論壇時評

現状は日中の「共同管理」 尖閣諸島は守れるか

「世界日報」は「国境警報」と銘打ち、中国公船がわが国の領海や接続水域に侵入したことを読者に知らせている。公船と言っても、中国海警は人民解放軍の指揮下にある「武装艦艇」だ。日本の海上保安庁のような海岸警備隊ではない。

ベールに包まれた金正恩一家 「主愛」の名は「キム・ウンジュ」

これだけ関心を集めている家族も珍しいだろう。北朝鮮の金正恩総書記一家だ。具体的に言うと彼とその子供たちだ。「たち」と複数形にしたが、表に出ているのは娘の金主愛(キムジュエ)だけ。「後継者か」とウオッチャーたちの間で議論を呼んでいるが、まだ確かなことは分からない。他に息子が2人いるとの情報もあるが、なぜ後継が息子でなくて娘なのかも納得のいく“説”がない。

庶子コンプレックスの金正恩氏

北朝鮮の金正恩総書記がこの年末年始、韓国を「敵対的な交戦国」と規定し、祖父・金日成、父・金正日の遺訓である「祖国統一」の看板を引き下ろして、祖国統一三大憲章記念塔を撤去するなど“先代の痕跡”抹消(まっしょう)に躍起となっている。

【論壇時評】公明党とLGBT支援

総合月刊誌「潮」は、宗教法人創価学会系の出版社「潮出版」が発行する。創業者は昨年11月に亡くなった創価学会第3代会長、池田大作氏。同誌はカラーグラビアに有名スポーツ選手や芸能人を取り上げるほか、執筆者には寺島実郎、池上彰、田原総一朗各氏をはじめ名の知れた論客を起用するなど、毎回ページをめくると“機関誌”のイメージ払拭(ふっしょく)に努めているのが伝わってくる。

【韓国】三・一運動の根は自由主義

韓国の「三・一独立運動」記念日に大統領が式典で述べる記念辞は日本に関して語られることが多かった。だが今年、尹錫悦大統領は日韓関係には言及せず、運動の根にあった「自由主義」に焦点を当てて注目を集めている。

【韓国】民主主義を危機に追い込む無限対決 閉じられた保守と進歩

韓国では4月の総選挙がいよいよ佳境に入っている。韓国の政治意識を論じるときに出るのが「保守30%、進歩30%、中間層40%」だ。保守と進歩の支持層はそれぞれ「岩盤」に近く、これ以上に増えもしなければ減りもしない。大統領選を行えば得票率で「51対49」の僅差になることが多く、中間層をどれだけ取り込んだかで勝負がつく。

金正恩氏の挑発と胸の内

「もはや同族ではないから南側を核攻撃する」。年初、北朝鮮の金正恩総書記がこれまで掲げてきた「3代世襲」の正統性を担保する「祖国統一」の旗を下ろし、韓国を「主敵」と規定しながら「南半分の領土を平定する準備をせよ」と発言して衝撃が走った。これに対して米国の北朝鮮専門家は「韓国動乱直前に匹敵するほど危険」とまで強く反応したのだが、意外にも韓国ではそれほど大騒ぎはしていない。

総選挙を控えた韓国政治 「第三地帯」の2人が対談

4月に総選挙を迎える韓国では与野党の対決の他に「第三地帯」と呼ばれる政治勢力が形成されつつあり、その動向に注目が集まっている。有力者が与党、野党それぞれから分離し、これが統合するか、協力態勢を組むのか、ヨイド(日本でいう永田町)の最大関心事になっているからだ。

KADOKAWAの刊行中止 “検閲”に屈し汚点残す

毎年、年末になると、新年に論壇で議論されるであろう、国内外のさまざまなテーマについて識者が意見を述べる本が幾つか出版される。「文藝春秋」の「2024年の論点100」もその一つだ。

韓国「586運動圏」の素顔 「民主」とは程遠く

韓国では4月の総選挙を控えて「586運動圏退出の声が高まっている」と言う。「586」とは2010年ごろ50代となり1980年代の学生運動に関わった1960年代生まれの世代をいう。「運動圏」とはその学生運動を担った核心運動家たちを指し、その後、司法、労働、教育、メディアなど社会の各界各層で主流となっていった世代のことだ。

韓国「韓東勲氏」 評論家10人が多方面から分析

韓東勲(ハンドンフン)―。日本から見ていて韓国政界にいきなり登場した名前である。与党国民の力の非常対策委員長に就任した。金起炫(キムギヒョン)代表の辞意を受け、党内のごたごたをまとめつつ、4月の総選挙の陣頭に立つことになる。

2023年を振り返って【外交リーダー不在の危うさ】【政治に「性」への感知能力なし】

筆者が担当する「論壇時評」は、今回が今年最後となった。「中央公論」2024年1月号に、識者が今年1年を振り返る時評座談会「戦争、性加害……積み残した課題山積、そしてトランプ再臨?」が載っている。これを論評することで、今年1年を振り返ってみたい。

情報失敗から得るべき教訓 ハマスのイスラエル襲撃

イスラム過激テロ組織ハマスによるイスラエル襲撃事件は韓国に衝撃を与えた。世界トップクラスの情報機関モサドを擁する同国が襲撃を予測できず防ぐこともできなかったからだ

キッシンジャーと韓国 大国中心主義の現実主義者

ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官が亡くなった。ベトナム戦争終結、米中関係改善など歴史的業績を残した。その基本姿勢は「勢力均衡を通した安定」だ

旧統一教会 牧師も関わった強制棄教

月刊「正論」12月号が特集「解散命令請求への疑義」を組んでいる。その中で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する請求について、東京キリスト教神学研究所幹事の中川晴久と、モラロジー道徳教育財団道徳科学研究所教授の西岡力が対談している「政府のやり方がなぜ問題なのか」。中川と西岡はキリスト教徒の論客だ。

文明の「病」を人類史的に解説

月刊「Voice」の中で、必ず読み続けてきたコラムがある。日本芸術文化振興会理事長の長谷川眞理子が筆を執る「巻頭言」だ。進化生物学者として、2021年1月号から毎回、社会の課題を人類史的な観点で分析を試みており、興味深く読んでいた。

大胆な“ソウル港”構想

韓国では金浦市のソウル編入による「メガシティソウル」が政界だけでなく、経済界、社会全般での関心事になっている。単にソウルの拡大という次元だけでなしに、漢江という大河を利用した水運開発にもつながる話だからだ

韓国式思考と全く異なる世界観

コロナ禍が収まり、海外からの観光客がどっと日本に押し寄せている。観光地ではキャパシティーを超える外国人観光客らによる日本マナーを理解しない振る舞いが目に余ることなどから「オーバーツーリズム」という悲鳴まで上がっているほどだ

「発達障害」への違和感 曖昧な概念で当事者増やす

医者は科学者の側面を持ち、実証的・論理的な思考をするものだと思っていたが、精神科に限ればどうも違うようだ。月刊「Voice」11月号掲載の精神科医の岩波明(昭和大学付属烏山病院病院長)の論考「発達障害をめぐる誤解」を読んで、そんな思いを強くした

武器取引が本格軌道に

北朝鮮の金正恩総書記が9月、ロシアの極東地域を8泊9日の日程をかけて訪問し、軍事工場などを視察しながら、プーチン露大統領と会談した。

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