持論時論の最新記事

最新記事一覧

【持論時論】武道と宗教は表裏一体 極真会館手塚グループ世界会長 森 義道氏に聞く

大山倍達(ますたつ)(1923~94年)が創始した極真空手は心技体を鍛える武道で、一般の空手が行う「寸止め」をしない「直接打撃」が大きな特徴だ。「ケンカ空手」とも呼ばれ、大山倍達がモデルの漫画「空手バカ一代」が評判を呼び、かつて大きなブームになった。極真会館手塚グループ世界会長の森義道(ぎどう)氏(70)にその神髄と生き方を伺った

【持論時論】 芸術は精神の糧 画家 海老澤 研氏に聞く

「私の絵は内的な観察の足跡」。そう語るのは画家の海老澤研氏だ。色鮮やかに描かれた油彩画の抽象画や花の絵は、見る者を惹(ひ)きつける。日本と海外を行き来しながら創作活動を行っているという海老澤氏に、芸術への思いとその人生について聞いた。(聞き手・石井孝秀)

【持論時論】吉備・岡山の宗教風土 奈良時代 岡山歴史研究会事務局長・郷土史家 山田良三氏に聞く

律令(りつりょう)制と仏教による国造りを目指した古代日本は、優秀な若者を中国に派遣し、政治、経済から文化、技術まであらゆることを学ぼうとした。

【持論時論】家庭連合への不当な差別反対、取手市議の闘い 茨城県取手市議会議員 細谷典男氏に聞く

今年1月に行われた市議会議員選挙で、政府が解散命令請求を行った世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への差別反対を前面に打ち出し、前回の2倍近い票を獲得して当選した政治家がいる。茨城県取手市議会議員、細谷典男さん(73)。なぜ逆風に立ち向かい、落選の危惧さえあった選挙戦略を立てたのか。その理由を知りたくて、細谷さんに会った

【持論時論】女性の美は社会貢献 自己肯定感高めるおしゃれ 美容家 林亜矢子さんに聞く

「女性が美しく輝くことは、社会貢献」こう断言するのは、東京・銀座でネイルサロンを営む林亜矢子さん。自ら美容クリームの開発や女性経営者のプロフィル写真撮影なども手掛ける林さんに、“美”に対する熱い思いを語ってもらった。

鎌倉仏教の宗祖・栄西、法然輩出 吉備・岡山の宗教風土 古代編 岡山歴史研究会事務局長・郷土史家  山田良三氏に聞く

今年は浄土宗の立教開宗850年に当たり、宗祖法然に関心が集まっている。法然が生まれた岡山は臨済宗の栄西も輩出した。近年、古代吉備国(きびのくに)に関する古墳の発掘などから古代史が見直され、岡山が注目されている。そこで、岡山歴史研究会事務局長で郷土史家の山田良三氏に、岡山の宗教風土について伺った。

【持論時論】効果が低い金銭給付 待ったなしの少子化問題 元衆議院議員 大泉博子氏に聞く(中)

大泉氏は先回、若い世代が夢を持てるようにすることの重要性を強調した。この世代に夢を持たせない限り、いろんな政策を打っても「暖簾(のれん)に腕押し」で実効性が乏しくなるからだ。今回は現金給付の問題点を突く

【持論時論】若い世代が夢を持てるように  待ったなしの少子化問題 元衆議院議員 大泉博子氏に聞く(上) 

厚生労働省は2月下旬、2023年の国内の出生数(速報値)が過去最少の75万8631人だったと発表。8年連続で過去最少となり、少子化は想定を上回るスピードで進んでいる。「元祖少子化課長」の大泉博子元衆議院議員に、急務であると同時に息の長い取り組みが必要な少子化問題を聞いた。

【持論時論】宗教家の役割は菩薩道 雲水 聖照寺住職 東和空師に聞く(下)

聖照寺住職の東(ひがし)和空(わこう)師は、不特定多数に向けたラジオ宣教を回顧し、改めて悩む人の心に一対一で寄り添う菩薩(ぼさつ)道の原点に引き戻されたと語った。

【持論時論】六郷満山の行、1100年の歴史 雲水 聖照寺住職 東和空師に聞く(中)

先回は大病後、広島から京都の延暦寺まで400㌔余を歩いた詳細を伺った。今回は天台宗の伝統として1100年以上続いている国東(くにさき)半島での六郷満山峰入り行について、聖照寺住職の東(ひがし)和空(わこう)師に聞いた。

【持論時論】歩くことは瞑想に通じる 雲水 聖照寺住職 東和空師に聞く(上)

雲水とは、行雲や流水のように所定めず遊歴する行脚僧をいう。タイには座した釈迦(しゃか)像と共に歩く釈迦像も散見できる。歩くというのはどういう意味を持つのか、阿闍梨(あじゃり)で聖照寺住職の東和空(ひがしわこう)師に聞いた。

【持論時論】筆跡雄渾な幕末の放浪歌人 子規が絶賛した万葉歌人・平賀元義 生田神社名誉宮司 加藤隆久氏に聞く

古来、日本人は心情を歌に託して表現してきた。最古の歌集『万葉集』には喜怒哀楽から死生観、自然観まで率直に歌われている。その万葉集が見直されたのが国学が興隆した幕末で、日本人の原点回帰の現れと言えよう。明治になり、俳句を革新した正岡子規が最高の万葉歌人と絶賛したのが岡山生まれの平賀元義(もとよし)(1800~66年)で、賀茂(かもの)真淵(まぶち)に私淑し、神社史研究に打ち込みながら、余技の万葉調和歌で世に知られた。卒論で平賀を取り上げた生田神社名誉宮司の加藤隆久氏に元義の生涯と歌を聞く。

【持論時論】熱気球もスポーツ時代に(下)―一般社団法人・日本気球連盟会長 太田耕治氏に聞く

先回は、熱気球でもIT化が進み、熱気球がスポーツ競技となっている状況を太田耕治さんに聞いた。続いて日本での熱気球の歴史や愛好者の状況、世界一を目指す若手の活躍も話題に上った。

【持論時論】熱気球もスポーツ時代に(上) 一般社団法人・日本気球連盟会長 太田耕治氏に聞く

国内最高峰の熱気球競技大会である「熱気球ホンダグランプリ」が2023年、全国4カ所で開かれた。第2戦は、岩手県で10月に開かれた「一関(いちのせき)・平泉バルーンフェスティバル」の期間中、3日間で3回の競技が実施された。同グランプリにも携わった一般社団法人・日本気球連盟会長の太田耕治さんに、競技会場で、熱気球がスポーツの時代に入っている状況を聞いた。

【持論時論】「武器よさらば」で平和が訪れたことはない 政治評論家 高藤和昭氏に聞く

わが国の隣国にはウクライナに武力侵攻したロシアだけでなく、台湾への野心を放棄しない中国や核兵器開発に余念がない北朝鮮などが存在し、安全保障問題が叢雲(むらくも)のように湧き上がっている。東アジアの安全保障をどう担保するのかというのは、わが国の最も大きな政治課題の一つだ。政治評論家の高藤和昭氏に、その核心を聞いた

【持論時論】祖国に帰りたいけど帰れない 在日同胞支援ボランティア ハラボジ・ハルモニを支援する会代表 水尻福子さんに聞く

日本にはさまざまな理由で日本に住むようになった在日外国人が存在している。代表的なのは、在日同胞と呼ばれる北朝鮮系の朝鮮総連と韓国系の民団に所属している人々である。国籍問題や言葉、その他の問題などで、戦後、底辺に生活する在日1世の人々と出会い、ボランティアの支援活動をするようになった「ハラボジ・ハルモニを支援する会」の代表・水尻福子さんに話をうかがった。

【持論時論】『歎異抄』の読み方、読まれ方 称讃寺住職 瑞田信弘氏に聞く

数ある宗教書の中で日本人に最も多く読まれ、論じられてきたのが鎌倉時代後期に書かれた仏教書『歎異抄(たんにしょう)』である。著者は親鸞の直弟子・唯円とされる。浄土真宗本願寺派(西本願寺)の僧として「終活」にも取り組んでいる高松市・称讃寺の瑞田(たまだ)信弘住職に、同書について話を聞いた。

晩秋の奈良を歩く万葉の旅 万葉の花研究家 片岡寧豊さんに聞く

秋の楽しみの一つは紅葉を愛(め)でながら古都を歩くこと。世界遺産の歴史的建造物が立ち並ぶ奈良は、古代の『万葉集』から現代の和辻哲郎の『古寺巡礼』まで人々の心を秋の深まりに誘ってきた。万葉の花研究家の片岡寧豊(ねいほう)さんに晩秋の奈良の見どころを、万葉歌とともに紹介してもらった。

【持論時論】けなげな一輪から励まし 笑う花(上)バラ愛好家 岩崎幸子さんに聞く  

バラ愛好家・岩崎幸子さんの住居がある群馬県藤岡市は毎年5月にオープンガーデンを行う。オープンガーデンとは、庭主の善意で一般公開されるもの。岩崎家も藤岡ガーデニングクラブ20軒のうちの1軒に入っていて、県内県外合わせ多くのバラ愛好者を迎える。岩崎家の売りは「バラとハーブ、それに多肉植物にDIY」だ。

【持論時論】信長・秀吉・家康と宗教 市谷亀岡八幡宮宮司 梶謙治氏に聞く

戦国武将の多くが苦労したのは宗教勢力との関係で、江戸時代は、一向一揆などの政治と宗教の戦いから、安定した政教関係の時代への移行期とも言える。さらに戦国時代は世界的には大航海時代で、交易に伴いカトリックの宣教師らが来日しキリスト教を布教、時代を動かす大きな要因となる。戦国大名と宗教との関わりを、江戸城の西の守りとして創建された市谷亀岡八幡宮の梶謙治宮司に伺った。

【持論時論】感動と幸せのリンゴ 最終編―(株)黒田りんご園 代表取締役 黒田 恭正氏に聞く

先週は、リンゴ園再建を果たした黒田氏が、その成功を自分だけにとどめず、隣国のリンゴ園経営にも支援の手を差し伸べていることを語ってもらった。最終編の今回、温暖化にどう対処すべきなのか、未来にどう向き合うのか聞いた

【持論時論】国内トップの高品質化へ 続・感動と幸せのリンゴ―(株)黒田りんご園 代表取締役 黒田 恭正氏に聞く

先回は、3億円の借金を抱えながらリンゴ園再建の夢を捨てず、美味(おい)しいリンゴ作りを目指した苦労話を聞いた。(株)黒田りんご園の代表取締役・黒田恭正氏は、その成功を自分だけにとどめず、隣国のリンゴ園経営にも支援の手を差し伸べている。

【持論時論】美の死蔵 北海道美術協会会員 山崎 亮氏に聞く

北海道内の美術家の集まりである北海道美術協会(道展)には現在、330人ほどの会員・会友がいる。北海道の美術文化の向上に貢献してきた一方、道展を牽引(けんいん)してきた団塊の世代の会員の作品が、今後自宅に収蔵されたまま日の目を見る機会もなく埋もれてしまうという危惧がある。そうした北海道が生み出した芸術作品を管理・保管する手立てについて道展会員の山崎亮氏に聞いた。

【持論時論】自然美を映すキモノの魅力―デザイナー アリオンサナーさんに聞く

海外でも高い評価と人気を誇る日本の着物が、モンゴルで民族衣装などに生まれ変わっている。「終活」や「着る機会がない」といった理由から、家庭で眠ったまま保管されている着物は、ある調査で約8億着、価値にして約40兆円分とされる。中には状態が良く、貴重なものも少なくない。そんな不要になったがまだ使える着物や帯の再活用に取り組む「お針子事業」“Kimono Upcycle Cloth Ohariko”(東京都港区の日本リユースシステム、山田正人代表取締役)は累計41万着余りを国内外で活用・再製品化してきた。主な輸出先の一つ、モンゴルで着物の魅力に惚(ほ)れ込み、同事業の製品デザインを手掛けるモンゴル人デザイナーのハドバータル・アリオンサナーさんにこのほど、話を聞いた。(聞き手=辻本奈緒子)

【持論時論】老病死の高齢期をどう生きるか―香川県の称讃寺住職・終活支援団体「わライフネット」代表理事 瑞田 信弘氏に聞く

浄土真宗の称讃寺住職をしながら終活支援団体を立ち上げ、公民館などで終活について語り、NHKカルチャーセンターで仏教講座を担当している瑞田信弘さんが、女優の中村メイコさんと宗教学者の山折哲雄先生に話を聞いて『死に方の流儀』(アートヴィレッジ)を出した。その要点を取り上げ、高齢期の自分らしい生き方、死に方について聞いた。

【持論時論】戦狼外交から関与外交に動く中国―国際関係アナリスト 松本 利秋氏に聞く

昨年10月の共産党大会で習近平総書記の3期目続投が決まった。それ以後、中国の外交路線が変化を見せている。戦狼外交を止め中東やモスクワなど積極的に出向き、関与外交を展開するようになった。その背景と真意を国際関係アナリストの松本利秋氏に聞いた。

【持論時論】発展する南部鉄器 伝統技術踏まえ機械部品も 水沢鋳物工業協同組合事務局長 戸田 務氏に聞く

南部鉄器は岩手県奥州市が有名だ。最近では白、赤、水色などカラフルな小型の急須が外国で好まれ、欧米やアジア各国への輸出も進めている。平安時代からの高度な鋳造技術をもとに、機械部品の生産も活発だ。水沢鋳物工業協同組合事務局長の戸田務氏に南部鉄器の魅力を聞いた。

【持論時論】『ボンバルダイ』に描く遊牧民の勇気―モンゴルの漫画家 エルデネバヤル氏に聞く

世界で愛される日本の漫画やアニメは、海外のクリエーターにも影響を与えている。日本のアニメを見て育ち、今やモンゴルの業界を牽引(けんいん)する漫画家、ナンバラル・エルデネバヤル氏は2015年、遊牧民の文化・風俗を描いた『ボンバルダイ』で、日本の外務省主催の国際漫画賞で最優秀賞を受賞。モンゴル国文化大使も務める同氏にこのほど、話を聞いた。

【持論時論】自分史専門出版―グッドタイム出版発行人 武津 文雄氏に聞く

人生の荒波にもまれ、両親から切り離された施設育ちの武津文雄氏(グッドタイム出版発行人)は、人一倍家族に対する憧憬が強い。基本的に活字畑の仕事を転々とするが、最後に見定めた仕事は、家族や後孫に残すことを目的とした自分史専門出版会社の立ち上げだった。

日本人の伝統的死生観と神道―NPO法人「にっぽん文明研究所」代表、神道神祇本廰廰長 奈良 泰秀氏に聞く

日本人にとって宗教とは何かが問われている。日本の宗教の本質が先祖崇拝にあることは、戦国時代に来日した宣教師たちの記録からも明らかで、その信仰が日本社会の縁を維持する力となってきた。しかし戦後、社会の世俗化、個人化に伴い、人間関係という縁が希薄になりつつある。その回復への手立てを、神道家でNPO法人「にっぽん文明研究所」代表の奈良泰秀さんに聞いた。

注目ワード

人気記事(1週間)

おすすめ記事

Google Translate »