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台湾の蔡英文総統、民主陣営の連帯を呼び掛け


国際フォーラムで訴え、「台湾は民主主義防衛の最前線」

台湾の蔡英文総統、民主陣営の連帯を呼び掛け

2日、台北で開催された国際フォーラムであいさつする台湾の蔡英文総統(総統府提供・時事)

 台湾の蔡英文総統は2日、台北で開催された国際フォーラムで「権威主義が(世界で)拡張を続けている」と厳しい現状認識を示した。強権的な色彩を強める中国やロシアを念頭に「フォーラムに参加している国はどこも民主グループの重要なメンバーだ。確固たる陣営を構築し、民主主義を強固なものにしていくことが目標だ」と連帯を呼び掛けた。

 蔡氏は「民主主義防衛の最前線に台湾はいる」と指摘。「世界各国と経験を分かち合い、民主主義陣営のすべての仲間と、自由、民主という価値観を守っていきたい」と訴えた。

 「開かれた国会」をテーマにした同フォーラムは、台湾外交部(外務省)や全米民主研究所(NDI)の共催で2日に始まった。旧ソ連から独立したバルト3国、メキシコ、台湾が外交関係を結ぶ中米ベリーズの計5カ国から国会議員や議長計12人が台湾に招かれた。

 日本など計15カ国の政治家らもオンラインで参加。安倍晋三元首相や米国のペロシ下院議長は書面で祝辞を寄せた。フォーラムは3日まで。(台北時事)