衆院選2024の最新記事

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「裏金」ラベルを「有害」とした朝日オピニオンと赤旗べた褒めの毎日【衆院選】

産経の1面コラム「産経抄」(16日付)は珍しく朝日紙面を引用して「裏金問題」を論じている。それは次の一文である。―14日の朝日新聞は安藤馨・一橋大教授のこんな論評を載せた。「不記載を公金横領や贈収賄の類と誤解しているとおぼしき怒れる有権者が見られたのはひとえに『裏金』という語の独り歩きの産物であろう」。安藤氏は、マスコミによる「裏金議員」というラベル貼りは、「事実認識に基づかない評価をもたらそうとするものであり、民主政にとって有害ですらある」とも―

【連載】“岸破”政権大敗 ’24衆院選から探る(下)再来した政権交代の可能性

石破茂政権スタート直後の衆院解散総選挙では、立憲民主党、国民民主党、れいわ新選組、参政党の野党各党が勢力を広げた。日本保守党は新しく3議席を獲得、比例代表の総得票で2%を超え、公職選挙法や政党助成法が定める政党要件を満たした。大阪の地方政治で与党の日本維新の会、戦後の典型野党である共産党は減退、社民党は得票数を減らしたが、1議席を維持した。

【連載】“岸破”政権大敗 ’24衆院選から探る(中)逆効果だった家庭連合対応

今回の衆院選は、自民党が世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)および関連団体と関係断絶して初めての国政選挙だった。結果は与党過半数割れの惨敗。「関係断絶」は選挙の注目点の一つとされたが、教団の友好団体、国際勝共連合は「自主投票」を決め、静観した。

自民大敗 野党・メディアの土俵に乗せられ治安対策の公約もなし

「相手の土俵に乗らない」。しばしば語られる人生訓だ。競争したり争ったりする相手は自分の相撲が取りやすい土俵に乗せようとする。それに安易に乗れば相手の相撲になって負けてしまう。それで相手の土俵に乗らない。逆に言えば、「自分の土俵に乗せる」のが必勝の条件である。

【連載】“岸破”政権大敗 ’24衆院選から探る(上) 保守層離反、「裏金」失策続く

石破茂首相の下実施された衆院選挙で自民党と公明党の与党が過半数割れした。岸田文雄前政権を引き継ぎ、“岸破”と揶揄(やゆ)されながら戦後最短となる首相就任8日後の衆院解散に踏み切った石破政権の敗因、過半数となった野党勢力の政権展望などを探る。

「政治的混乱の始まり」米メディア 国民の怒り高まる 衆院選 海外の反響

米メディアは27日、日本の衆議院選で与党の自民党と公明党が大敗し、15年ぶりに過半数割れしたことを衝撃を持って伝え、今後、先行きの見えない政治状況であることを強調している。

【連載】2024衆院選 注目区を行く(8)自民 分裂乗り越え再結束 島根1区

「私は保守です」。イメージカラーのオレンジ色の上着を身に着けた立憲民主党の亀井亜紀子は堂々と語る。亀井候補の父・久興(ひさおき)は、国土庁長官も務めた元自民党議員。しかも津和野城守の家柄だ。

【連載】2024衆院選 注目区を行く(7)与野党前職が因縁の対決 愛媛2区  

今回の衆院選は小選挙区定数の「10増10減」に伴い、愛媛県の定数が4から3に減少して実施される初の選挙戦だ。2021年の前回選で、小選挙区の議席を独占した自民党が再び完勝するのか、それとも野党側がそれを阻止するのかどうかが最大の焦点となっている。 

【連載】2024衆院選 注目区を行く(6)自民 勝てる選挙区で苦戦 北海道5区

「非常に厳しい選挙です。逆風どころか嵐の中に突入するような気持ちで臨んでいます」こう語るのは、自民党公認の和田義明。北海道5区は元来、元官房長官・町村信孝の地盤であった。町村亡き後、娘婿であった和田が2016年の補欠選挙に担ぎ出され、町村の地盤を受け継ぐことに成功した。今回4回目の選挙だ。元商社マンだったこともありフットワークも軽い。その上、国際的な感覚を身に付けた好青年風のイメージが定着し、これまでは無難に選挙戦を繰り広げてきた。

【連載】2024衆院選 注目区を行く(5)自民 楽勝ムードが一転 福島4区

公示日の15日午前、いわき市の小名浜魚市場には物々しい警備体制の下、大勢の人が集まった。首相の石破茂は選挙カーに上るのでも一歩高い台に上るのでもなく、平地でしかも聴衆とは数十メートル離れた所で演説を始めた。

【連載】2024衆院選 注目区を行く(4)野党結束陰り、保守再び分裂 沖縄1区 

18日夕の沖縄県庁前の県民広場、高らかな紹介と共に決起集会で登壇した共産前職の赤嶺は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事反対の立場を改めて示し、「(玉城)デニー知事と一緒に東アジアの平和をつくる。そのためにもなんとしても国会に送ってほしい」と呼び掛けた。

【連載】2024衆院選 注目区を行く(3)非公認萩生田「出直しの機会」立民・対立候補に反応薄 東京24区

17日夕方、八王子駅北口は何百人もの人だかりができていた。その視線は、首相の石破茂と自民党総裁選を戦った元経済安保相・高市早苗に向かっていた。「確かな実績を持って日本を前に進める萩生田光一という政治家は、何をやっても結果を出す、私にとってまぶしい存在。外国人と会ってもこのキャラは伝わる。押し出しが強い、ケンカに強い、親分肌、面倒見が良い」

【連載】2024衆院選 注目区を行く(2)野党乱立も自民離れ顕著

「どうしても勝って地元・浦安に恩返ししたい」 終始落ち着いた口調で語っていた立憲民主党公認の矢崎堅太郎が、浦安出身と千葉県議4期15年の経歴をアピールした上で最後に声を張り上げて訴えると、聴衆から拍手と声援が送られた。

【社説】衆院選公示 国難突破策を示し審判仰げ

第50回衆院選が公示された。小選挙区と比例代表合わせて1300人超が立候補し、27日の投開票に向け12日間の短期決戦に挑む。衆院選は政権選択選挙である。発足したばかりの石破茂首相を信任して引き続き政権運営を託すのか、野党が奪取するのかが焦点となる。

衆院総選挙 野党共闘はうまくいっていないがメディア共闘は上出来

さあ、今日から総選挙である。これをいったい、何と名付けよう。旧民主党が政権奪取した2009年は「政権選択選挙」と呼ばれたが、今回は当の野党もメディアもこれを口にしない。政権選択するもしないも、その政策が野党にない、意欲もない、ただただ批判に明け暮れているからか。総選挙すなわち衆議院議員選挙は言うまでもなく、国民に政権選択を問うものだが、それがこの体たらくである。

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