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JAXA、13年ぶりに宇宙飛行士の募集開始


文系にも門戸、選ばれれば日本人初の月面着陸の可能性も

JAXA、13年ぶりに宇宙飛行士の募集開始

13年ぶりとなる宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士募集のロゴマークを前にポーズを取る宇宙飛行士の油井亀美也さん=18日午後、文部科学省

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、13年ぶりとなる宇宙飛行士の募集を開始した。約1年をかけて「若干名」を選抜し、最終結果は2023年2月に発表される。日本が参加を表明した国際月探査計画を視野に入れたもので、選ばれた飛行士候補は、日本人初の月面着陸を果たす可能性もある。

 JAXAの宇宙飛行士募集は、08年以来13年ぶり6回目。今後、5年に1度程度の頻度で募集を行う。

 過去の募集では、自然科学系の4年制大学卒業以上の学歴と3年以上の実務経験などが応募要件だったが、JAXAは今回、多様な人材の応募を促すため学歴要件を撤廃。専門分野や職種を問わず、3年以上の実務経験を要件とした。文系にも門戸を開いた形だが、自然科学系の知識や素養は選抜試験で確認する。

 前回158センチ以上だった身長の下限も、149・5センチ以上に緩和。JAXAは、これまで1割程度だった女性応募者を約3割まで増やしたいとしている。

 申し込みは12月20日から来年3月4日まで。JAXAは12月1日に、オンラインで説明会を行う。

 約1年をかけて書類選考と4段階の試験や医学検査などを行い、選ばれた宇宙飛行士候補者は、23年4月にJAXAへ入り、主に国内で約2年間の基礎訓練を受けた後、25年3月にJAXA宇宙飛行士として認定される。

 前回募集で選抜された油井亀美也さん(51)は「間口を広げたことで、今までなかったような光る才能を持った人に宇宙開発に参入してもらいたい」と話した。