならずヨーロッパ人にとって知られる避暑地、スイスのレマン湖を望むローザンヌのエルミタージュ財団が開催中の展覧会は、19世紀末のパリを席巻したジャポニスムがテーマだ

亀田藩、400年の歴史に触れる

秋田県南部の由利本荘市で「入部400年」を記念しさまざまな行事が催されている。元和9(1623)年に、戦国の乱世を生き抜いた六郷(ろくごう)、岩城(いわき)、打越(うてち)の3領主が政務を行うため初めて領地に入ってから今年で400年

自然の森に 再生プロジェクト -高尾小仏育樹祭2023春に参加して 

東京都八王子市裏高尾町の小仏で、去る5月20日、高尾小仏育樹祭2023春が開かれた。これは2017年10月の植樹祭から始まったもので、毎年、植樹と育樹、草刈りが行われてきた

関根伸夫作「風景の指輪」 東京都・六道山公園

東京の西郊に瑞穂町がある。狭山丘陵の西端にあたり、里山の風景を多く残している。広大な都立六道山公園はこの丘陵の一部で、頂上に煉瓦(れんが)造りの展望台(標高205㍍)がある。「関東富士見百景」の一つだ

徳島市の阿波十郎兵衛屋敷を訪ねる 親子の情愛伝える人形浄瑠璃

太夫、三味線、人形遣いの三業が一体となった人形浄瑠璃といえば、大阪に本拠地を置く文楽が有名だが、もともとは全国各地で演じられていた。中でも徳島県は兵庫県淡路島と並んで今も人形浄瑠璃が盛んな地域。徳島市の県立阿波十郎兵衛屋敷では、毎日、人形浄瑠璃が上演されている

話題作を考古学者が大検証 高まる「土偶の正体」への関心

ゴーグル(遮光器)を着けたような目、宇宙人のような三角頭。縄文時代の土偶は、なぜこんな不思議な形をしているのか――。人類学者の竹倉史人著『土偶を読む』(2021年、晶文社)は、この謎を解明した画期的な本として話題になり、サントリー学芸賞を受賞した

石川県白山市の全域が「白山手取川ジオパーク」

この地域は霊峰白山とその山麓、流れ出る急流が織り成す渓谷、豊かな扇状地などの自然に恵まれ、手取川扇状地を一望できる獅子吼高原(ししくこうげん)、そして白山手取川ジオパークの「水の旅・石の旅」終着点であり出発地でもある日本海など見どころが多い

火砕流は100㌔以上も 日本最大「阿蘇4噴火」の全容

近い将来、富士山などの噴火が危惧される中、産業技術総合研究所の大規模噴火研究グループはこのほど、過去の噴火の分析から「阿蘇4火砕流」の詳細な分布図と地質情報を公開した。

神仏の加護に与った誕生日 中里富美雄さんの随筆集「百三歳の夢」

国文学者で作家、エッセーストの中里富美雄さんが随筆集『百三歳の夢』を上梓した。題名にあるように今年5月、満103歳の誕生日を迎え、それを記念した著作。

鈴木大拙館と石川県西田幾多郎記念哲学館

金沢出身の仏教学者・鈴木大拙(1870~1966年)と石川県かほく市出身の哲学者・西田幾多郎(1870~1945年)は、同じ明治3年に生まれ、金沢の第四高等学校(四高)で席を並べ、生涯にわたる親交を続け、学問的にも深く結び付いていた。

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