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「感謝で涙が止まらない。有終の美を飾れた」


福岡・博多座で北島三郎さん座長公演に終止符

「感謝で涙が止まらない。有終の美を飾れた」

46年間にわたる座長公演に幕を下ろし、涙にむせぶ北島三郎さん=29日午後、福岡市博多区の博多座

 演歌歌手の北島三郎さん(78)の舞台公演が29日、福岡・博多座で千秋楽を迎え、1968年以来続けてきた座長公演に終止符を打った。北島さんは「感謝で涙が止まらない。有終の美を飾れた」とあいさつし、会場は拍手と「サブちゃん」の掛け声に包まれた。

 親子の絆と義理人情を描く「国定忠治」と歌謡ショーの2本立て。恒例のフィナーレの「まつり」では、電飾がきらめき、一座が総出演で踊る中、巨大かぶとと金のしゃちほこの山車に乗って登場し、大喝采を浴びながら歌い上げた。

 北島さんはまた、長年舞台を支え、昨年7月に亡くなった弟の大野拓克さんの遺影を取り出し、「せめて最後だけは見てもらいたかった」と涙をこらえながら話した。

 報道陣の取材に北島さんは「これからは出発だ。もう一つ、もう1段変わった形で頑張っていきたい」と、今後も歌い続ける意欲を語った。