脅かされる信教の自由

【連載】脅かされる信教の自由㉛ 第5部 歪められた「2世」像 現役2世「教団は大企業病」

世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)に関する批判報道の中で、離教2世の証言の多くは、「高額献金による貧乏」「教義による非人権的な締め付け」などを指摘し、「教団の解散」しか解決方法がないと叫んでいる。こういった動きを2世信者はどう捉えているのか。

【連載】脅かされる信教の自由㉚ 第5部 歪められた「2世」像  離教して「被害者」に違和感

「家庭連合や信者などの関係者に対する偏見・差別が社会に渦巻いていると感じた。とても普通とは思えず、小さな声だが取り上げてほしい」

【連載】脅かされる信教の自由㉙ 第5部 歪められた「2世」像 両親と和解し信仰の道へ

親が世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の熱心な信者だった場合、その子供たちは悲惨な境遇にあるというイメージが社会に強まっている。教団の地方の教会長だった父親を持つ離教2世の女性、小川さゆりさん(仮名)の体験談などが、マスコミに大きく取り上げられる一方、自らの意思で信仰を選択した2世が存在することは無視されてきた。

【連載】脅かされる信教の自由㉘ 第4部 一線を越えたマスコミ 表現の自由侵す〝生ツッコミ〟

A 「犯人とされる容疑者が、当法人・家庭連合への恨みを動機として行動に出たという報道に触れ、私どももとても心重く受け止めております。社会の皆さまにもさまざまにお騒がせしていることに深くおわび申し上げます」 B 「謝っているポイント違いますね。あくまでひとごとです」 この〝やりとり〟は2022年8月10日、タレントの宮根誠司氏が司会を務める日本テレビ系列の読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」が中継した世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の田中富広会長による日本外国特派員協会での記者会見の冒頭部分だ。

【連載】脅かされる信教の自由㉗ 第4部 一線を越えたマスコミ 公判前に山上被告を主人公化

2022年7月8日午前11時36分に奈良県・大和西大寺駅の北口ロータリーで発生した事件から2年が過ぎた。日本テレビは盆休み中の8月13日、「ザ!世界仰天ニュース2時間スペシャル」で「安倍晋三元首相銃撃事件」をドラマにして放送した。

【連載】脅かされる信教の自由㉖ 第4部 一線を越えたマスコミ 典型的印象操作も反省なし

2023年4月15日、衆院補選の応援演説を行う岸田文雄首相のそばに爆発物が投げ込まれた事件の後、時ならぬ「テロリスト」関連報道の論争が起こった。

【連載】脅かされる信教の自由㉕ 第4部 一線を越えたマスコミ 公正さ欠き「放送基準」逸脱

民間のテレビとラジオ各社が加盟する日本民間放送連盟(民放連)は各社が「番組基準」を策定する際の参考として、共通のルール「放送基準」をまとめている。放送によって傷ついたり不快な思いをする聴視者が出ないようにするためだ。

【連載】脅かされる信教の自由㉔ 第4部 一線を越えたマスコミ テロリストへの同調煽る

2023年4月15日午前、衆議院和歌山1区補選の応援のため、雑賀崎(さいかざき)漁協に駆け付けた岸田文雄首相を狙って、パイプ爆弾のような物を投げ付けられる事件が発生した。逮捕されたのは木村隆二被告(24=当時)だった。

【連載】脅かされる信教の自由㉓ 第4部 一線を越えたマスコミ 「一方に過熱」報道を危惧

「テレビは自民党議員と旧統一教会の繋(つな)がりの追及に躍起になっている。一方向に過熱するのはテレビの悪い癖だ、と私は思っている」

【連載】脅かされる信教の自由㉒ 第3部 信者への差別・人権侵害 声を上げ出した信者たち

世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)への解散命令請求が昨年10月に出され、教団信者の多くは、教団側の対応を見守ってきたが、信者たちの一部は独自に街頭に立ち、自身の意見を社会に訴え始めた。

【連載】脅かされる信教の自由㉑ 第3部 信者への差別・人権侵害 契約白紙化に感じる差別

安倍晋三元首相暗殺事件を巡る報道は、山上徹也被告が世界平和統一家庭連合(家庭連合=旧統一教会)信者である母親の高額献金に対する恨みを供述したという警察情報が事件直後に流れ一大センセーションとなった。凶悪な事件そのものが小さく見えるほど毎日のように家庭連合批判が繰り返された。

【連載】脅かされる信教の自由⑳ 第3部 信者への差別・人権侵害 偏向報道に傷つき自殺

「信者の人権を守る2世の会」代表の小嶌希晶さん(28)によると、世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)へのマスコミ報道が過熱して以降、2世の自殺が数件起きている。小嶌さんは「多くの2世たちが自分も知らず知らずのうちに傷ついている」と指摘する。

【連載】脅かされる信教の自由⑲ 第3部 信者への差別・人権侵害 家族に亀裂 相続放棄強要も

世界平和統一家庭連合(家庭連合=旧統一教会)への批判報道によって、信者と非信者の家族や親戚との亀裂が深まる事態が起きている。バッシング報道の影響を受けた信者の親が、棄教の意思を書面で示すよう強要した事例もある。

【連載】脅かされる信教の自由⑱ 第3部 信者への差別・人権侵害 車に落書き 家の窓ガラス破損も

1992年、国際合同結婚式や「霊感商法」がテレビのワイドショーに大きく取り上げられ、世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)への批判報道は繰り返されてきた。そのため、信者がその信仰を理由に差別や偏見、時には〝敵意〟にさらされ悩み苦しむという事態も起きていた。

【連載】脅かされる信教の自由⑰ 第3部 信者への差別・人権侵害 落書き犯供述に反省なし

「犯人は悪を退治するヒーローのつもりだったと聞き、憤りを感じた信者は多かったと思う」愛知県名古屋市にある世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の「名城家庭教会」(名城教会)の男性職員はそう話す。2年前の2022年8月15日深夜、名城教会は出入り口の扉などに、スプレー塗料を使った「カルト」「キケン」などの落書き被害に遭った。安倍晋三元首相の銃撃事件から1カ月、家庭連合へのバッシング報道が過熱していた時期だ。

【連載】脅かされる信教の自由⑯ 第3部 信者への差別・人権侵害  「殺すぞ」など脅迫電話

世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)は、安倍晋三元首相暗殺事件以降、信者や教会がさまざまな被害に遭っていることを明らかにしている。昨年11月7日に記者会見した家庭連合の田中富広会長は「事件以降、本当に大変な状況を経験してきている」と語る。

【連載】脅かされる信教の自由⑮ 第2部 地方議会への波紋 宗教法人迫害は歴史に残る 

今年3月20日、千葉市で開かれた世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の信者が主催した信教の自由をテーマにしたシンポジウムに、国会議員の姿があった。「NHKから国民を守る党(NHK党)」の浜田聡(さとし)参院議員だ。

【連載】脅かされる信教の自由⑭ 第2部 地方議会への波紋 信者公表、7選後も自民に

徳島市議の美馬秀夫氏は、世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の信者であることを公言し、議員活動を続けてきた。2022年8月、岸田文雄首相が自民党総裁として家庭連合との関係を絶つと宣言したのを受け、メディアは地方議員と教団の関係を追及するが、美馬氏にも地元の徳島新聞などからアンケートが送られてきた。

【連載】脅かされる信教の自由⑬ 第2部 地方議会への波紋 市の中立性逸脱を懸念

天宙平和連合(UPF)の付属組織「富山県平和大使協議会」は、若者がサイクリングで世界平和を祈念する「ピースロード」、識者から歴史、文化、教育などを学ぶ「富山オープンカレッジ」など複数の行事を富山市、同市教育委員会の後援を得て行ってきた

【連載】脅かされる信教の自由⑫ 第2部 地方議会への波紋 関係断絶の裏に小選挙区制

「勝共連合の何十周年大会というと昔は、きら星のごとく国会議員が並んでいたんだけど、昨年の55周年大会はなぜか僕が来賓代表だった。どうして国会議員がいないのか。意気地がないんだ」

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