インターネットを通じて、世界中から参加者が訪れるメタバースイベント「バーチャルマーケット2026 Summer」(HIKKY主催)が開かれている。今回で16回目となる開催で、さまざまな企業・自治体がバーチャル空間上でブースを展開。ゲームなどを通じて自社のPRや顧客開拓に取り組んでいる。26日まで。
企業出展のVR(仮想現実)会場となるバーチャル空間には、「秋葉原」や「ブロードウェイ」をモチーフとした街並みを用意した。24時間いつでも無料で参加でき、アバター姿で街中を歩くように各ブースを訪問できる。HIKKYの担当者は「ユーザーのほとんどは20~30代の若年層。自分事として疑似体験できるメタバースの広告効果に、企業も注目している」と強調した。

総合防災企業である能美防災のブースでは、火災が発生したビルを舞台としたアクションゲームを楽しめる。炎を避けながらビルの最上階を目指し、スプリンクラーを作動させるというゲームだ。硬いイメージのある防災に関心を持ってもらえるよう企画したもので、巨大な火災報知器を鳴らす体験もできる。同社の担当者は「まず防災に触れてもらう入り口をつくることを重視した。防災設備の存在や役割に関心を持ってもらいたい」と説明した。
遊園地「富士急ハイランド」(山梨県)を展開する富士急行は、大型コースターアトラクション「FUJIYAMA」をバーチャル化。実際のコースター上での映像をベースに、大声を出すほど加速していくVRコースターが目玉となっている。バーチャル空間への出展を通じて、これまで来園機会のなかった新たな顧客層を開拓し、実際の来園につなげたい考えだ。

最後の2日間である25、26両日には、メタバースの世界をリアルで体験できるイベント「VketReal 2026 Summer」がベルサール秋葉原(東京都千代田区)で行われる。






