トップ社会「世間のイメージ払拭怠る」家庭連合・田中会長 解散命令問うシンポジウム―富山  

「世間のイメージ払拭怠る」家庭連合・田中会長 解散命令問うシンポジウム―富山  

解散命令の不当性について語る田中富広会長(左)=22日、富山市の富山家庭教会(豊田剛撮影)

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会、家庭連合)の田中富広会長は22日、富山市で開かれた公開シンポジウムで講演した。「世の中は『マインドコントロール(洗脳)』『霊感商法』という目で私たちを見ているが、それに対する反論・克服を30年間怠ってきたしっぺ返しを今、受けている」と語り、こうしたイメージを払拭するぐらいの「社会のうねりをつくっていかなければいけなかった」と振り返った。


 解散命令を巡る裁判では現役信者の声が一切無視されていると強調。教団の解散決定後の清算指針に関するパブリックコメントが2649件出されているが、教団が組織的に投稿していないにもかかわらず、信者がネットで展開している主張と似ているという理由で一切無視されていることに疑問を呈した。

 田中会長は、家庭連合はこれまで、世界的な三つの課題①神を否定する共産主義の台頭②宗教界の腐敗③青少年の退廃―を克服するための運動をしてきたと説明。その上で「教団に反省点があるとすれば、世界に向かうエネルギーを国内の身近な地域や親族に注いでこなかったことだ」と述べた。

 シンポジウムは富山県平和大使協議会が主催し、家庭連合富山家庭教会で開催。約270人が参加した。

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