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香港、検閲恐れる映画界


香港映画業界で活躍した人物をたたえるために建造された香港の尖沙咀(チムサーチョイ)にあるアベニュー・オブ・スターズ(深川耕治撮影)

 香港映画と言えば、70年代のブルース・リー、80年代のジャッキー・チェンを輩出したカンフー映画、王家衛(ウォン・カーウァイ)監督作品、周星馳(チャウ・シンチー)監督作品のような徹底した娯楽映画などで特異かつ自由な映画制作が魅力だった。

 英国領時代の自由な商業主義、痛快娯楽を追求できる香港映画黄金期が過ぎ去り、1997年の中国返還後、香港映画は衰退した。返還前、「映画制作の自由」に規制がかかるのではないかとの懸念が広がり、ジョン・ウー監督ら実力派の映画人は米ハリウッドなどに進出。有能な人材流出の穴を埋める若手が資金難で育たないのが要因だった。


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