
北朝鮮による日本人の拉致問題を、工作員の視点で描いた漫画『俺Antif@拉致Gameの強制イベントから逃げられません。』(『拉致ゲ』、晩聲社)の出版記念イベントが10日、東京都内で開かれた。特定失踪者問題調査会が主催した。
『拉致ゲ』は、いわゆる「異世界転生」というジャンルの作品で、活動家の男が日本人拉致を実行した工作員に「転生」してしまうところから始まる。北朝鮮への拉致を「ゲーム」として完遂しなければ、命を落とすという異色の内容で、実際の事件や人物がモデルとなっている。
作者の富田安紀子さんは、「若い人に読んでほしくて、『ゲーム』という切り口にしてみた」と制作のいきさつを解説。「いまだ解決していない拉致を漫画にするのは難しかったが、たぶん誰もやったことのないであろう、工作員の仕事として描くという発想の転換があり、やっと漫画になった」と話した。『拉致ゲ』はネットを通じてのみ購入できる。





