持論時論の最新記事

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万葉集で詠われた梅の花 梅の香に誘われ初春の奈良へ 万葉の花研究家 片岡 寧豊さんに聞く【持論時論】

冬になると春を告げる梅の花の便りを心待ちにするようになる。万葉人が歌に詠んだ花で一番多いのは萩、次いで梅で、桜よりも梅が愛されていた。奈良市在住の万葉の花研究家・片岡寧豊(ねいほう)さんに、代表的な梅の万葉歌を取り上げ、梅に託した万葉人の思いや、薬としても使われてきた梅の効用をうかがった。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

中国、しばらく米国を様子見 トランプ時代の米中関係(下) 拓殖大学海外事情研究所元教授 澁谷 司氏に聞く【持論時論】

――中国はトランプ米大統領の封じ込め政策に対し、どう手を打ってくるだろうか。

トランプ時代の米中(上) 拓殖大学海外事情研究所元教授 澁谷 司氏に聞く【持論時論】

ワシントンで1月20日、トランプ氏が米大統領に就任する。トランプ次期政権の大きな焦点の一つが対中政策だ。トランプ氏の本音をどう見るのか、また中国はどう対応するのか、拓殖大学海外事情研究所元教授の澁谷司(しぶやつかさ)氏に聞いた。(聞き手=池永達夫、写真=石井孝秀)

神様も喜ぶ幸せな最期を 『がんから学んだ 幸せの道』 整体師 本居弘志氏に聞く【持論時論】

両親と姉、妻をがんで失い、自身も末期の悪性リンパ腫で余命宣告を受けて、抗がん剤治療などで寛解した。そうした家族や自身の闘病体験などを綴(つづ)った『がんから学んだ 幸せの道』の著者・本居弘志(もといひろし)さんに、体験談やがんとの向き合い方などを聞いた。(聞き手=佐藤元国)

敏達天皇手彫りの八幡神祀る 浪打八幡宮創建の不思議 浪打八幡宮宮司 吉田成隆氏に聞く【持論時論】

八幡宮が全国に約4万社もあるのは、源氏の氏神となり各地の武士が地元に建立したからで、古代では渡来の八幡神が応神天皇と習合し、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に次ぐ皇祖神として位置付けられたことが大きい。香川県三豊(みとよ)市詫間町にある浪打(なみうち)八幡宮に伝わる不思議な創建話を吉田成隆(しげたか)宮司に伺った。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

無理やり押さえ付けられ麻酔 臓器狩りから唯一生き残った! 米国亡命法輪功学習者 程 佩明氏に聞く【持論時論】

「良心の囚人」だった法輪功学習者の程佩明氏は2004年11月16日、中国黒竜江省の大慶第四病院で麻酔薬を投与された後、肝臓の一部と肺の左下葉を強制的に摘出された。臓器狩りから生還した程氏が、自らの体験を語った。インタビューは亡命先の米国と東京をリモートで結び行われた。 (聞き手=池永達夫、写真は程氏提供)

中華風味とは一線、本格伝統料理 ウイグル料理店復活目指す ウイグル文化センター理事長 イリハム・マハムティさんに聞く【持論時論】

中国共産党政府により民族浄化の危機にさらされているウイグル民族。日本で暮らすウイグル人のイリハム・マハムティさんは2008年からウイグルの現状を伝える活動をしているが、実は17年に東京都内でウイグル料理店をオープンしていた。食を通じてウイグルの文化や伝統を伝える活動の場にしようとした矢先、コロナ禍によって20年に閉店。しかし今年、クラウドファンディングで資金を集め、レストランを再び開く決意を固めた。(聞き手・石井孝秀)

漁師が千日路傍伝道の初穂に 「荒野に水は湧く」半世紀ぶり復刊 アートヴィレッジ代表 越智俊一氏に聞く(下) 【持論時論】

先回は「荒野に水は湧く ぞうり履きの伝道者 升崎外彦物語」を半世紀ぶりに復刊した出版社アートヴィレッジ代表の越智俊一氏に、その経緯を聞いた。さらに升崎(ますざき)氏の筆舌に尽くし難い壮絶な足跡をたどる。(聞き手=池永達夫)

親鸞からキリストへ「荒野に水は湧く」半世紀ぶり復刊 (上)アートヴィレッジ代表 越智俊一氏に聞く 【持論時論】

このほど、キリスト者としての生涯を全うした「荒野に水は湧く ぞうり履きの伝道者 升崎外彦物語」が復刊された。升崎(ますざき)氏は金沢市の東本願寺の寺を継ぐ身ながら、救世軍と出会い受洗、無私の奉仕と迫害を超えての伝道が感動の波を起こした人物だ。半世紀を経て復刊を果たした出版社アートヴィレッジ代表の越智俊一氏に本の魅力を聞いた。(聞き手=池永達夫)

木版印刷による出版文化栄える 江戸文化を育んだ吉原 市谷亀岡八幡宮宮司  梶 謙治氏に聞く【持論時論】

来年の大河ドラマ「べらぼう」の主人公は、江戸時代の出版文化を担った蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)。しがない貸本屋から「江戸のメディア王」と呼ばれるまでになった男の生涯と、それを生んだ江戸に賑(にぎ)わいが描かれる。江戸城の西の守り、市谷亀岡(いちがやかめがおか)八幡宮の梶謙治宮司に江戸の出版文化について伺った。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

幕末に生まれた黒住教と金光教 続編 吉備・岡山の宗教風土(下) 近現代 岡山歴史研究会前事務局長・郷土史家 山田良三氏に聞く 【持論時論】

幕末から明治にかけての岡山の宗教史で興味深いのは、教派神道の黒住(くろずみ)教と金光(こんこう)教が生まれたこと。黒住教と金光教は天理教と共に幕末三大新宗教とされ、今日に続いている。吉備・岡山の宗教風土から生まれ、現代では教育や福祉など時代的要請に応じた活動を展開している二つの教派神道について、岡山歴史研究会前事務局長で郷土史家の山田良三氏に話を聞いた。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

【持論時論】江戸の陽明学から明治のキリスト教へ 続編 吉備・岡山の宗教風土 (上) 近世・近代  岡山歴史研究会事務局長・郷土史家 山田良三氏に聞く

幕末期の藩政改革に貢献したのが備中松山藩の陽明学者・山田方谷(ほうこく)。同藩が新島襄の渡米を支援した縁で、明治になると岡山にいち早くキリスト教が伝わり、山田方谷に漢学を学んだ福西志計子(しげこ)は受洗し、岡山初の女学校・順正高等女学校を設立する。近世・近代の岡山の宗教史を郷土史家の山田良三氏に聞いた。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

【持論時論】ハラル臓器、中東外交にも活用 中国の「臓器狩り」亡命ウイグル人元外科医 エンヴァー・トフティ氏に聞く(下)

中国新疆から英国に亡命したウイグル人元外科医エンヴァー・トフティ氏に、中国の処刑場でまだ生きていた死刑囚から臓器を摘出したリアルな経験を先回語ってもらった。今回さらに国家犯罪としての中国臓器狩りのディープな話が続く。(聞き手・池永達夫、写真・石井孝秀)

【持論時論】まだ生きていた囚人にメス 中国の「臓器狩り」 亡命ウイグル人元外科医 エンヴァー・トフティ氏に聞く(上)

「臓器狩り」とは、生きた人間から本人の意志とは無関係に強制的に臓器を収奪するという極めて非人道的な犯罪をいう。中国新疆ウイグル自治区でウルムチ中央鉄道医院の腫瘍外科医だったエンヴァー・トフティ氏に、中国における実態を聞いた。(聞き手=池永達夫、写真=石井孝秀)

【持論時論】「観相学」から「脳相学」へ―嘉祥流観相学会大導師 岡井 浄幸さんに聞く

達磨(だるま)大師に始まる観相学の伝統に脳科学の知見を加味し、現代的な嘉祥流観相学を創始した藤木相元導主が亡くなって10年。享年91なので生誕100年に当たる去年から、藤木導主の著書の再版が続いている。

【持論時論】消滅しかかる遊牧文化 南モンゴルクリルタイ常任副会長 オルホノド・ダイチン氏に聞く 内モンゴルは今 (下)

先回は内モンゴル自治区とは名ばかりで、漢人による強権統治が行われている実態を聞いた。さらに南モンゴルクリルタイ常任副会長のオルホノド・ダイチン氏は、無知な行政が長年継続されてきたモンゴル遊牧文化の息の根を止めようとしていると憤る。(聞き手=池永達夫)

【持論時論】大学入試、来年からすべて中国語に内モンゴルは今 (上) 南モンゴルクリルタイ常任副会長 オルホノド・ダイチン氏に聞く

中国内モンゴル自治区の民主化と人権を求める南モンゴルクリルタイ常任副会長のオルホノド・ダイチン氏に、内モンゴルの実情を聞いた。クリルタイとは、モンゴルの遊牧民族が移動式テント・ゲルで円座式に座って議論を重ね、もめ事を解決していったことをいう。いわばクリルタイとはモンゴル式民主主義の原点となったものだ。(聞き手=池永達夫)

【持論時論】日本とクウェートの架け橋に 三陸鉄道の復興を原油で支援 NPO法人サラーム会会長 小林育三氏に聞く

東日本大震災に際し、クウェートは500万バレルの原油(約400億円相当)を震災復興の義援金として提供した。そのうち20億円の配分を受けた岩手県の三陸鉄道では車両の新造や被災駅の再建を進め、復興に弾みがついた。

【持論時論】中国の二枚舌に気を付けろ ドキュメント映画「香港 裏切られた約束」 亡命映画監督 顔 志昇氏に聞く

2019年の香港民主化運動をテーマにしたドキュメント映画「香港 裏切られた約束」が、日本で上映されている。

【持論時論】和の原点にアニミズム的宗教 サヌカイトの里から縄文村へ 禅宗僧侶・五色台縄文村代表 野田大燈氏に聞く

瀬戸内海が眼下に広がる高松市五色台(ごしきだい)に喝破道場を開き、不登校児や非行少年、引きこもりの学校や社会への復帰に取り組んできた曹洞宗「報四恩精舎(ほうしおんしょうじゃ)」住職の野田大燈(だいとう)氏が近年、注目しているのは縄文人の生き方。

【持論時論】世界地図に懸ける夢 ㈱世界地図社長 松岡功氏に聞く

世界地図を普及させた利益で、カンボジアで井戸を掘り続けている人がいる。株式会社世界地図(愛媛県松山市)社長の松岡功さん(80)だ。世界地図を普及させる意義やその可能性、そして井戸掘りの現状などについて聞いた。(聞き手=森田清策)

政府の家庭連合解散請求は「権力濫用」 宗教専門誌『ビター・ウィンター』ディレクター マルコ・レスピンティ氏

安倍晋三元首相暗殺事件を契機に世界平和統一家庭連合(家庭連合=旧統一教会)に対して政府が東京地方裁判所に解散命令を請求し、信徒らは礼拝など信仰活動に不可欠な教会施設や教団職員である聖職者を失う瀬戸際に立たされている。

【持論時論】小さく生んで大きく育てる 新宿諏訪神社大久保睦総代 金原猛児氏に聞く

祭りは地域の住人を結ぶ絆を深める。東京・高田馬場の早稲田大学理工学術院に隣接する戸山公園で今夏、盆踊りを復活させる新宿諏訪(すわ)神社大久保睦総代の金原猛児氏にその意気込みを聞いた。(聞き手=池永達夫)

【持論時論】「地元の発展」大事にするのが仕事 信念の政治家(下) 元栃木県議会議長 増渕賢一氏に聞く

――増渕先生が政治家を志した理由をお聞かせください。 大した理由じゃないんだけど、家庭内の事情で政治家になりました。僕を育ててくれた親父(おやじ)は、建設会社を1代で築いて、栃木県下一でした。

【持論時論】解散命令請求は信教の自由否定  元栃木県議会議長・増渕賢一氏に聞く(上)

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する解散命令請求と、信教の自由が脅かされている問題で、家庭連合を擁護する立場で岸田政権を批判する元栃木県議会議長の増渕賢一(としかず)氏に政治家としての信念を聞いた。(聞き手・長野康彦、写真・豊田 剛)

【持論時論】民衆に開かれた「救い」の道 吉備・岡山の宗教風土、法然と栄西―岡山歴史研究会事務局長・郷土史家 山田良三氏に聞く

岡山の宗教史で興味深いのは、浄土宗の法然と臨済宗の栄西という鎌倉仏教の両極のような宗祖を生んだこと。2人とも比叡山で学び、法華経や天台密教の膨大な教えの中から、それぞれの求める道を探求した。古代の宗教史を踏まえ中世の吉備(きび)はどんな宗教を発展させたのか、岡山の宗教史に詳しい山田良三氏に伺った。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

【持論時論】異色の日本舞踊創作家・花柳徳兵衛 日本伝統文化コーディネーター 藍川 裕さんに聞く(下)

――花柳徳兵衛さんの特筆すべき点は。 芸術家として表現するというだけでなく、そうした創作風土を作り上げようとしたことです。天才肌の人というのはインスピレーションを受け、独創的な表現ができるものですが、徳兵衛先生はそうしたものにとどまらず、日本で初となる舞踊学校を立ち上げ、誰でも意欲と関心のある人を生徒として受け入れ後世につなぐ舞踊家育成に取り組んだのです。

【持論時論】異色の日本舞踊創作家・花柳徳兵衛 日本伝統文化コーディネーター 藍川 裕さんに聞く(上)

日本には長い歴史の中で育まれた世界に誇る文化がある。日本舞踊もその一つだが、世界に発信するパワーには欠ける。しかし、それに挑戦する人物がいた。異色の日本舞踊創作家だった花柳徳兵衛(はなやぎとくべえ)だ。徳兵衛を「生涯の恩師」として慕う日本伝統文化コーディネーターであり日本舞踊藍川流家元の藍川裕氏に、その人となりと作品を聞いた。(聞き手=池永達夫)

【持論時論】巫女がササユリで神楽舞い 万葉の花研究家 片岡寧豊さんに聞く

飛鳥時代、国家の祭祀に 疫病除け祈願が始まり 奈良市の中心にある率川(いさがわ)神社で毎年6月17日に催される三枝祭(さいくさのまつり)は、巫女(みこ)たちがササユリを手に舞うので「ゆりまつり」とも呼ばれ、古都の初夏を彩る風物詩の一つ。

【持論時論】武道と宗教は表裏一体 極真会館手塚グループ世界会長 森 義道氏に聞く

大山倍達(ますたつ)(1923~94年)が創始した極真空手は心技体を鍛える武道で、一般の空手が行う「寸止め」をしない「直接打撃」が大きな特徴だ。「ケンカ空手」とも呼ばれ、大山倍達がモデルの漫画「空手バカ一代」が評判を呼び、かつて大きなブームになった。極真会館手塚グループ世界会長の森義道(ぎどう)氏(70)にその神髄と生き方を伺った

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