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捜査員が呼びかけ「人のために働く犬を大切に」


板橋区の「東京家畜博愛院」で警視庁が警察犬慰霊祭

捜査員が呼びかけ「人のために働く犬を大切に」

警察犬慰霊祭に参列し、慰霊碑を前に敬礼する警視庁鑑識課の捜査員ら=23日、東京都板橋区

 警視庁の犯罪捜査などに従事した警察犬の慰霊祭が23日、東京都板橋区の「東京家畜博愛院」で行われた。鑑識課の捜査員ら28人が警察犬慰霊碑に手を合わせ、参列者らに「人のために働く犬を大切に」と呼び掛けた。

 慰霊祭は1968年から、毎年春と秋の年2回営まれている。今回は、春以降に死んだ警察犬2頭と警備犬1頭の名前が新たに慰霊碑に刻まれ、計219頭に祈りがささげられた。

 今年4月に8歳で死んだ「スペシャル号」は、警視庁初の血液捜索犬だった。殺人や強盗致傷などの事件現場に計17回出動。残された犯人の血液を追跡し、逃走経路の判明に貢献するなど活躍した。

 釣宏志鑑識課長は「7月に埼玉で盲導犬が傷つけられる事件があり、残念に思った。慰霊祭をきっかけに、人のために働く犬に感謝の気持ちを持ってもらえれば」と話した。