中国、尖閣領空で海自に「退去勧告」 日中対立強まるおそれ

中国海警船(前方に機関砲のようなものを搭載)(海上保安庁提供)

沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺の領海や接続水域に侵入を繰り返している中国海警局の艦船が今年に入り、周辺の領空を飛行中の海上自衛隊機に対して、複数回にわたり退去勧告を行っていたことがこのほど分かった。

中国の習近平国家主席は昨年11月、海警局の司令部を視察した際、尖閣について「我が国の領土主権と海洋を固く守り抜かなくてはならない」と発言し、海警局の任務を強化するとしていた。今回は、これらの指示を受けた措置の一環であるとみられる。

これに対し日本政府は外交ルートを通じて中国政府に抗議したというが、公表は見送った。

尖閣周辺では、海警局の艦船が日本漁船を追尾する形での領海侵入が頻発しており、昨年1年間の接続水域内での同艦船の確認日数は352日に上っている。さらに、昨年7月以降、尖閣周辺の排他的経済水域(EEZ)内に中国のものとみられる大型の「海洋ブイ」が勝手に設置されていた問題も波紋を呼んでおり、尖閣をめぐる日中間の対立が一層強まることが懸念される。

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