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オランダ遠征1分け1敗、もがく新生なでしこ


歴然だった海外組と国内組の差、求められる個々の成長

オランダ遠征1分け1敗、もがく新生なでしこ

オランダ戦に途中出場し、攻撃を活性化させたなでしこジャパンの岩渕(左)=11月29日、オランダ・ハーグ©JFA

 サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)は、池田監督体制の初陣となった11月のオランダ遠征を1分け1敗で終えた。25日のアイスランド戦は0-2で敗れ、29日には主力不在のオランダと0-0で引き分け。収穫があった一方、もがく新生なでしこの現状も浮かび上がった。

 2試合とも中盤で先発起用された22歳の長野(マイナビ仙台)はボールを「奪う」コンセプトを体現。池田監督が率いた2018年U20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)優勝メンバーの一人で、新チームの中心選手として期待を感じさせた。新たな顔ぶれを試した指揮官は「一つの物差しに沿ったプレーができることが分かったのは収穫」と語った。

 歴然だったのは海外組と国内組の差。先発7人を変更して臨んだオランダ戦ではエース岩渕(アーセナル)が前半途中から出場。目に見えて背後を突く動きが増えた。「このチームで世界一を目指していると言うにはまだ早い」と岩渕。WEリーグの発展は底上げに不可欠だが、同時に選手がどれだけ厳しい環境で成長できるかも今後のテーマになりそうだ。

 来年1~2月に控える2023年女子W杯予選を兼ねるアジア・カップ(インド)に向け、強化を進める。池田監督は新戦力の招集を示唆した上で、さらなる意識改革を求めた。個々が日常をどう変えていくかが問われている。(ハーグ(オランダ)時事)