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袴田巌さん、拘禁症状は変わらず


外国特派員協会で姉秀子さん「気長に見守りたい」

袴田巌さん、拘禁症状は変わらず

 1966年の「袴田事件」で死刑が確定したが、静岡地裁で再審開始が認められ、釈放された袴田巌さん(78)の姉秀子さん(81)が9日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、袴田さんについて「自由になった認識はあるが、おかしい行動もとる。気長に見守りたい」と語った。

 東京都内で入院中の袴田さんは、面会に訪れた秀子さんが姉だと認識できないこともあり、気分にむらがあるという。「(拘置所にいた時と)相変わらず同じ状態。拘禁症状が激しいと感じている」と述べた。

 会見に同席した弁護団長の西嶋勝彦弁護士は「死刑廃止を正面から議論する時期に来ているのではないか」と指摘した。