
「日本三大花火大会」の一つで、全国から選ばれた花火師たちが誇りを懸けてその頂点に挑む「第98回全国花火競技大会(大曲(おおまがり)の花火)」が8月29日、秋田県大仙市の雄物川河川敷で開かれ、有料観覧席の10万人と合わせ約70万人の大観衆が光と音の競演に酔いしれた。大曲商工会議所と大仙市の主催。
大雨の被害から復旧した河川敷では、全国で唯一の「昼花火の部」(午後5時10分~)に続き、夜7時から「夜花火の部」がスタート。県内外の27業者が出場し、2発の10号玉と2分30秒間の創造花火を一つのセットとし、完成度や技術・創造性を競った。
課題玉の「10号玉芯入割物(しんいりわりもの)」の部では、難易度の高い五重芯(ごえしん)に挑んだ業者が過去最多の10社に。10号玉は直径320メートルもの大輪を咲かせる。また10号玉自由玉の部では、らせん状に回転する作品に会場から驚きの声が漏れた。

一方、創造花火では赤、青、緑、金などの色と、ドドドドなどの爆音、リズム、立体感など音楽を含めて、どれだけ観客に驚きと感動を与えるかが問われる。競技の合間には企業による豪華な提供花火が観客を楽しませ、合わせて約1万8000発が壮大なドラマを夜空に描いた。
そしてフィナーレは目玉の大会提供花火。「栄光への讃歌」のタイトルで、地元大仙市の花火業者が一年をかけて準備。900メートルもの長さに設置した大小さまざまなスターマインが5分間にわたり2300発を打ち終えると大きな拍手が巻き起こった。
最優秀賞(内閣総理大臣賞)は、昼花火と夜花火の「課題玉」で優勝した小松煙火工業(大仙市内小友)が受賞。創造花火の部では北日本花火興業(大仙市神岡)が優勝した。次回「秋の章」は10月3日に予定されている。








