世界日報 Web版

改憲議論進める国民の審判


安倍首相、勝利に満面の笑み

 与党の改選過半数(63議席)確保が注目された参院選。報道各社の開票速報で自公が63議席を上回る見通しが報じられ、当選確実のバラを付ける安倍晋三首相(自民総裁)は満面に笑みを浮かべた。

岸田文雄政調会長と加藤勝信総務会長

モニターで情勢を見る岸田文雄政調会長と加藤勝信総務会長=21日夜、東京・永田町の自民党本部(森啓造撮影)

 東京・永田町の自民党開票センターには大勢の報道陣が詰めかけ、午後8時の開票速報を待った。数分前には二階俊博幹事長ら幹部が会場入り。報道各社が一斉に「自民優勢」を報じると、2017年の衆院選よりリラックスした表情で各社の取材に対応した。

 この中で二階氏は開票速報に対し「安定・安心の政治が評価されたと思う。安倍首相への期待が現れている」と強調。また、甘利明選対委員長は憲法改正について「野党も含めて共に議論すべき。多数の議席を獲得して押し通そうというものではない」と述べた。

 午後9時45分ころ、安倍首相が姿を現し、安堵の表情ともとれる笑みを浮かべながら、当選確実の候補者に赤いバラを付けていった。直後に青森の当選確実が速報され、福島のみだった東北の当確が増えたことでどよめきが起こり、首相も笑顔を報道陣に向けた。

 首相は報道各社に対し「今回は安定の政治か混乱の政治かを選ぶ選挙で、責務は過半数だった。あくまで国会で議論をして改憲派3分の2を目指す。過半数は(改憲)議論を前に進めるという国民の審判だ」と語った。