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中村哲医師殺害2年、「アフガンを見捨てない」


長年アフガンの復興を支援、「ペシャワール会」が追悼式

中村哲医師殺害2年、「アフガンを見捨てない」

アフガニスタンで医師中村哲さんが襲撃され死亡してから2年になるのを前に行われた追悼式=27日午後、福岡市

 アフガニスタンで長年、医療活動などの復興支援に携わってきたNGO「ペシャワール会」(福岡市)の医師中村哲さん=当時(73)=が現地で襲撃され死亡してから12月4日で2年。同市内で27日に追悼式が営まれ、村上優会長は「どのような政権、状況になろうともアフガニスタンを見捨てず、現地の事業を続ける」と訴えた。

 追悼式には会員ら約250人が出席。オンラインでも式の様子が中継された。現地スタッフから哀悼の意を示すビデオメッセージが寄せられ、最後は中村さんが残した言葉を朗読して締めくくった。

 アフガンではイスラム主義組織タリバンが再び権力を掌握。ペシャワール会が支援する団体は現地での活動を一時休止したが、現在は再開したという。長女の秋子さんは追悼式後に取材に応じ、「活動が続いていることが大きな慰めになるし、父を感じることもできる」と語った。