地球だより

ペルシャ語の軍報道官  イスラエルから

イスラエルには、多くのユダヤ人が移民してきた。世界中に散らばっていたユダヤ人が1948年の建国以来、続々と夢に見た故郷の地を踏んだ。その中には、イラン系が25万人ほどいる。

名前を漢字で書けますか? 韓国から

先日、取材で会った韓国の20代男性に名前の漢字表記を尋ねたら、一瞬戸惑った表情をした後、常時所持している住民登録証を取り出した。そこには名前がハングル表記と漢字表記で併記されていたのだ。「自分の名前の漢字表記すら覚えていないんですよ」と、彼はバツが悪そうに言ったが、若者に限らず中高年でも「そういえばこの年になっても自分の名前を漢字で書くことは滅多になくなった」(40代女性)というのが現状のようだ。

読解力の改善に本腰 フィリピンから

ドゥテルテ前大統領の娘で教育相も兼ねるサラ・ドゥテルテ副大統領は、世界最低レベルと評価された学生の読解力を向上させる秘策として「読書の日」を設ける戦略を打ち出した。

記録的猛暑で体感 気候変動の影響 ブラジルから

「熱」――。今年のブラジルを漢字1文字で示せと問われたら、間違いなくこの漢字を推す。とにかく暑い。サンパウロ州の隣に位置するミナスジェライス州の街では、ブラジル史上最高の気温44・8度を記録するなど、3000近くの自治体が熱波の影響を受けた。

収集家が奇跡の買い物 フランスから

10月21日、フランスの収集家がオンラインで約3万5000ユーロ(約570万円)で購入したマグダラのマリア像の絵が、イタリア・ルネッサンスの巨匠、ラファエロ(1483~1520年)の作品の可能性が高いことが判明、騒ぎとなっている。

感謝を示す「教師の日」 ベトナムから

11月20日はベトナムでは「教師の日」。官公庁や企業が休むということはないが、国民的祝日の一つになっている。

助っ人はカウボーイ イスラエルから

イスラエルでは、紛争のあおりが、農業にも及んでいる。テロ攻撃にあった南部のキブツ周辺の農園はもちろんのこと、北部でも外国人労働者が消えた。収穫の時期にもかかわらず人手不足で困っているという。

辛くて美味しいKフード 韓国から

30年ほど前の話だが、筆者が初めて韓国を訪れ、宿泊した地方のリゾートホテルで提供されたビュッフェ形式の食事は、現地の食文化との衝撃的な出会いだった。ステンレス製の仕切りプレートにご飯やスープ、おかずを自分で盛るのだが、キムチだけでなく全てのおかずの見た目が真っ赤だったのだ。予備知識なしに行った方も悪かったが、唐辛子入りの辛さの“洗礼”を受け、韓国滞在に対する悲壮(?)な覚悟を固めたのを覚えている。

中国系アプリ禁止の波 ネパールから

13日、ネパール政府は、中国系動画投稿アプリである「TikTok(ティックトック)」を禁止する方針を発表した。同アプリの悪用により、「社会の調和」を脅かし「善意が阻害」されていることが理由とされ、報道によれば過去4年間で1600件を超えるサイバー犯罪があったという。

頻発する危険なカーチェイス 米国から

先日、車でアパートの敷地を出ると、目の前の道路には20台近くものパトカーが止まり、上空には複数のヘリコプターが飛んでいた。

暗い世でも「プンシュを飲みたい」 オーストリアから

ローマ・カトリック教国のオーストリアでは11月に入れば、カウントダウンが始まる。宇宙に向けた人工衛星打ち上げの秒読みではなく、クリスマスまであと何日かというカウントダウンだ。子供だけではない。大人もクリスマスの到来を首を長くして待っている。

デジタル化でも必要な現金 フィンランドから

デジタル化が進む中、銀行を訪れることはほとんどない。かつては現金を預金したりすることもあったが、マネーロンダリング防止などの理由で、現金を扱う窓口業務はなくなった。

先の見えない避難生活 イスラエルから

ガザのテロ組織ハマスによる襲撃から1カ月が過ぎた。イスラエルは今も戦時中で、約20万人のイスラエル人が国内避難民となっている。

進化する無人コンビニ 韓国から

韓国でもすっかり定着した感のあるコンビニ。その歴史は1980年代初めにさかのぼるが、本格的に普及し始めたのは90年代のあるテレビドラマがきっかけだったといわれる。ドラマには当時のトップスターがカップル役で出演し、コンビニでカップラーメンとのり巻きを食べるシーンが出てきた。大企業が参入と撤退を繰り返し、現在はGS25、セブンイレブン、CU(旧ファミリーマート)、eマート24の主要4社がひしめき合っている。

機転利かせた報復 フィリピンから

フィリピンでライディング・イン・タンデム(2人乗り)と言えば強盗を指す言葉だ。これはバイクに2人乗りした強盗が被害者を銃で脅し携帯電話などを奪って、素早く逃走するという手口があまりに多いため定着してしまったワードだ。ニュースでも普通に使われる言葉なので現地を訪問する方は覚えておいた方がいい。

至福のコーヒー選び ブラジルから

ブラジルは世界最大のコーヒー生産国だ。消費量も多く、米国に次ぐ世界2位の量のコーヒーが飲まれている。サンパウロの街中では、至る所にコーヒーと軽食を楽しむことができる「バール(軽食店)」があり、米国発のスターバックスも人気だ。

パレスチナ緊迫で不穏な空気 フランスから

フランスでは、イスラエル情勢が悪化するたびに同国在住のアラブ系住民とユダヤ系住民が衝突する事件が発生する。理由は両者とも欧州最大規模のコミュニティーを抱え、歴史も長い。フランスに住んでいるとアラブ系、ユダヤ系住民は身近な存在だ。

踊りが深める共同体の絆 インドから

インド映画の鑑賞法は、椅子に座ったまま静かに見るというものではない。みんながみんなというわけでもないが、映画が興に入りテンポの速い音楽と踊りが始まると、若者たちを中心に通路に出て踊りだすのだ

最前線を支える妻たち イスラエルから

現在イスラエルは戦時下にある。ガザのテロ組織による奇襲攻撃に、36万の予備役兵が招集された。しかし、あまりに突然のことで必要な軍備も物資も足りていなかったようだ。

外国人の韓国語ネイティブ 韓国から

先日、ソウル市内のホテルでエレベーターに乗ろうとした時のこと。「明日の朝食は2階のビュッフェで7時から可能です。私が予約しておきました」と話す声が聞こえた。エレベーターに乗り込んで振り返ると、背の高い白人男性が韓国人の老夫婦と一緒に乗ってきた。どうやら声の持ち主は白人男性で、部屋まで案内するところだったようだ。一緒に乗った韓国人女性は、白人男性が韓国語を流暢(りゅうちょう)に話す姿を不思議そうに眺めていた。

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