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中国が台湾首相らに制裁


「独立分子」 生涯責任追及

台湾の蘇貞昌行政院長(首相)=2020年10月、台北(EPA時事)

 中国政府は5日、「頑迷な台湾独立分子」をリスト化し、本人や家族の入国禁止など制裁を科す方針を明らかにした。国営新華社通信が国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官の談話として伝えた。朱氏は、蘇貞昌行政院長(首相)、游錫堃立法院長(国会議長)、呉釗燮外交部長(外相)の3氏を名指しし、「法に基づき刑事責任を生涯追及する」とも強調した。

 台湾には、欧州連合(EU)欧州議会の代表団が3~5日に訪れ、蔡英文総統らと会談。欧州との関係強化を図る台湾をけん制する狙いがあるとみられる。朱氏は蘇氏ら3人を「外部勢力と結託して国家を分裂させ、両岸(中台)関係を破壊した」と批判した。リストの全容や制裁の発動時期には言及していない。

 これに対し、台湾で対中政策を所管する大陸委員会は談話を発表し「専制・権威主義的などう喝を受け入れない。われわれの民主・自由を破壊し、対立や不安をつくり出そうとするなら、必要な対抗措置を取る」と反発した。

(北京時事)