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NYで観光誘致「HOKURIKU」に来てね


北陸新幹線の開業を控え、日本総領事公邸で

NYで観光誘致「HOKURIKU」に来てね

北陸新幹線開業を来年3月に控え、観光誘致イベントの会場で展示された新幹線の模型を眺める参加者=19日、ニューヨーク(時事)

 「HOKURIKU」に来てね-。北陸新幹線の長野-金沢間が来年3月14日に延伸開業するのを契機に北信越の観光地を米国人に訪れてもらおうと、地域の魅力を伝えるイベントが19日、ニューヨークの日本総領事公邸で開かれた。

 イベントは日本政府観光局(JNTO)が企画、米国の旅行業界やメディア関係者約50人が参加した。公邸では長野県など沿線の映像が流され、参加者には地域料理や地酒も振る舞われた。

 最近現地を訪れた米国人ジャーナリストの2人が、世界遺産の合掌造り集落で知られる白川郷(岐阜)と五箇山(富山)、米国でも人気の太鼓芸能集団「鼓童」が拠点を置く佐渡(新潟)など新幹線を使ったアクセスが容易な沿線の観光地での体験を語った。報道写真で知られるEPA通信の元日本支局長エバレット・ブラウン氏は、金沢の観光名所である兼六園について「庭が好きなら必須の場所だ」と強調した。

 米国人にとって京都や大阪など東海道新幹線が通る観光地に比べ、北陸の知名度はまだ低く、開拓余地は大きい。観光客誘致には円安の追い風も吹く。JNTOニューヨーク事務所の田中由紀所長は「豊富な海の幸や伝統文化など米国人にとって魅力的な観光資源が豊かで、大きな可能性を秘めている」と語った。(ニューヨーク時事)