持論時論の最新記事

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【持論時論】トランプ米政権の対中政策 拓殖大学海外事情研究所元教授 澁谷 司氏 カード3枚と1枚のジョーカー

中国の政治は、面子と「戦争とは敵をだますこと」とする孫子の兵法がベースにある。事実より面子(メンツ)を重んじ、だますことに道義的呵責(かしゃく)を覚えないから、経済データもしばしば粉飾される。

神仏習合の日本の宗教 神と仏の出会いの場が聖地 僧侶と神職が合同で祈願会

縄文時代から日本人は恵まれた自然環境の中で、自然と親和的な精神文化を育んできた。その上に仏教を受容したので、江戸時代まではいわゆる神仏習合が日本人の一般的な信仰であった。明治元(1868)年、神社から仏教色を排除する神仏分離令が出され、廃仏毀釈(きしゃく)の嵐が吹き荒れたが、今も多くの家庭には神棚と仏壇が置かれている。

【持論時論】『勝共連合かく闘えり』を出版 共産主義に未だ勝ち切れず

共産主義に反対し愛国運動を展開した国際勝共連合は、このほど半世紀を越える活動を振り返り『勝共連合かく闘えり』(世界日報社刊)を出版した。同連合会長の渡邊芳雄氏に、活動を回顧した上で闘いの本質は何に集約されるのか聞いた。

資産国日本のサバイバル成長戦略 政治評論家 高藤和昭氏に聞く【持論時論】

国際通貨基金(IMF)によると2025年の世界の名目国内総生産(GDP)で日本は、米中独印に次ぎ世界第5位となる見込みだ。かつて米国に次ぎ世界第2位まで上り詰めた日本の凋落(ちょうらく)ぶりが顕著だ。日本のサバイバル成長戦略を政治評論家の高藤和昭氏に聞いた。(聞き手=池永達夫)

ネパールに防災協力 愛媛大学名誉教授 矢田部龍一氏に聞く【持論時論】

ネパール政府が「ルンビニ訪問年」と定めた2012年、当時、愛媛大学副学長だった矢田部龍一名誉教授は、同国における長年の防災活動が評価され、「ルンビニ訪問年2012」名誉親善大使に任命された。

「満州開拓」を語り継ぐ 広島県世羅町・宝性寺住職 山下義心氏に聞く【持論時論】

今年は終戦から80年の節目の年。戦争を体験した世代は少なくなり、戦争の悲劇が語られる機会も減っている。広島県世羅郡世羅町の宝性寺(天台宗)住職で、同郡文化財協会元会長の山下義心さんは3年前、証言集「満州開拓あの時」の発行に力を尽くし、これからも追録を発行し世界平和に貢献したいと語る。戦争の記憶を残すことへの思いを聞いた。

集落営農(下) 農事組合法人代表理事 多田則明氏に聞く【持論時論】

終わり良ければすべて良しで、高齢期を好きなように生きるのは誰しもの願い。農業を志しながら、紆余(うよ)曲折を経て、人生の最晩年期に農業にカムバックし、香川県さぬき市で30㌶の農地を耕作している農事組合法人代表理事の多田則明氏に、その経緯と考え方を聞いた。(聞き手=池永達夫)

ドイツの凋落(下)国際関係アナリスト 松本利秋氏に聞く【持論時論】

――2月の総選挙ではキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が大勝した。

ドイツの凋落(上) 国際関係アナリスト 松本利秋氏に聞く【持論時論】

米中に次ぐ世界3位の経済大国ドイツの経済の不調が著しい。産業の空洞化を伴う資本流出も顕著だ。国際関係アナリストの松本利秋氏は、メルケル前政権の100万人移民受け入れと脱原発政策が実体経済に打撃を与え、根底には理想主義の誤謬(ごびゅう)があると指摘する。(聞き手=池永達夫)

専門家チームで終活を支援 上手に生きて、上手に死のう!!お坊さんは死の専門家 終活スキルは必要不可欠 浄土真宗本願寺派称讃寺住職 瑞田信弘氏に聞く【持論時論】

国民の4人に1人が75歳以上という超高齢社会になり、「終活」が課題になっている。12年前に終活支援団体一般社団法人「わライフネット」を立ち上げ、医師や弁護士、司法書士、葬祭ディレクターらのチームで相談に応じ、各所で終活講座を行っている浄土真宗僧侶の瑞田(たまだ)信弘さんに実情を聞いた。

音楽の一本道に迷いなし いいか、男は生意気ぐらいが丁度いい 作曲家 山本 寛之氏に聞く (下)【持論時論】

岡山県も北部と島や海岸部などの南部とではかなり違います。 私の育ちは、北部の苫田郡上齋原村(とまたぐんかみさいばらそん)(現鏡野町)です。岡山県といっても鳥取県に近い山間部で冬になると2㍍近い雪が積もります。だから冬に帰省することはありません。

音楽こそは世界共通語 いいか、男は生意気ぐらいが丁度いい 作曲家 山本 寛之氏に聞く 【持論時論】

Kポップが流れている東京・JR新大久保駅界隈(かいわい)。その駅前の大通りから外れた閑静な住宅街の一角に、その音楽事務所はあった。独学で作曲家になり、90歳までは歌を作り続けたいという作曲家・山本寛之氏に音楽へのこだわりを聞いた。(聞き手=池永達夫、日本伝統文化コーディネーター・藍川裕)

人間そのものが好き 撮る 写真家 井上 和博氏に聞く(下)

――カメラマンになろうと思ったのは。 実家が写真屋だった。学校のアルバムを作ったりしていた。そういう仕事をしたくなかった。だから東京に出てきた。

怒る顔と笑う顔は絶対、写す 撮る 写真家 井上 和博氏に聞く(上) 【持論時論】

家が写真屋だったからカメラは小さい頃から馴染(なじ)んでいた。だが、家業を継ぐ気はさらさらなかった。そのカメラを片手に東京を拠点として世界60カ国以上を旅しながらシャッターを押し続けた写真家の井上和博氏に、何に焦点を合わせ、どう撮ったのか聞いた。(聞き手=池永達夫)

中国、しばらく米国を様子見 トランプ時代の米中関係(下) 拓殖大学海外事情研究所元教授 澁谷 司氏に聞く【持論時論】

――中国はトランプ米大統領の封じ込め政策に対し、どう手を打ってくるだろうか。

トランプ時代の米中(上) 拓殖大学海外事情研究所元教授 澁谷 司氏に聞く【持論時論】

ワシントンで1月20日、トランプ氏が米大統領に就任する。トランプ次期政権の大きな焦点の一つが対中政策だ。トランプ氏の本音をどう見るのか、また中国はどう対応するのか、拓殖大学海外事情研究所元教授の澁谷司(しぶやつかさ)氏に聞いた。(聞き手=池永達夫、写真=石井孝秀)

神様も喜ぶ幸せな最期を 『がんから学んだ 幸せの道』 整体師 本居弘志氏に聞く【持論時論】

両親と姉、妻をがんで失い、自身も末期の悪性リンパ腫で余命宣告を受けて、抗がん剤治療などで寛解した。そうした家族や自身の闘病体験などを綴(つづ)った『がんから学んだ 幸せの道』の著者・本居弘志(もといひろし)さんに、体験談やがんとの向き合い方などを聞いた。(聞き手=佐藤元国)

無理やり押さえ付けられ麻酔 臓器狩りから唯一生き残った! 米国亡命法輪功学習者 程 佩明氏に聞く【持論時論】

「良心の囚人」だった法輪功学習者の程佩明氏は2004年11月16日、中国黒竜江省の大慶第四病院で麻酔薬を投与された後、肝臓の一部と肺の左下葉を強制的に摘出された。臓器狩りから生還した程氏が、自らの体験を語った。インタビューは亡命先の米国と東京をリモートで結び行われた。 (聞き手=池永達夫、写真は程氏提供)

中華風味とは一線、本格伝統料理 ウイグル料理店復活目指す ウイグル文化センター理事長 イリハム・マハムティさんに聞く【持論時論】

中国共産党政府により民族浄化の危機にさらされているウイグル民族。日本で暮らすウイグル人のイリハム・マハムティさんは2008年からウイグルの現状を伝える活動をしているが、実は17年に東京都内でウイグル料理店をオープンしていた。食を通じてウイグルの文化や伝統を伝える活動の場にしようとした矢先、コロナ禍によって20年に閉店。しかし今年、クラウドファンディングで資金を集め、レストランを再び開く決意を固めた。(聞き手・石井孝秀)

漁師が千日路傍伝道の初穂に 「荒野に水は湧く」半世紀ぶり復刊 アートヴィレッジ代表 越智俊一氏に聞く(下) 【持論時論】

先回は「荒野に水は湧く ぞうり履きの伝道者 升崎外彦物語」を半世紀ぶりに復刊した出版社アートヴィレッジ代表の越智俊一氏に、その経緯を聞いた。さらに升崎(ますざき)氏の筆舌に尽くし難い壮絶な足跡をたどる。(聞き手=池永達夫)

親鸞からキリストへ「荒野に水は湧く」半世紀ぶり復刊 (上)アートヴィレッジ代表 越智俊一氏に聞く 【持論時論】

このほど、キリスト者としての生涯を全うした「荒野に水は湧く ぞうり履きの伝道者 升崎外彦物語」が復刊された。升崎(ますざき)氏は金沢市の東本願寺の寺を継ぐ身ながら、救世軍と出会い受洗、無私の奉仕と迫害を超えての伝道が感動の波を起こした人物だ。半世紀を経て復刊を果たした出版社アートヴィレッジ代表の越智俊一氏に本の魅力を聞いた。(聞き手=池永達夫)

木版印刷による出版文化栄える 江戸文化を育んだ吉原 市谷亀岡八幡宮宮司  梶 謙治氏に聞く【持論時論】

来年の大河ドラマ「べらぼう」の主人公は、江戸時代の出版文化を担った蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)。しがない貸本屋から「江戸のメディア王」と呼ばれるまでになった男の生涯と、それを生んだ江戸に賑(にぎ)わいが描かれる。江戸城の西の守り、市谷亀岡(いちがやかめがおか)八幡宮の梶謙治宮司に江戸の出版文化について伺った。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

幕末に生まれた黒住教と金光教 続編 吉備・岡山の宗教風土(下) 近現代 岡山歴史研究会前事務局長・郷土史家 山田良三氏に聞く 【持論時論】

幕末から明治にかけての岡山の宗教史で興味深いのは、教派神道の黒住(くろずみ)教と金光(こんこう)教が生まれたこと。黒住教と金光教は天理教と共に幕末三大新宗教とされ、今日に続いている。吉備・岡山の宗教風土から生まれ、現代では教育や福祉など時代的要請に応じた活動を展開している二つの教派神道について、岡山歴史研究会前事務局長で郷土史家の山田良三氏に話を聞いた。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

【持論時論】江戸の陽明学から明治のキリスト教へ 続編 吉備・岡山の宗教風土 (上) 近世・近代  岡山歴史研究会事務局長・郷土史家 山田良三氏に聞く

幕末期の藩政改革に貢献したのが備中松山藩の陽明学者・山田方谷(ほうこく)。同藩が新島襄の渡米を支援した縁で、明治になると岡山にいち早くキリスト教が伝わり、山田方谷に漢学を学んだ福西志計子(しげこ)は受洗し、岡山初の女学校・順正高等女学校を設立する。近世・近代の岡山の宗教史を郷土史家の山田良三氏に聞いた。(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

【持論時論】ハラル臓器、中東外交にも活用 中国の「臓器狩り」亡命ウイグル人元外科医 エンヴァー・トフティ氏に聞く(下)

中国新疆から英国に亡命したウイグル人元外科医エンヴァー・トフティ氏に、中国の処刑場でまだ生きていた死刑囚から臓器を摘出したリアルな経験を先回語ってもらった。今回さらに国家犯罪としての中国臓器狩りのディープな話が続く。(聞き手・池永達夫、写真・石井孝秀)

【持論時論】まだ生きていた囚人にメス 中国の「臓器狩り」 亡命ウイグル人元外科医 エンヴァー・トフティ氏に聞く(上)

「臓器狩り」とは、生きた人間から本人の意志とは無関係に強制的に臓器を収奪するという極めて非人道的な犯罪をいう。中国新疆ウイグル自治区でウルムチ中央鉄道医院の腫瘍外科医だったエンヴァー・トフティ氏に、中国における実態を聞いた。(聞き手=池永達夫、写真=石井孝秀)

【持論時論】消滅しかかる遊牧文化 南モンゴルクリルタイ常任副会長 オルホノド・ダイチン氏に聞く 内モンゴルは今 (下)

先回は内モンゴル自治区とは名ばかりで、漢人による強権統治が行われている実態を聞いた。さらに南モンゴルクリルタイ常任副会長のオルホノド・ダイチン氏は、無知な行政が長年継続されてきたモンゴル遊牧文化の息の根を止めようとしていると憤る。(聞き手=池永達夫)

【持論時論】大学入試、来年からすべて中国語に内モンゴルは今 (上) 南モンゴルクリルタイ常任副会長 オルホノド・ダイチン氏に聞く

中国内モンゴル自治区の民主化と人権を求める南モンゴルクリルタイ常任副会長のオルホノド・ダイチン氏に、内モンゴルの実情を聞いた。クリルタイとは、モンゴルの遊牧民族が移動式テント・ゲルで円座式に座って議論を重ね、もめ事を解決していったことをいう。いわばクリルタイとはモンゴル式民主主義の原点となったものだ。(聞き手=池永達夫)

【持論時論】日本とクウェートの架け橋に 三陸鉄道の復興を原油で支援 NPO法人サラーム会会長 小林育三氏に聞く

東日本大震災に際し、クウェートは500万バレルの原油(約400億円相当)を震災復興の義援金として提供した。そのうち20億円の配分を受けた岩手県の三陸鉄道では車両の新造や被災駅の再建を進め、復興に弾みがついた。

【持論時論】中国の二枚舌に気を付けろ ドキュメント映画「香港 裏切られた約束」 亡命映画監督 顔 志昇氏に聞く

2019年の香港民主化運動をテーマにしたドキュメント映画「香港 裏切られた約束」が、日本で上映されている。

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