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核恫喝時代―日本の選択の最新記事

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核兵器保有論 関門となる米国と9条改憲【連載】核恫喝時代―日本の選択(12)

「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」

不安視される拡大抑止 ロシアの消耗戦で高まる極東リスク【連載】核恫喝時代―日本の選択(11)

安全保障専門家の間で「10月危機説」が指摘されている。ウクライナを支援する米国など北大西洋条約機構(NATO)側の武器弾薬が不足するためだ。「中国が米国は出て来れないと見極めた場合、尖閣諸島や台湾で有事となる可能性は上がる」。元陸将補で日本安全保障フォーラム会長の矢野義昭氏は懸念する。

非核三原則見直し 核共有提起した安倍元首相【連載】核恫喝時代―日本の選択(10)

「日本が有事になって米国が助けてくれないことははっきりした」。ウクライナを巡る米国の動きから日本国際問題研究所客員研究員の田村重信氏はこのように述べ、米国頼みの防衛政策からの脱却を唱える。まずは、非核三原則(核兵器を持たない、つくらない、持ち込ませない)のうち「持ち込ませない」を変えるべきと主張。中谷元・首相補佐官は今年2月18日、高知市で行われた国政報告会で「持ち込ませず」を見直す必要性に言及した。

タブー視された核議論 「抑止」も許さぬ被爆地世論【連載】核恫喝時代―日本の選択(9)

「世界中の指導者は核抑止論は破綻していることを直視し、厳しい現実から理想へと導く具体的な取り組みを早急に始める必要がある」。広島市の松井一実市長は6日、「原爆の日」の平和記念式典で岸田文雄首相を前に、こう訴えた。

NATOの核共有 抑止力強化へ投下訓練も【連載】核恫喝時代―日本の選択(8)

欧州では、冷戦時代からソ連の核に対抗するための抑止力として、北大西洋条約機構(NATO)の一部の国で米国の核が「共有」されてきた。核攻撃への不安が高まる中、核配備基地の整備が進められるとともに、核抑止に関する軍事訓練も毎年実施されている。

ロシアに翻弄される欧州 核抑止秩序 崩壊の危機【連載】核恫喝時代―日本の選択(7)

ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長(前大統領)は今年1月、対ロシア支援を話し合う北大西洋条約機構(NATO)会合を前に「通常戦争での核保有国の敗北は核戦争を引き起こす可能性がある」と警告した。6月には外交・防衛政策専門家セルゲイ・カラガノフ氏が「核兵器使用の敷居を下げることによって、核抑止を再び説得力のある議論にしなければならない」と主張したことが伝えられた。

米国の核軍縮リスク 左派に配慮のバイデン政権【連載】核恫喝時代―日本の選択(6)

バイデン米大統領は昨年10月上旬、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、「ハルマゲドン(最終戦争)」が起きるリスクを警告した。「あの男が戦術核兵器や生物・化学兵器の使用を示唆したが、それは冗談ではない」とし、プーチン大統領が追い詰められれば、核の使用に踏み切る可能性があると述べた。

北欧国の中立転換 「最も十分な」安全保障選ぶ【連載】核恫喝時代―日本の選択(5)

ウクライナの非武装中立化――。北大西洋条約機構(NATO)東方拡大を理由にロシアが昨年2月に開始した「特別軍事作戦」の目的だ。しかし、キーウ(キエフ)攻略に失敗し、長期戦が兆すとプーチン大統領は核部隊を戦闘態勢に移す命令を発した。このことは別の中立国、北欧のフィンランド、スウェーデンに大きな波紋を呼んだ。

中国の大規模核軍拡 2030年代に米国と「均衡」か【連載】核恫喝時代―日本の選択(4)

 中国のネット上で、日本が台湾問題に軍事介入すれば、核攻撃も辞さないと脅迫する動画が拡散したのは、2021年7月のことだ。動画は「六軍韜略」という中国の軍事情報チャンネルが投稿したものだが、削除後に中国共産党の地方当局が再公開した経緯を考えると、中国政府公認の主張とみていいだろう。

台湾有事の核リスク 使用排除しない習近平氏【連載】核恫喝時代―日本の選択(3)

台湾有事で中国は核を用いる可能性がある――。米国で実施された図上演習で、こんな衝撃的なシナリオが明らかになった。

米韓の拡大抑止 「釜山を横須賀・佐世保並みに」【連載】核恫喝時代-日本の選択(2)

「いずれ釜山は横須賀や佐世保並みの米戦闘艦母港になるのではないか」北朝鮮の核脅威を巡る米韓の拡大抑止。その要所の一つである韓国南東部の釜山について、ある北朝鮮問題専門家はこう語った。

北朝鮮の脅威 ミサイル「1~2年内完成」【連載】核恫喝時代-日本の選択(1)

先月27日夜、北朝鮮・平壌の金日成広場で朝鮮戦争の休戦協定締結70年を記念する軍事パレードが行われた。同国にとってこの日は「祖国解放戦争に勝利した日」。ひな壇中央には金正恩総書記が立ち、すぐ右隣にロシアのセルゲイ・ショイグ国防相、左隣に李鴻忠・中国共産党政治局員がそれぞれ並んだ。

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