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【剣の心をたずねて】(第2回) 韴霊剣 忠誠、武勇、平和を尊ぶ

 「神代の霊剣」と呼ばれ、日本建国に関わる重要な剣(つるぎ)には、先回触れた天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)(草薙剣〈くさなぎのつるぎ〉)の他に、韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)がある。これらを「日本の二大霊剣」とも言う。今回は、韴霊剣が「国譲り神話」で果たした役割や意義について触れたい。

【剣の心をたずねて】(第1回) 「三種の神器」継承される皇国の伝統 現存する鏡、勾玉、剣

 「古事記」「日本書紀」に描かれた神話の時代(神代(かみよ))、日本は細戈千足(くわしほこちだる)の国と言われた。剣や刀、矛(ほこ)、槍(やり)、弓など多くの武器が備わった国であるという美称だ。中でも、正統な皇位の象徴として、建国以来、継承されてきた「三種の神器」の一つが「剣(つるぎ)」であるように、剣は日本民族の生命となり、道をつくり、鍛錬を経ながら魂を育んできた。

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