
笹川スポーツ財団(SSF)は9日、「子ども・青少年のスポーツライフ・データ2025」の刊行に合わせた記者説明会を東京都内で開き、子供と若者の運動・スポーツ実施頻度が減少傾向にあると発表した。
調査によると、4~11歳では、ほとんど運動しない「非実施群」が4.0%、週にあまり運動しない「低頻度群」が24.2%で、いずれも2年前の前回調査より増加した。
運動する相手では「友だちと」が75.4%で最も多いものの、やや減少。「習いごとやスポーツクラブの仲間と」が58.1%で続き、2012年調査と比べて約12ポイント増加した。
12~21歳では、運動習慣がない「レベル0」が22.5%となり、前回より増えた。運動部活動は中学生で週5日、高校生で週6日の活動が中心で、中学生は活動日数が減る傾向が続いている。
調査を監修した高峰修・明治大学教授は、小学生の運動頻度について「地域、学校、家庭の3領域が関わりながら影響している」と話し、スポーツ系の習いごとや放課後の過ごし方、保護者の期待が特に大きく影響していたと分析した。
「地域で活動の場を確保することや、学校での休み時間の工夫などが運動機会の拡大につながる可能性がある」と期待を示した。ただ、部活動の地域移行や教員の負担、暑さによる外遊びの制限、家庭の経済状況など課題も多いと指摘した。





