800体のひな人形が彩る「雅の世界」【サンデー世界日報より】

Byサンデー編集部

雅な葵祭りの風景を表現した座敷雛=1月19日午後、東京都目黒区のホテル雅叙園東京
雅な葵祭りの風景を表現した座敷雛=1月19日午後、東京都目黒区のホテル雅叙園東京

ホテル雅叙園東京(東京都目黒区)内にある東京都指定有形文化財「百段階段」。早春を彩るかのように、99段の階段と長い廊下に結ばれた七つの部屋では、全国のさまざまなひな人形の世界を堪能できる企画展「千年雛めぐり~平安から現代へ受け継ぐ想い~百段雛まつり2024」が開かれている。今回で12回目、4年ぶりの開催となる。

約800体それぞれが個性的な表情の座敷雛
約800体それぞれが個性的な表情の座敷雛

京の雅な葵祭りを表現した圧倒的スケールの「座敷雛」(福岡県飯塚市)は、金箔などで仕上げられた豪華絢爛の「漁樵の間」に飾られる。約800体の人形たちが並び、一体一体の個性豊かな表情から、別々のストーリーを想像してみるのも面白い。

石川県の工芸品「加賀てまり」で作られたお内裏様とおひな様
石川県の工芸品「加賀てまり」で作られたお内裏様とおひな様

文化財「百段階段」を上りきった「頂上の間」では、ハレの日の贈り物として使われてきた「てまり」が紹介され、全国のてまりが勢ぞろい。石川県の「加賀てまり」のように、てまり型のひな人形も展示されている。展示協力した、はれてまり工房(足立区)の佐藤裕佳館長は「被災地への応援の気持ちも込めた展示。ひな祭りをイメージしたインスタレーションもあるので、フォトスポットとして楽しめる」と説明した。

琵琶湖の精霊をテーマとした人形師の東之湖氏による創作人形
琵琶湖の精霊をテーマとした人形師の東之湖氏による創作人形
猫をテーマとしたひな人形
猫をテーマとしたひな人形

このほか、猫顔のひな人形や現代の人形師による魅力的な創作人形を展示。ひな人形の原型である「流し雛」など、ひな人形の歴史も学べる。当日券は1600円、大学・高校生1000円、小・中学生800円。3月10日まで。(ペンとカメラ・石井孝秀)

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