小学生らの大作展示、ゆうちょアイデア貯金箱コンクール【サンデー世界日報より】

ゆうちょアイデア貯金箱コンクール展示会の東京会場
ゆうちょアイデア貯金箱コンクール展示会の東京会場

体験の感動を作品に込める

全国の小学生たちが創意工夫を凝らして制作した貯金箱を見て楽しめる「ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」入賞作品展示会が先月28日、東京都千代田区の「KITTE」内で開催された。親子連れや東京駅を利用する観光客らは「これすごいね!」と作品観賞を楽しんでいた。


第48回を迎えた今年は、全国8685校から約48万人の児童がコンクールに応募した。全入賞作品240点を会場で展示している。ゆうちょ広報部主任の原田菜生さんは「今年の作品は川釣りや花火大会など児童の体験がよく反映されている。コロナ禍を経て体験が増えた児童の感動も感じてもらいたい」と話した
 

文部科学大臣賞を受賞した堀口晴太くんの作品「めざせ100杯わんこそば」
文部科学大臣賞を受賞した堀口晴太くんの作品「めざせ100杯わんこそば」

自身の作品を見に、栃木県から両親と訪れた小学5年生の堀口晴太くん(作品名「めざせ100杯わんこそば」文部科学大臣賞受賞)は、「夏休みに盛岡で61杯のわんこそばを食べた。賞を取れてとてもうれしかった。2連覇を目指します」と笑顔で答えた。
 

同コンクールの目的の一つに、「子どもたちの金融教育(貯蓄することの大切さを教える)」を掲げている。また、参加作品1点につき10円、総額約480万円をゆうちょ銀行から公益財団法人日本ユニセフ協会などに寄付すると発表。寄付金は開発途上国で貧困や病気に苦しむ子供の支援活動などに役立てるという。

ゆうちょ銀行賞を受賞した滋賀県の新徳大和くん(5年生)の作品「初めて見たホームラン」
ゆうちょ銀行賞を受賞した滋賀県の新徳大和くん(5年生)の作品「初めて見たホームラン」
文部科学大臣賞を受賞した大分県の永井愛子さん(6年生)の作品「おばあちゃんの金物店」
文部科学大臣賞を受賞した大分県の永井愛子さん(6年生)の作品「おばあちゃんの金物店」

すてきなデザイン・アイデア賞を受賞した東京都の近藤ひなたさん(3年生)の作品「大もりうどんのちょきんばこ」
すてきなデザイン・アイデア賞を受賞した東京都の近藤ひなたさん(3年生)の作品「大もりうどんのちょきんばこ」

同展示会は1月12日から2月18日にかけ福岡、広島、京都、愛知、千葉を巡回する。詳しくは公式ホームページまで。(文と写真・竹澤安李紗)

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