ワールドスコープ

南ア総選挙、与党ANCの人気に陰り 台頭する極左勢力

南アフリカで今月29日、民主化以降7回目の総選挙が行われる。1994年以来政権を握ってきたアフリカ民族会議(ANC)の人気にも陰りが見え、過半数割れの可能性も指摘されている

韓国・尹大統領就任2年 局面打開へ疎通・謝罪

韓国の尹錫悦大統領が10日で就任2年の節目を迎えた。事実上の政権中間評価となった先月の総選挙では与党が記録的惨敗を喫し、その敗因として尹氏の疎通不足や独善的スタイルが指摘されている。そうした声に耳を傾けて再出発するのか。ねじれ国会のまま任期5年を全うしなければならず、厳しい国政運営も予想される。

仏、五輪控え警戒レベル最高位 国内外からテロの脅威

フランスは先月、ロシア・モスクワ郊外のコンサート会場で起きた銃撃テロを受け、警戒レベルを最高位に引き上げた。さらに7月開催のパリ五輪・パラリンピック大会に向け、志願した警備員、ボランティア、聖火ランナーから800人を危険人物として排除した

「必ず結婚」はわずか3割。韓国の青少年、「結婚・出産」に希望持てず

かつて英オックスフォード人口問題研究所から「22世紀に地球上から最初に消滅する国」と指摘され、現在も世界一の少子化が続く韓国。このほど青少年に結婚・出産観を尋ねる調査結果が公表され、追い打ちをかけるように衝撃が走った。そこには結婚にも出産にも前向きになれない実態が浮かび上がっている。

「EU環境政策」曲がり角 各国で広がる農業従事者デモ

欧州連合(EU)内の農業従事者らが2050年のカーボンニュートラル(脱炭素)達成のために打ち出したEU政策に反発し、フランスやスペイン、ベルギーなどEU全域で抗議行動を展開している。これを受け、欧州委員会は方針撤回を表明。欧州議会選挙が近づく中、EUは環境と農業政策の間で葛藤が続いている。

韓国、次期台湾総統に心境複雑 「反中」支持の民意歓迎

次期台湾総統に親米反中主義の頼清徳氏が当選したことを受け、韓国では周辺国に高圧的な中国の習近平体制に屈しない「民主主義陣営の砦(とりで)」が一つ守られたことを歓迎する一方、中国と台湾の軍事的緊張が高まれば北朝鮮が韓国に挑発の度合いを強める恐れがあるという警戒感も広がっている。手放しでは喜べない複雑な心境のようだ。

問われるいじめ対策の効力 「フランス」共感プログラムの導入も

フランスは昨年9月の新学年から、学校現場で深刻化するいじめの対策に乗り出し、加害者への厳罰化と、いじめ回避のためのデンマーク式教育プログラム導入を進めている。厳罰化対策導入から3カ月が経(た)ち、今年は共感プログラムが導入される。自殺者を出している深刻な現状を改善できるのか、注目されている。

体制支持・反米共闘に影響か 北の在外公館閉鎖 経済制裁で外貨稼ぎに支障

北朝鮮が先月からアフリカや欧州、アジアの在外公館を相次ぎ閉鎖し始めた。背景には国際社会の対北経済制裁に伴い現地での外貨稼ぎに支障が生じたことがあるようだが、今後さらに閉鎖が進めば、非同盟国を中心に働き掛けてきた自国体制への支持取り付けや反米共闘が弱まる可能性もありそうだ。

イスラエル、サウジ 正常化へ交渉進展 来年初頭までの合意も

米国が仲介するイスラエルとサウジアラビアの国交正常化合意に向けた交渉が進展している。サウジは米国による安全保障を求めており、イスラエルは来年初頭までに合意が実現するとの楽観的な見通しを明らかにしている。

ヒズボラ、イスラエル 紛争が再燃か

レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが最近、対イスラエル戦争を想定した大規模な軍事演習を実施した。一方、イスラエル軍もヒズボラ攻撃を想定した大規模な軍事演習を実施した。ヒズボラとイスラエルの軍事的再燃の可能性が高まっている。

福島原発処理水放出 韓国左派、反対の動き急 「犯罪行為」「低度の核テロ」

東京電力福島第1原子力発電所の処理水海洋放出が早ければ今夏にも始まるとの観測が広がる中、これに反対する韓国左派の動きが急だ。尹錫悦政権発足を機に加速する日韓関係改善に悪影響を及ぼしかねず、日本政府も神経を尖(とが)らせている。

【ワールドスコープ】欧州に大量流入する麻薬 英仏海峡が密売ルートに

英仏海峡は今、フランスから英国に危険な渡航を試みる不法移民だけでなく、南米などから大量に流れ込む薬物の受け渡し場所としても問題になっている。仏内務省は麻薬密売ルートの解明と組織壊滅に向け、過去にない摘発を行っているが、密売組織にとって欧州は成長市場となっており、さまざまな手段で密輸が試みられている。

ウクライナ和平、中国は調停者になれない

 中国の習近平国家主席は先月下旬、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、ウクライナに特別代表を派遣する考えを示した上で、「ウクライナ危機の政治解決のため自ら努力を尽くす」と述べ、和平調停に意欲を示した。両氏の会談は、ロシアのウクライナ侵攻後初めてとなるが、習氏の本気度は疑わしい。(池永達夫)

コロナ禍で出生率低下危機 欧州、家族政策リセットの年

出生率低下が顕著な欧州各国は、新型コロナウイルスの悪影響の検証を始めている。フランスは今でも欧州では少子化対策の優等生だが、出生率低下に歯止めをかけられていない。ただ、欧州では依然、国家を構成する最低単位を家族に置いており、欧州も家族政策の原則から対策をリセットする年となりそうだ。

「新たな動員」に揺れるロシア 出回る23日国境閉鎖説

ウクライナ東部や南部を中心にロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続ける中で、ロシアが新たな動員を行うという情報がメディアで流れている。ロシアは軍事侵攻の指揮を執る新たな総司令官に、制服組のトップであるゲラシモフ参謀総長を任命しており、ロシア軍が新たな攻勢に出るのではとの見方も強い。

イスラエル ネタニヤフ新連立政権が発足 懸念強まるパレスチナとの衝突激化

 イスラエルで昨年12月29日、右派政党「リクード」党首のネタニヤフ元首相率いる新連立政権が発足した。パレスチナに強硬な極右政党や宗教政党と連立を組んだ新政権は、イスラエル史上最も右寄りとされ、イスラエルとパレスチナとの衝突が激化する懸念が強まっている。

「ピンクの潮流」が再来 左派政権が席巻する南米 格差拡大し政情不安定

南米諸国で左派政権が連鎖的に発足し、「ピンクの潮流」とも呼ばれた2000年代初頭に似た動きが強まっている。コロナ禍とウクライナ紛争による経済危機が各国に拡大する中、公約した格差是正に「希望」を抱かせ支持を集めたが、米国との外交関係は薄まり、直面する経済問題の解決には決め手を欠き支持率が低下するなど、多くは盤石とも言えない状況だ。

露のスパイ活動に欧州警戒 独情報機関員が機密提供か

ドイツで21日、首相直属機関の情報機関「連邦情報局(BND)」の上級職員が、ロシアに国家機密を漏らしたとして反逆容疑で逮捕された。隣国オーストリアでも19日に、39歳のロシア系ギリシャ人が国家機密をロシアに流していたことが発覚したばかりだ。一見、両事件は発覚時期が近いだけで無関係のようだが、共通点もある。

対米関係修復する比大統領 南シナ海問題、中国を強く牽制

ハリス米副大統領がフィリピンを訪問しマルコス大統領と会談を行った。米政府は中国が軍事拠点を増やし続ける南シナ海において、米軍の存在感を再び高めることを試みようとしている。そのためには比との間で交わした防衛協力強化協定(EDCA)の強化が必須となる。具体的には比国内に米軍が利用できる拠点をさらに増やし周辺有事に備えるというものだ。

東ティモール、ASEAN加盟へ 南太平洋で中国牽制狙う米国

東南アジア諸国連合(ASEAN)は今月中旬、カンボジアの首都プノンペンで開かれた首脳会議で東ティモールをASEAN加盟国に迎え入れることで原則合意した。早ければ2025年にもASEANは、これまでの10カ国から11カ国体制になる。それまで東ティモールは、オブザーバーとして首脳会議を含むすべてのASEAN関連会合への参加が認められる。

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