フランスの最新記事

最新記事一覧

テロの脅威収まらないフランス 風刺紙襲撃から10年

フランス・パリにある風刺週刊紙シャルリー・エブド編集部がイスラム過激派に襲撃されてから10年がたった。大統領夫妻出席の追悼式典参列者は想定していたよりも少なかったが、テロ事件が風化したわけではない。むしろ、マクロン政権への支持率低迷と相まって、移民排斥の右派勢力への支持は確実に上昇している。

ルペン氏死去96歳 仏右派政党「国民戦線」創設者

フランスの右派政党「国民連合」(RN)の前身「国民戦線」(FN)の創設者、ジャンマリ・ルペン氏が7日、96歳で死去した。ルペン氏は第1次インドシナ戦争出征を経て、1956年に27歳で下院議員に初当選し、72年にFNの前身「新秩序」を創設。オイルショックで失業した人々に「移民が職場を奪っている」と主張し、支持を集めた。

仏政治に影響力増す 議会運営で厳しい判断 右派・国民連合 ルペン氏

仏国民議会(下院)の大勢力にのし上がった右派・国民連合(RN)は、昨年7月の下院選で国会の第3勢力となり、昨年12月にはバルニエ内閣の不信任案でバルニエ首相を発足2カ月半で辞任に追い込んだ。影響力の強さでは評価されるが過半数を占める政党がない中、RNが政府を機能不全に陥れたことに対し国民から厳しい目が向けられている。

フランス、12年ぶりシリア大使館再開 ISとの闘いは継続要請

シリアのアサド政権崩壊を受け、カタールやトルコが新勢力に接触し、首都ダマスカスに大使館を再開する中、フランスも17日、外交使節団を12年ぶりに首都に派遣、大使館再開の準備に入った。フランスは、シリアの委任統治国だった過去があり、シリアとは元来縁が深い。

苦境のマクロン政権 新首相で膠着抜け出せるか フランス

フランスのマクロン大統領は13日、フランソワ・バイル氏を首相に任命した。仏政界の重鎮の一人、中道政治家のバイル氏は左派が嫌う人物である一方、右派・国民連合(RN)率いるマリーヌ・ルペン氏の理解者でもある。カトリック出身の「フランスの良心」の代弁者は、ハングパーラメント(宙づり)議会を融和に導けるのか、手腕が問われる。

ノートルダム大聖堂 「人類共通の財産」復活を喜ぶ【社説】

2019年に大規模火災が起きたフランス・パリのノートルダム大聖堂が蘇(よみがえ)った。5年8カ月の修復工事を経て再開された「人類共通の財産」の復活を喜びたい。

仏内閣 不信任案が可決 2カ月半で総辞職 政治的混乱は必至

フランス国民議会(下院、定数577)は4日、バルニエ内閣に対する不信任決議案に過半数が賛成票を投じ可決した。フランスでの不信任は1962年のポンピドゥー内閣以来。マクロン大統領が今年9月にバルニエ首相を指名したが、2カ月半で内閣総辞職する。今年6月末に解散総選挙が実施されており、憲法の規定で来年7月までマクロン氏は総選挙を実施できない仕組みになっている。

イスラエル首相は「免責」ICC逮捕状に仏

フランス外務省は27日、国際刑事裁判所(ICC)が出したイスラエルのネタニヤフ首相に対する逮捕状について、「免責規定の対象になる」との見解を表明した。バロ仏外相は、一部の指導者に対してICCの訴追から免責される可能性があると見なしていると述べていた。バロ氏はラジオ局フランス・アンフォのインタビューで、ネタニヤフ氏が入国した場合、フランスは逮捕するかとの質問に明言を避けた。

降雪でエッフェル塔閉鎖 フランス 各地で停電、路面凍結

フランスの首都パリは21日に降った雪でエッフェル塔もすっかり雪景色となり、22日午後まで閉鎖された。メテオ・フランス(仏気象庁)は、首都圏のイルドフランス地方に、21日と22日、雪および凍結に対するオレンジ警報を発令した。低気圧の通過により、寒気、降雪、降雨で路面凍結する地域が広がっている。

注目ワード

人気記事(1週間)

おすすめ記事

Google Translate »