[地球だより]
1日の最適な歩数は?ースペインから
編集部 -
スペインの通信社「ヨーロッパ・プレス」に、懐かしい話題が掲載されていた。早死にを避け長寿を願うためには、1日にどのくらい歩くのが最適かというものである。日本では、国民の運動不足が叫ばれ始めた頃、歩け歩け運動が推奨され、1万歩がその目安とされた。
象の糞からリサイクル ネパールから
編集部 -
先日、チトワン出身のネパール人と話している時、思いがけず、チトワンにある国立公園の話になった。チトワン国立公園は、1973年にネパール初の国立公園に指定され、84年には、ユネスコの世界遺産(自然遺産)にも登録されている国立公園である。
戦時下のめぐり逢いーイスラエルから
編集部 -
ロシア軍によるウクライナへの侵攻が始まってから、300万人もの避難民が出ているという。ウクライナには、イスラエルへの移住資格者が約20万人いるとされる。イスラエルは当初、移住資格がある避難民だけを受け入れていた。現在は、資格のない避難民2万5千人も受け入れ、状況が落ち着くまで滞在できるようにするという。
パリのロシア人ーフランスから
編集部 -
フランス人は3代さかのぼれば、国外からの移民といわれるほど、さまざまな血が混じり合っている国だ。フランスが生んだ20世紀美術の巨匠、マルク・シャガールは帝政ロシアのユダヤの寒村ヴィチェプスク(現ベラルーシ)出身だ。
史上初の金メダルで続く歓喜ーフィンランドから
編集部 -
アイスホッケーはフィンランドで最も人気があるスポーツだ。国際アイスホッケー連盟への登録人数は7万人を超え、人口の1・3%。人口比では世界で2番目に多い。アイスホッケーの試合のテレビ中継はスポーツの中で視聴率が最も高い。
温かい話題の「脱北者」ー台湾から
編集部 -
そんなニュースを見ても、北朝鮮から脱出した人が海を渡って台湾にまで押し寄せている、と勘違いしてはいけない。台北市や隣接する新北市などの「北部」を離れる人たちを「脱北者」と呼ぶのだ。言葉遊びが好きな台湾人ならではの表現である。
外国でも逃れられない花粉症ー米国から
編集部 -
3月に入り、暖かい日が増え、すっかり春らしい気候になったが、喜ばしいことばかりではない。早くも、鼻づまり、くしゃみなど、花粉症の症状が出始めたからだ。
定年後を生き抜く術ー韓国から
編集部 -
60歳の定年で長年勤めた職場を退職した知人に久しぶりに会った。毎日どうしているかと思って尋ねると、「午前中、1万歩歩くのが日課」だという。彼の自宅はソウルを東西に流れる漢江沿いのマンション。川沿いに整備された遊歩道を中心に2時間ほど歩き、そのまま外で昼食を済ませてから帰宅している。
ついにニューノーマル フィリピンから
編集部 -
マニラ首都圏など新型コロナウイルス感染が収束している地域で、念願のニューノーマルに移行した。これまで世界一長いと言われるロックダウン(都市封鎖)を経て、世界有数の厳しい検疫規制を続けてきたフィリピンだが、ようやくコロナ禍前に近い生活が送れるようになった。
ウクライナ国民の叫び伝わる オーストリアから
編集部 -
ウィーンからウクライナの首都キエフまで1000キロ余り。そのキエフがロシア軍の攻撃を受けた。もちろん砲声は聞こえてこないが、ウクライナ国民の叫びが伝わってくる。
応援したい新たな水曜集会ー韓国から
編集部 -
韓国では今回の北京冬季五輪で反中感情が巻き起こった。開会式で少数民族の朝鮮族代表が韓服姿で登場し、まるで韓国が中国の属国扱いを受けたような気分にさせられたこと、また韓国にとって金メダル獲得の期待が最も懸けられていた男子ショートトラックで審判から不可解な失格判定を受け、代わりに中国選手が金メダルを取ったことなどが原因だ。それを意識したのか、選挙直前の大統領候補たちまで中国批判で鼻息が荒かった。
親しき仲にも返済あれ ネパールから
編集部 -
ネパールに住んでいると、たびたび、お金を貸してほしいというネパール人の友人からお願いがやってくる。しかも、日本円で1万や2万の額ではなく、大体、数十万の単位で頼んでくる。「ちょっと入り用で…20日後には必ず返すから!」といった感じで頼まれ、2年前の3月に幾人かに立て続けに貸したのであるが、その後、誰も一向に返してくる気配はない。
高校生ボランティアの活躍ーイスラエルから
編集部 -
イスラエルの高校生は、社会貢献のためにボランティアをする。カリキュラムの中の一つなので、1年間にボランティアをする時間が決められている。ボランティア先は、幼稚園、図書館、スーパーマーケット、救急サービスなどさまざまである。
トラの字を冠するも…ー韓国から
編集部 -
こちらでは1月1日からちょうど一月遅れで「ソルラル(旧正月)」を迎え、名実ともに年が明けた。今年の干支(えと)は「寅(虎)」。この字を見ると思い出す大先輩の韓国人記者がいる。愛称は「タイガー李」。眉毛が吊(つ)り上がり目はギョロリとして、最初は強面(こわもて)の印象からこの名が付いたと勝手に思い込んでいたが、名前の漢字表記の一文字が「寅」で、そう呼ばれていると後で聞いた。晩年、名物コラムニストとして後輩たちから慕われた。
再び春節イベントを禁止 ーフィリピンから
編集部 -
意外に思うかもしれないがアジアのラテン国家と呼ばれるフィリピンには、チャイニーズニューイヤー(春節)を祝う文化が根付いていて、普通の正月に匹敵するほどのお祝いをする地域もある。 マニラ市には東南アジア最古と言われる中華街がある。この時期になると赤い提灯(ちょうちん)があちこちに飾られた商店街では、派手な爆竹とドラゴンダンスが路上で披露され、多くの観光客で賑(にぎ)わうのが恒例となっている。