佐喜真氏と桃原氏の一騎打ち濃厚に 宜野湾市長選、9月8日投開票

 松川市長告別式に3000人

松川正則市長の告別式に参列する人々=7月31日、宜野湾市の普天満山神宮寺(読者提供)

7月26日に出張中の東京都内のホテルで亡くなった沖縄県宜野湾市の松川正則市長=享年70=の告別式が31日、同市の普天満山神宮寺で開かれた。

佐喜真淳氏

仲井真弘多元知事や木原稔防衛相、同市内の米軍普天間基地のウィリアム・パカティー司令官などのほか、市民ら約3000人が弔問に参列した。

現職市長の死去に伴う同市長選挙は9月1日告示、8日投開票の日程で行われる。これに先立ち保革それぞれの候補者選考委員会がこのほど開かれた。

桃原功氏

保守系議員らでつくる選考委は元同市長の佐喜真淳氏(59)の擁立を全会一致で決定。一方、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」系議員らによる選考委は同市議の桃原功氏(65)の擁立を決めた。2人は共に要請を受け入れ、出馬を表明しており、選挙戦で一騎打ちとなる構図が濃厚となった。

佐喜真氏は市議、県議を経て2012年に宜野湾市長に初当選。2期目途中に辞職し18年と22年の知事選に立候補するも、「オール沖縄」の玉城氏に敗れた。一方、桃原氏は1997年の同市議選で初当選して以来、現在8期目。

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