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京王線刺傷容疑者、2週間前にオイルを購入


上京後に道具調達本格化か、借金繰り返しホテル暮らし

京王線刺傷容疑者、2週間前にオイルを購入

警視庁調布署から送検される服部恭太容疑者(左)=2日午前、東京都調布市

京王線刺傷容疑者、2週間前にオイルを購入

事件当日の服部容疑者の足取り

 東京都調布市を走行中の京王線車内で乗客17人がナイフで刺されるなどした事件で、殺人未遂容疑で逮捕された住所、職業不詳服部恭太容疑者(24)が、襲撃に使ったとみられるライター用オイルを事件の約2週間前、都内の専門店で購入していたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 同容疑者は「インターネットで専門店を調べた」などと供述。警視庁調布署捜査本部は、約1カ月前に上京して以降、襲撃道具の調達を本格化させたとみて調べる。

 捜査関係者によると、服部容疑者は10月16日午前、台東区上野の専門店で350ミリリットル入りライター用オイル10缶を購入した。「たくさん購入すると怪しまれるので、コンビニでも少しずつ購入した」と話しており、事件当日、2リットルと500ミリリットルのペットボトル計5本にオイルを入れ、車両に持ち込んだとみられる。

 捜査本部は襲撃に使ったスプレー缶や、「事件のために新宿で購入した」という人気映画「バットマン」シリーズの悪役「ジョーカー」に似た洋服も、上京後に用意したとみている。

 服部容疑者は7月ごろ地元福岡県を離れて以降、消費者金融で借金を繰り返しつつ、ホテル暮らしを続けており、「どうせ死刑になるから借りられるだけ借りた」という趣旨の話をしている。

 捜査本部は2日、服部容疑者の滞在先の八王子市のホテルを家宅捜索した。同容疑者は「(事件後ホテルに)戻るつもりはなかった」と供述しているという。

 事件は10月31日午後8時ごろ、京王八王子発新宿行き特急電車内で発生。右胸を刺された乗客の男性会社員(72)が意識不明の重体となったほか、16人が煙を吸うなどしてけがをした。