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日米首脳会談、令和の時代も蜜月関係維持を


 安倍晋三首相は26日午後、ホワイトハウスで日米首脳会談に臨んだ。日米首脳会談はトランプ政権発足後10回目。会談には事前に現地入りした麻生太郎副総理・財務相と茂木敏充経済財政・再生相が同席した。

異例の厚遇見せた米

 同日夜はホワイトハウス2階のプライベートダイニングルームでトランプ米大統領夫人のメラニアさんの49歳の誕生会に臨んだほか、翌27日はトランプ氏との4回目となるゴルフも予定する。異例の厚遇と言って差し支えない。

 首相の訪米は2018年9月の国連総会以来、7カ月ぶり。トランプ氏は5月に、新天皇に即位された皇太子殿下と最初に会見する国賓として、6月には20カ国・地域(G20)大阪首脳会議(サミット)出席のため、それぞれ来日を予定しており、3カ月連続の首脳会談となる。前例のない頻度だ。

 大統領は首脳会談の冒頭で「日本との貿易交渉は順調に進んでいる。とてもすばらしい長期的な貿易協定を結べる可能性がある」と指摘。首相は「トランプ政権ができて以降、日本の企業は米国に230億㌦の投資をした。4万3000人の雇用を生み出した。いずれも国別で世界一の数字だ」とし、日本の米経済への貢献をアピール。「両国が利益を得られるようなかたちで経済が発展するよう貿易交渉を進めたい」と語った。

 会談後、首相は記者団に対し、2月の米朝首脳会談について大統領から改めて説明を受け、非核化に対する日米の役割について時間を割いて議論し、今後の進め方について相当、突っ込んだ協議をしたと語った。「日本としても朝鮮半島の非核化に向けて積極的な役割を果たす決意だ」と述べた。

 北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向けて、大統領が「全面的に協力する」という力強い言葉があったことを明らかにした。そして、「ハノイでの米朝首脳会談について今回、より詳しい説明を伺った。次は私自身が金正恩朝鮮労働党委員長と向き合い、解決する」と決意を語った。

 首相は会談冒頭で、G20大阪サミットについて「成功に向けて、トランプ大統領とも連携し協力していきたい」と呼び掛け、合意形成に向け緊密に協力することを申し合わせた。日本としては初めてのG20の議長国。G20サミットの成功には米国との連携は不可欠だ。

 安倍外交の神髄は、80近くにも及ぶ国・地域を訪問した地球36周に及ぶ「地球を俯瞰する外交」だ。G20大阪サミットは外交の積み重ねの上に、各国首脳と築き上げた信頼関係の結実としなければならない。

連携強化を図る場に

 一方、日米首脳会談は日米首脳同士の親密さを世界にアピールし、強固な日米同盟の下に連携強化を図る場となった。首相は「大統領夫妻の訪問は令和時代も日米同盟は揺るがず、国際社会のさまざまな課題にともに取り組んでいくという強いメッセージを発信していくことになる」と強調した。日米同盟の強固な絆を示し、5月、6月の首脳会談に弾みをつけなければならない。