地球だより

珍しい自治体の合併ースペインから

スペイン西部にあるエストレマドゥーラ州の「ドン・ベニト」と「ビジャヌエバ・デ・セレナ」の合併が、住民投票を経て決定した。

ウクライナ国民の叫び伝わる オーストリアから

ウィーンからウクライナの首都キエフまで1000キロ余り。そのキエフがロシア軍の攻撃を受けた。もちろん砲声は聞こえてこないが、ウクライナ国民の叫びが伝わってくる。

高級魚ハタも雑魚扱い ーベトナムから

 ベトナムの中部ダナンは、川に寄り添う小さな漁村から発展していった町だ。

オミクロン株、甘く見るなかれーブラジルから

 2月初め、体の芯に悪寒を感じた。風邪を疑ってプロポリスを服用し、早めの睡眠を心掛けた。ブラジルはプロポリスの本場であり、自宅に常備してある。

応援したい新たな水曜集会ー韓国から

 韓国では今回の北京冬季五輪で反中感情が巻き起こった。開会式で少数民族の朝鮮族代表が韓服姿で登場し、まるで韓国が中国の属国扱いを受けたような気分にさせられたこと、また韓国にとって金メダル獲得の期待が最も懸けられていた男子ショートトラックで審判から不可解な失格判定を受け、代わりに中国選手が金メダルを取ったことなどが原因だ。それを意識したのか、選挙直前の大統領候補たちまで中国批判で鼻息が荒かった。

親しき仲にも返済あれ ネパールから

 ネパールに住んでいると、たびたび、お金を貸してほしいというネパール人の友人からお願いがやってくる。しかも、日本円で1万や2万の額ではなく、大体、数十万の単位で頼んでくる。「ちょっと入り用で…20日後には必ず返すから!」といった感じで頼まれ、2年前の3月に幾人かに立て続けに貸したのであるが、その後、誰も一向に返してくる気配はない。

高校生ボランティアの活躍ーイスラエルから

 イスラエルの高校生は、社会貢献のためにボランティアをする。カリキュラムの中の一つなので、1年間にボランティアをする時間が決められている。ボランティア先は、幼稚園、図書館、スーパーマーケット、救急サービスなどさまざまである。

トラの字を冠するも…ー韓国から

 こちらでは1月1日からちょうど一月遅れで「ソルラル(旧正月)」を迎え、名実ともに年が明けた。今年の干支(えと)は「寅(虎)」。この字を見ると思い出す大先輩の韓国人記者がいる。愛称は「タイガー李」。眉毛が吊(つ)り上がり目はギョロリとして、最初は強面(こわもて)の印象からこの名が付いたと勝手に思い込んでいたが、名前の漢字表記の一文字が「寅」で、そう呼ばれていると後で聞いた。晩年、名物コラムニストとして後輩たちから慕われた。

投票転じて福島産食品解禁ー台湾から

昨年12月、原発建設再開など4テーマで公民投票が行われたが、日本の関心は「米国産ラクトパミン使用豚肉の禁輸に同意するか」という議案だった。

再び春節イベントを禁止 ーフィリピンから

意外に思うかもしれないがアジアのラテン国家と呼ばれるフィリピンには、チャイニーズニューイヤー(春節)を祝う文化が根付いていて、普通の正月に匹敵するほどのお祝いをする地域もある。  マニラ市には東南アジア最古と言われる中華街がある。この時期になると赤い提灯(ちょうちん)があちこちに飾られた商店街では、派手な爆竹とドラゴンダンスが路上で披露され、多くの観光客で賑(にぎ)わうのが恒例となっている。

エルサレムに雪ーイスラエルから

イスラエルといえば、砂漠と灼熱(しゃくねつ)の太陽を思い浮かべる人がほとんどだろう。しかし、イスラエルにも冬はある。乾期である5月から10月にかけては、ほとんど雨が降らないが、11月から雨期に入り、所によっては雪も降る。今季はなかなか雨が降らないと思っていたら、1月に入って雨が降り続くようになった。

日本食フード革命 ーオーストリアから

豆腐、納豆、シイタケ、酒、ワサビ、日本食の代表的な食品や食材がオーストリアで買えるようになる日がくるとは考えもしなかった。しかも日本からの輸入品ではなく、「オーストリア人のオーストリア人によるオーストリア人のため」に国内生産の日本食であり、食材なのだ。「フード革命」と呼んでも可笑(おか)しくない。

甘いだけがデザートじゃない ータイから

タイのデザートは結構、バリエーションに富む。広大な大地と太陽の恵みをいっぱいに受け、豊かな作物に恵まれているからかもしれない。

カシューアップルの美味しさに触れるーブラジルから

 先日、郊外に農園を持つ日系人の知人から大量の「カシューアップル」を頂いた。カシューアップルは、カシューナッツに当たる種とリンゴのような色と形をした実の部分でできている。原産はブラジル、現在は中南米やインドなどで広く栽培されている。

日韓版「けがの功名」 韓国から

 「近くて遠い」といわれる日本と韓国だが、日韓のカップルは割とよく見掛ける。これは最近あったカップル誕生の話。

中国の脅しに屈しないリトアニア人ーフランスから

 パリ南西郊外イシ=レ=ムリノーに住んでいた頃に知り合った同じアパートの住人のリトアニア人夫婦は、すでに10年来の付き合いがある。彼らは2004年にリトアニアが欧州連合(EU)に加盟した後、パリに出稼ぎに来て定着した人たちだ。

ロシアとの関係で難しい舵取り ーフィンランドから

ウクライナ情勢をめぐってロシアと欧米との緊張関係が続く中、ロシアと隣接するフィンランドは特に自国の安全保障に対し一抹の不安を抱いている。

不審なテキストメッセージにご用心ー米国から

 ある日、「あなたはスティーブンさんですか。友人のエミリーから紹介されました」という人違いのテキストメッセージがスマホに届いた。無視しようかとも思ったが、間違いを知らせた方がよいだろうと思い、「私はスティーブンではない」と返した。

巣ごもり通販が全盛ー韓国から

 コロナとの闘いも3年目に突入したが、日本と同様に韓国でも巣ごもり需要が増えている。その流れに乗って売上げを堅調に伸ばしているのが、テレビなどによる通販だ。各家庭のテレビでは地上波に加え、ケーブルテレビ局のチャンネルを多数視聴できるようになっていて、常にどこかのチャンネルで通販の番組が放映されている。運営は財閥系列社のものが多く、自社製品を卸して利益率を上げる工夫もしている。

ワクチン未接種者は外出禁止 ーフィリピンから

新型コロナウイルス感染が静まり、フィリピンでは昨年10月ごろに大幅な規制緩和が実施され解放感に包まれたが、年末からオミクロン株によるとみられる感染急増に見舞われ、政府は再び規制強化に舵(かじ)を切った。

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