
聖夜の煌めきと金魚アートのコラボ
幻想的かつ華やかな金魚アートと和の世界観によって彩られた「アートアクアリウム美術館GINZA」(東京都中央区の銀座三越新館内)で、冬のアートアクアリウム「星降る銀座のクリスマス2024」が開催中だ。〝聖夜〟の装いをイメージした空間美と、その中で優雅に泳ぐ金魚たちが、真冬のホリデーシーズンを盛り上げている。
特に注目を集めるのは、提灯に見立てた水槽作品の並ぶ「提灯リウム」のエリア。天井にはクリスマスツリーを連想させるオーナメント(飾り)とイルミネーションがきらめき、さながら〝クリスマストンネル〟と言うべき光景だ。その奥ではクリスマスツリーが赤、青、白に点灯する演出も。来場者たちは思わず足を止め、スマートフォンでの撮影に夢中になっていた。

金魚たちの泳ぐ水槽一つ一つには、クリスタルに輝くアートフラワーやトナカイなどのオブジェが設置され、冬化粧したような水槽の中で、さまざまな種類の金魚コレクションを視覚的に楽しむことができる。また、「金魚の滝」のエリアでは上部からつららが垂れ下がり、日本の自然の中に生じる「冬の訪れ」を表現している。
一年の終わりが近づく中、ここでしか味わえない和洋折衷のクリスマスの思い出を、大切な人たちと共有してみてはいかが。

入場料は大人(中学生以上)当日券2700円(WEBチケット2500円)。小学生以下は大人1人につき2人まで無料だが、ベビーカーの持ち込みは不可。営業時間は10~19時。
開催期間は26日まで。(石井孝秀、写真も)