防衛省はこのほど、領空侵犯の恐れがある航空機に対する自衛隊の緊急発進(スクランブル)が、2022年度第1四半期(4~6月)は前年度同期より93回増の235回に達したと発表した。
中国機に対する緊急発進回数は77回増加し171回と大幅に上回った。またロシア軍機に対する緊急発進も10回増の58回と増加傾向が見られる。(川瀬裕也)
一方、第11管区海上保安本部(沖縄県那覇市)は16日、石垣市の尖閣諸島周辺の領海外側の接続水域に中国海警局の「海警」3隻がとどまっていると発表した。
3隻は、機関砲らしきものを搭載した「海警2103」と、「海警2502」「海警2102」で、午後3時現在、大正島の北約35㌔付近および、久場島の北約32㌔付近を航行している。(沖縄支局)