トップ社会教育子供のスマホ、まず使用ルールを

子供のスマホ、まず使用ルールを

スマホを操作する子供

進学、進級に絡んで、4月、5月は子供たちのスマートフォンデビューが多くなる時期だろう。30歳くらいの“親世代”は物心がついた時から既にインターネット環境があり、提供される動画などに“子守”をしてもらった経験を持つ人も多くいるだろう。

スマホを使い始める時期が毎年低年齢化している。内閣府が昨年4月、満10歳から満17歳の保護者5000人の調査を行った結果によると、10歳以上の小学生5割、中学生8割が利用していると回答している。

だが、持たせる親にとっては心配事も多い。使い過ぎ、ネット空間での金銭トラブル、ドロドロとした人間関係に巻き込まれるのではないかと、気が気ではないだろう。スマホの使い過ぎで寝不足になる、細かい文字の見過ぎで視力が低下するなど健康上の問題も心配事の一つだ。

いろいろな講演会では「使い始めから家族で使用ルールを決め、親もルールに従う」ということを聞く。使い始めからルールを決めておかないと、後から注意しても、文句が出るだけで従ってくれない、ということだ。

基本となるルールは、使う場所・時間を守る、自分や家族の個人情報、友達の個人情報などの扱いに注意するということ。有害サイトを遮断し、使えるアプリを制限できる機能を使用し、勝手に解除させない、などだという。ルールは決めるだけでなく、守れなかった時の罰則(何日間か使用禁止にするなど)も決めておく必要がある。

スマホは電話だけでなく、ゲームや動画・音楽の視聴のほか、さまざまな検索機能、ニュースの閲覧、調べものなど勉強にも役立ち便利で使い勝手が良いものだ。だが、友達限定で配信した写真がコピーされ、不特定多数にバラまかれるということもある。使い方を誤るととんでもない“しっぺ返し”があることを注意しておかなければならない。

(和)

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