奈良地裁で開かれている山上徹也被告の裁判で、「元報道記者」を名乗る裁判傍聴者は31日、安倍晋三元首相の持病だった潰瘍性大腸炎が司法解剖で見つからなかったとする記事をネットに投稿した。
この人物は自身のX(旧ツイッター)に「安倍元首相の解剖医が『潰瘍性大腸炎が見つからなかった』って証言してて、何かこれマスコミにスルーされてるけど、実は最初からそんな病気患っていなかったとかならこれかなりマズい話が法廷で証言されたのでは」と書き込み、潰瘍性大腸炎は「完治するものなのでしょうか」と疑問を呈した。
この記事を受け、安倍氏に批判的なネットユーザーからは「詐病かよ」「嘘をつき続けた男」など、安倍氏の持病を「仮病」と決めつける投稿が相次ぎ、コメント欄が炎上した。
その一方で、医療関係者などは、潰瘍性大腸炎は活動期と寛解期を繰り返す難病のため、肉眼では治ったように見えると指摘。「治療でコントロールできていただけ」「寛解状態なら解剖で異変は認められないのでは」などと指摘。「仮病」は誤解であるとの認識が広がっている。
午後7時半頃、「ミスリーディングを招く」ことを理由に投稿は削除されている。





