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米核施設攻撃でEUは岐路に 対イスラエル関係見直し

イランとイスラエルの停戦交渉を主導したいマクロン仏大統領を含む欧州連合(EU)がイランとの核開発を巡る協議を始める中、トランプ米政権が22日、イランの核施設への大規模な直接攻撃を行った。そのため、EUは困難な立場に追い込まれている。北大西洋条約機構(NATO)の加盟国である米国の行動決定に他のNATO加盟国が蚊帳の外に置かれたことで、NATO内に深刻な亀裂が生じている。

中国の港湾買収 安全保障上の懸念 欧州委員会が警告

欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会のアポストロス・ツィツィコスタス運輸委員は8日、欧州の港湾は「安全保障を再検討し、外国企業の進出をより慎重に調査する必要がある」との通達を企業向けに出した。背景には中国企業が欧州の港湾約30カ所に株式を保有しており、安全保障上の懸念が高まっているからだ。

ロシア産ガス 全面禁止提案ーEU ハンガリー、スロバキア反発

欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は6日、2027年末までにロシアからの天然ガス輸入を全面停止する法案を来月、提示すると発表した。EUはロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシア産エネルギーの段階的脱却を目指し、大幅に輸入を削減中だ。

対米貿易交渉でタカ派とハト派-EU 異なる対応に団結は困難か

イタリアのメローニ首相がホワイトハウスで17日、トランプ米大統領と会談して以来、EUによる対米関税交渉はタカ派とハト派に分かれている。ハト派の代表格、メローニ氏は米国が要求する貿易不均衡の是正、防衛費の負担増に応えながら、トランプ氏による追加関税の緩和を目指している。一方、タカ派の代表、フランスのマクロン大統領は対米投資を控えるよう財界に要請している。

ガブリエル元独外相「カナダはEU加盟を」

ジグマール・ガブリエル元外相(65)は「カナダが欧州連合(EU)に加盟することを勧める」と述べた。ドイツ日刊紙ブレーメン紙「ヴェーザー・キュリエ」(5日付)に語った。同氏は今年に入り、1月、3月にも同じ見解を明らかにしている。

ウクライナ支援策、EU首脳合意できず  

欧州連合(EU)は20日開催した新たなウクライナ支援策を協議する首脳会議で、ハンガリーのオルバン首相の反対で支援策について合意できず、全会一致の決定を断念した。残りの加盟26カ国は支援強化などを掲げる文書を採択した。カラス外交安全保障上級代表(外相)の2025年400億ユーロ(約6兆5000億円)規模の軍事支援を全加盟国に課す提案は見送られた。

EU、シリアへ追加支援表明 暴力など不安定な国内事情続く

欧州連合(EU)・欧州委員会のフォンデアライエン委員長は17日、シリア国内で最近、暴力事件が多発するにもかかわらず、EUによる25億ユーロ(約4000億円)に上る追加支援を表明した。今後2年間でシリア人に対してEUが約束した支援総額は58億ユーロ(約9280憶円)に達した。

米圧力で大西洋同盟に亀裂 強まる欧州安保への当事者意識【連載】ウクライナ侵攻4年目 米欧のあつれき(中)

欧州は米トランプ政権誕生に身構えていたが、その緊張感は予想をはるかに超えている。トランプ大統領がウクライナの鉱物資源を要求、さらにウクライナのゼレンスキー大統領を目の前にして「切れるカードを持っていない」と発言したことで、米国への不信感は頂点に達した。

EU財務相、防衛力強化へ資金調達協議 6月決定目指す

欧州連合(EU)財務相らは10日、防衛力強化への資金調達のための新たな共同借り入れ、既存のEU基金、欧州投資銀行の役割拡大について協議し、6月の決定を目指す。

EU、ウクライナ支援4800億円 ロシア凍結資産から

欧州連合(EU)は10日、EUのロシアの凍結資産から30億ユーロ(約4800億円)をウクライナ支援に活用するために支払ったと発表した。資産活用は主要7カ国(G7)が合意したもの。G7は2024年10月に、ロシアの凍結資産の運用益を原資として、ウクライナに約450億ユーロの融資を行うことで合意している。

欧州諸国 来年から防衛費増額に合意 トランプ氏 GDPの5%示唆

フィンランド北部で開催された欧州の安全保障、防衛、移民に関する欧州連合(EU)会議は22日、NATO諸国は国内総生産(GDP)の2%をはるかに超える防衛費増額の新たな目標数値の調整に入った。EU欧州委員会の外務・安全保障政策上級代表カヤ・カラス氏は、「欧州は自国を防衛し、戦争を防ぐためにもっと努力する必要があることに全員同意した」とX(旧ツイッター)に投稿した。

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